中国は、多くの分野で世界を主導する科学技術力を有している。しかし、中国の強みは研究開発力そのものにとどまらない。近年では、国家主導で開発した先端技術を迅速に製品化・産業化し、これを市場やインフラへ展開することで、国際標準や新たなルール・規範形成における影響力を強めている。中国は、技術力による国際秩序の「実装」を急速に展開しつつある。
本研究会では、こうした問題意識を背景に、中国が海洋、宇宙、デジタルといった新領域技術において、国家主導のもとで、いかに新技術を産業・市場・インフラへと展開し、それを国際標準やルール形成へと結び付けているのか、その実態を解明する。その上で、中国による技術・産業・制度・秩序を一体的に展開する取り組みが、グローバル・サウスをはじめとする各国にどのように受容されているのかを分析し、こうした動きが国際秩序全体にどのような変容をもたらしているのかを考察する。
以上の目的を達成するべく、本研究会は以下のメンバーを中心に調査・研究活動を実施している。
メンバー構成
活動日誌
【2026年度】

2026年6月5日
中国の海洋進出と地域秩序をめぐる国際ワークショップを開催
来日したイェレリ准教授(JNU)およびキム准教授(BSoG)より、掲載テーマに基づき報告が行われた。

2026年6月5日
第1回定例研究会合
益尾知佐子主査の挨拶後、伊藤和歌子研究主幹より研究会概要説明が行われ、メンバー間で今後の進め方などについて意見交換がなされた。






