
北村美和子(工学博士)は、東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)特任研究員を経て、現在は東北大学スタートアップ・インキュベーションセンター特任准教授として勤務しています。専門はインクルーシブ社会構築で、ジェンダー、リスクコミュニケーション、高齢者介護、障害者支援など、社会的弱者の視点に立った防災研究に取り組んでいます。2011年の東日本大震災でのボランティア経験をきっかけに、災害時の避難行動やジェンダーの多様性に関心を持ち、研究を開始しました。2024年9月からは米国笹川平和財団のシニアフェロー(Non resident)としても活動し、国際的な防災政策にも貢献しています。国内外のワークショップやシンポジウムで積極的に研究成果を発表し、社会課題の中でのジェンダー平等と包摂的支援の実現を目指しています。