既存の国際秩序の基調たる「リベラル・グローバリズム」が、中国等の新興国が推進する「非リベラル・ グローバリズム」の挑戦を受けるようになり、さらにAI・サイバーなどの未踏の「テクノ・グローバリズム」が人類社会を根底から変容させつつある。かくして、21世紀世界は「多元的グローバリズム時代」というべき時代に突入したといえる。
日本をはじめとする先進国は、自らが掲げる普遍的価値を引き続き遵守しつつ、新興国の生み出す経済的ダイナミズムをいかに効果的に包摂するべきか、という世界史的次元の課題に直面している。
こうした問題意識の下、当フォーラムは2020年度より3年にわたり、下記7つの研究会からなる大型研究プロジェクト「『多元的グローバリズム』時代の日本の総合外交戦略」を始動した。研究会の活動の詳細については、各研究会特設ページを参照されたい。本ページでは、研究会の枠を超えた活動について紹介する。
研究会1 「インド太平洋時代のチャイナ・リスクとチャイナ・オポチュニティ 」
研究会2 「ユーラシア・ダイナミズムと日本外交」*
研究会3 「米中覇権競争とインド太平洋地経学」
研究会4 「海洋世論の創出~海洋秩序構築の多面的展開~」
研究会5 「中国の対外行動分析枠組みの構築」
研究会6 「ロシアの論理と日本の対露戦略」
研究会7 「日本のハイブリッドパワー戦略」