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2006-11-07 10:48
原子力記者から核の専門家へ
今井隆吉
世界平和研究所研究顧問
日本国際フォーラムの政策掲示板「百花斉放」にこれからときどき投稿したいと思っている。今回は第1回なので、少し自己紹介をかねて、古い話をしたいと思う。
「――『原子の火』日本に初めてともる、けさ東海村で――」1957年8月27日、東京朝日新聞朝刊一面トップの大見出しである。広島に原爆が落とされ...
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2006-11-06 11:24
規制緩和と結果責任
大藏雄之助
評論家
欧米諸国と日本との考え方の違いの一つとして、よく機会の平等を求めるか結果の平等を重視するかということが言われるが、これを別の面から見ると、入り口と出口のどちらで物事をコントロールするかということだ。
周知の通り、わが国では学校でも会社でも入るときの競争は厳しいが、入ってしまえばその後は大し...
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2006-11-03 10:32
北朝鮮の核実験について思う
堂之脇光朗
日本紛争予防センター理事長
北朝鮮が「核実験成功」と発表した。筆舌に尽くし難い核兵器の惨禍を体験したわが国は半世紀以上にわたり国連その他の場で率先して核実験の停止を訴え、核軍縮の推進を訴えてきた。同盟国の米国に対しても遠慮はしなかった。それだけに、今回の隣国北朝鮮の暴挙を断じて許すわけにはいかず、核兵器保有を断念させるよう全...
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2006-11-01 12:55
「更新」された脅威と核危機
佐々木秀典
大学院生
10月初旬に北朝鮮により行われた核実験から半月が経ち、国際社会は北朝鮮が核実験を行ったか否かという現状分析から、行われた核実験に対していかなる対処をすべきかという点に議論の軸足が移ってきている。これに対しては、様々な識者の意見が展開されており、筆者の愚見が及ぶところではない。それにも関わらず、敢え...
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2006-10-30 16:20
北朝鮮核実験に続くものは「世界の分極化」?
角田勝彦
団体役員
船舶検査を含む経済制裁を定めた北朝鮮制裁決議1718が10月9日核実験実施発表からわずか6日の14日に国連安保理により全会一致で採択されてから、日本(輸入禁止、船舶入港禁止、入国禁止の独自の制裁措置)、米(北朝鮮不拡散法含む)を始めとして世界的に厳しい制裁が実施されてきている。19日の中国唐家璇国...
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2006-10-28 10:27
潘基文韓国外交通商相の国連事務総長就任を祝す
吉田康彦
大阪経済法科大学客員教授
韓国の潘基文外交通商相の次期国連事務総長就任が正式に決まった。アジアからはビルマ(現ミャンマー)のウタント氏いらい35年ぶり、しかも東アジアの政治家が国連トップの座に就くのは初めてだ。何よりも、分断国家の一方の当事国で、しかも米国と同盟関係にある親米国家から国連事務総長が出るなど、冷戦期には思いも...
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2006-10-28 00:19
台湾のためにも、日中関係を悪化させるべきではない
須賀建文
語学教師
『日本国際フォーラム会報』2005年秋季号「羅針盤」欄に掲載されている澤英武先生のエッセイ「密かなる台湾戦略を」を拝読いたしました。私自身は、1997年から2000年までの間、国立台湾大学日本総合研究センターにて当時法学院長の許介鱗先生のご指導の下戦後台湾史と台湾500年史を学びました。また母や叔...
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2006-10-25 11:52
大人になれない日本のマスメディア
内田忠男
名古屋外大教授
中川昭一・自民党政調会長の核兵器研究発言を巡るメデイアの不見識を咎められた田久保忠衛、伊藤憲一両氏のご意見に全面同意するとともに、日本の大人になれないマスメディアの有り様に改めて慨嘆せざるを得ない。
世界で唯一の核兵器被災国として、日本が全世界に向けて核兵器の廃絶を叫ぶことは当然すぎるほど...
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2006-10-23 11:14
北朝鮮の核実験と日本の核武装
大藏雄之助
評論家
北朝鮮の核実験にともない日本と韓国が核武装に踏み切るのではないかという観測が高まり、日本国内でもその必要性を説く議論がある。
第二次イラク戦争前、危険緊急度は北朝鮮の方が大きかったが、イラク制裁に関してはすでに国連の同意が得られていたのに対して、北朝鮮制裁の国際的承認を取り付けるには時間が...
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2006-10-20 14:37
なぜ日本人は戦略的思考ができないのか
伊藤憲一
日本国際フォーラム理事長
本日付けの田久保忠衛氏の投稿「非合理な核研究不要論」に同感である。私自身は日本の核武装と日米同盟は二者択一であると考えている。だから、現段階において日本に核武装の現実的選択肢があるとは思っていない。しかし、それにしても、だからと言って、己の主張を通すために、核武装論者の口を封じたいとは思わない。そ...
