公益財団法人日本国際フォーラム

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e-論壇百花斉放

JFIR主催 / GFJ連携 / CEAC連携 / WSD後援


朝鮮半島の非核化を問い直す

はじめに  北朝鮮外務省の報道官は6月14日、国営の朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、日米および米韓の安全保障協議において確認された北朝鮮の非核化方針を強く非難した。同談話は、「敵国の核脅威を核をもって統制、管理しようとする決意」を表明するとともに、「非核化は最終的に逆戻りさせられない終結した事案である」と主張した。 この談話が反論の対象としているのは、6月11日に開催された米韓核協議グループ

久保 有志

国際公務員

経営数学の視点からみる日本・英国・豪州の事業発展可能性 ―市場規模・成長性・国際性を中心として―

1.はじめに  筆者は英国及び豪州の学会において、現代の事業経営に係る経済域(Economic Area)の研究を重ねてきた。特に、グローバル化の進展に伴う市場統合、知識産業の国際化、専門職資格制度の相互承認及び人的資本の国際移動が、企業経営に与える影響について継続的に考察してきた。その研究過程において、従来の国家単位による市場分析だけでは、現代企業の成長可能性を十分に説明できないという課題意識

入門 貴男

小田原短期大学准教授

ガザ和平計画の停滞―問われるイスラエルとハマス双方の政治的意思

 6月1日付のワシントン・ポスト紙は、トランプ政権が主導するガザ和平計画が停滞状態に陥っていると報じた。同計画は、2025年9月に米国政府が公表した「ガザ紛争終結のための包括的計画」であり、イスラエル・ハマス間の戦闘終結、ハマスの武装解除、そしてガザの復興・再建を一体的に進めることを目的とする20項目の和平構想である。計画の第1段階である停戦と人質解放は既に実現した。しかし、第2段階として構想され

久保 有志

国際公務員

核抑止の相対化 ―通常戦力による補完可能性をめぐる考察―

はじめに  日本の安全保障関連文書において、核の脅威に対抗する手段として米国の拡大核抑止が「不可欠」であると位置付けられるようになって久しい。とりわけ、中国や北朝鮮による核戦力の量的・質的拡大が進展し、日本が「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境」に直面しているとされる今日、米国による拡大核抑止の重要性は政策論議において一層強調されている。  しかし近年、高度な通常戦力が核抑止への依存を低減し得る

久保 有志

国際公務員

イスラム革命の思想

 イランのモサデク首相は、イギリス資本に支配されていた石油利権の国有化を断行した。1953年、軍部によるクーデターでモサデク政権は崩壊した。このクーデターは、石油利権の支配を狙うCIAとMI6が計画・実行したものである。国外に亡命していたパーレビ2世が権力を回復し、米国の後ろ盾を得て専制的な親米体制を確立した。石油収入を背景に「白色革命」と呼ばれる近代化・西欧化政策を推進するが、貧富の拡大や伝統的

村上 裕康

ITコンサルタント

民主制の名を借りた専制もある現代

 「トランプ米大統領の中国訪問に続き、北京の人民大会堂で中ロ首脳会談が行われるとすれば、ロシアのプーチン専用車であるドイツのメルセデス・マイバッハが人民大会堂のどの位置に停車するか」見ものである---と前回書いたが、そのプーチン大統領の到着模様は、日本のテレビ映像でも瞬間的だが見えた。トランプ米大統領専用車と大差ない位置から降車したプーチン氏は、コンクリ路面から人民大会堂の正面階段の赤い絨毯の先端

山田 禎介

国際問題ジャーナリスト

最近の活動報告


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日本国際フォーラム ( JFIR ) とは

日本国際フォーラムは、市民社会の側から、つまり民間・非営利・独立・超党派の立場から、会員および市民の参加を得て、外交・国際問題について研究・討論・交流・提言等の活動を促し、もって内外の世論の啓発に努めることを目的としますが、それ自体が組織として特定の政策上の立場を支持し、もしくは排斥することはありません。

特定の提言の内容について責任を有するのは、あくまでもその提言に署名した者に限られます。日本国際フォーラムは、1987年3月に財団法人として設立されましたが、2011年4月以降は、内閣総理大臣からその活動の公益性を認められて、公益財団法人に移行しました。