本研究会は、日本が主導するインド太平洋構想の実体化とともに、激化する米中覇権競争に対して、日本としていかに効果的に対応・協力すべきなのか、更なる「地経学」の新しい地平を拓くべく研究を行うものである。
以上の目的を達成するべく、本研究会は、以下のメンバーを中心に、調査・研究活動を実施している。
メンバー構成
- 主査
寺田 貴
JFIR上席研究員/同志社大学教授
- 顧問
河合 正弘
JFIR上席研究員/東京大学名誉教授
- メンバー
伊藤 さゆり
ニッセイ基礎研究所研究理事
岡部 みどり
上智大学教授
兼原 信克
JFIR上席研究員/同志社大学特別客員教授/前国家安全保障局次長
久野 新
亜細亜大学教授
櫻川 昌哉
慶応義塾大学教授
益尾知佐子
九州大学准教授
本研究会の紹介
経済的手段を通じた新たな政治経済秩序の形成~なぜ「地経学」が注目されるのか
渡辺まゆ理事長と本研究会の寺田貴主査(同志社大学教授)が米中対立を地理学と経済学のハイブリッド、すなわち地経学の観点から語ります。
コメンタリー
【2022年度】
【2021年度】
活動日誌
【2022年度】

2022年10月19日
「米中覇権競争とインド太平洋地経学」研究会 第5回定例研究会合
久野新メンバーより「有事の際の⽇系企業の撤退に関する諸課題―ロシアの事例を踏まえて」をテーマに報告がされ、参加者との間で自由討議が行われた。

2022年5月18日
「米中覇権競争とインド太平洋地経学」研究会
第2回定例研究会合
寺田主査から本研究会の成果報告について提案が行われ、メンバーとの間で自由討議がなされた。
【2021年度】

2021年12月9日
公開ウェビナー「地経学的視点から見たインド太平洋地域における日印協力ー制度化を中心にー
インド・オブザーバー・リサーチ財団(ORF)との共催で、「QUADにおける日印の地経学的戦略の特徴と展望」および「望ましいFOIP形成とは―地経学的観点から」の2つのセッションにて、日印双方から基調報告を受けた後、全体協議を行った。

2021年11月26日
「米中覇権競争とインド太平洋地経学」研究会
第6回定例研究会合
櫻川昌哉メンバーより「中国経済停滞とインド太平洋地域への影響」をテーマに報告がされ、メンバー間で自由討議がされた。
メモ

2021年9月30日
「米中覇権競争とインド太平洋地経学」研究会
第5回定例研究会合
オランダ国際関係研究所のマイカ・オカノ=ハイマンス上席研究員より「EUの地経学とインド太平洋地域への示唆」をテーマに報告が行われ、その後出席者との間で自由討議がなされた。

2021年7月7日
「米中覇権競争とインド太平洋地経学」研究会
第3回定例研究会合
伊藤研究主幹による今年度の研究計画の説明後、寺田主査及び各メンバーによる今年度の研究テーマの報告がなされ、そのうえで出席者との間で今後の研究についての意見交換がなされた。
【2020年度】

2021年1月28日
「米中覇権競争とインド太平洋地経学」研究会
第5回定例研究会合
久野新メンバーより「経済制裁の経済学:地経学へのインプリケーション」をテーマに報告が行われ、その後、出席者との間で自由討論がなされた。

2020年12月23日
「米中覇権競争とインド太平洋地経学」研究会
第4回定例研究会合
兼原信克メンバーより「地経学を考えるとはどういうことか」をテーマに報告が行われ、その後、出席者との間で自由討論がなされた。

2020年10月9日
「米中覇権競争とインド太平洋地経学」研究会
第3回定例研究会合
櫻川昌哉メンバーより「通貨覇権の政治経済学」をテーマに報告が行われ、その後、出席者との間で自由討論がなされた。

2020年9月4日
「米中覇権競争とインド太平洋地経学」研究会
第2回定例研究会合
寺田貴主査より「地経学とは何か」をテーマに報告が行われ、その後出席者との間で自由討論がなされた。

2020年6月29日
第1回定例研究会合
寺田貴主査より本研究会の概要説明などが行われ、その後出席者との間で意見交換がなされた。