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2006-10-20 10:02
非合理な核研究不要論
田久保忠衛
杏林大学客員教授
自民党の中川昭一政調会長が日本の核武装について「議論は必要」と述べたことに対し日本経済新聞10月17日付朝刊が社説「不見識な中川氏の核発言」で批判を加えた。
理由はこの発言が「近隣諸国の疑心暗鬼を呼ぶ」からだという。日本の近隣諸国は北朝鮮、韓国、中国の三国でそのうち北と中国が核を持ち、韓国...
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2006-10-20 01:02
宥和政策を繰りかえすな
長南政義
研究員
北朝鮮の「瀬戸際政策」を成立させているものはなんであろうかと考えた場合、外交交渉がある程度効果を発揮し、支援を与えれば、譲歩を引き出せると考えてきた国際社会の錯誤にあるのではなかろうか。外交交渉は、ある程度の相互信頼と価値観の共有が前提となるが、北朝鮮と交渉国の間にはこうした前提が存在しないように...
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2006-10-18 14:42
北朝鮮「核」危機解決は簡単至極
吉田康彦
大阪経済法科大学客員教授
北朝鮮の2回目の核実験が近いとされている。必ず実施するだろう。理由は、10月9日の1回目の実験が失敗に終わり、実験が成功しない限り核弾頭製造は不可能、抑止力を備えたとはいえないからだ。昨年5月訪朝した際、北朝鮮政府高官が「プルトニウムを材料にする限り実験は不可欠だ。いずれ実施する」と言明していた。...
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2006-10-18 12:40
核実験後の北朝鮮の行方を読む
鵜野公郎
慶應義塾大学名誉教授
国際社会は北朝鮮の核実験に対する厳しい態度で歩調を合わせることができた。北朝鮮は次のうちどちらを選ぶであろうか。(A)制裁による打撃を避けるため協調に転じるのか、あるいは(B)小国が国際社会で生き延びるためミサイルと核で交渉力を確保することを狙うのか。
これに対して韓国は(A)北の軍事力強...
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2006-10-16 09:25
近未来を考える(ニュールネサンスからメタモダンへ)
角田勝彦
団体役員
10月6-8日の塚崎公義氏の連載投稿「『衰退国家』の長期的外交戦略はどうあるべきか」は、日本と世界の長期的将来を考察するもので、歴史哲学に関心を持つ私にとり興味ある論考であった。私は、現在、世界で数百年に一度の大変容(ニュールネサンス)が生じており、それも冷戦終焉以降すでに後期に入っていると認識し...
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2006-10-13 10:32
藪をつつくな(靖国問題)
角田勝彦
団体役員
10月4日付けの鵜野公郎氏の投稿「外交の『入口』と『出口』」論を興味深く読ませていただいた。ご趣旨は判るが、私は「日中、日韓は経済的に密接な関係を築いており人の往来も多く、政府関係の如何にかかわらず、これら隣国との関係が揺らぐことはない」とのご認識には現実論として同意できない。関係は悪化してきた。...
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2006-10-13 09:42
インドとの原子力平和利用協力に踏み切り、軽水炉輸出を提言しよう
吉田康彦
大阪経済法科大学客員教授
日本国際フォーラム第29政策提言「インドの躍進と日本の対応」に関する第1回政策委員会に出席し、討論に参加した。榊原英資氏らのタスクフォースが包括的な提言案をまとめていたが、唯一、原子力平和利用をめぐる米印合意についての分析が不十分で不正確だった。この米印合意は、昨年7月、ブッシュ米大統領がマンモハ...
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2006-10-11 14:47
北朝鮮の核実験
坂本正弘
日本戦略研究フォーラム副理事長
北朝鮮は10月9日ついに核実験に踏み込んだが、更なる追加実験の可能性が指摘されている。北朝鮮の状況、意図を完全に把握出来ないが、広島・長崎を経験した日本国民は、今、また、北の核の脅威にさらされるというおぞましい事態である。北朝鮮が2003年2月プルトニューム加工を再開した時点で、時日を経れば経るほ...
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2006-10-09 14:04
「官邸主導型の政策遂行態勢」はほんとうに大丈夫か
大藏雄之助
評論家
安倍新内閣で首相補佐官を5人にして官邸主導型の政策遂行態勢を整えたと言われる。しかし、「課あって局なし、局あって省なし」と言われるほどに縄張り根性の強いわが国の官僚組織で、いわゆるアメリカ型の効率的な運営ができるかどうかということになれば、かなり疑わしい。アメリカの場合は、大統領の政党が変わればワ...
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2006-10-08 12:53
連載投稿(3)中国とどう向き合うか
塚崎公義
久留米大学助教授
では、どうすればよいのかと聞かれると、これは大変難しい問題だとしか言いようがありません。中国の強大化に備えて「米国や欧州はもちろん、インドやロシアとも親しくしておく」という選択肢は、合従連衡の国際政治の中では重要なことかもしれません。国連などでは数がモノを言う場面が少なくありませんから、その他のア...
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