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2006-12-04 09:54
連載投稿(3)対外発信不在だった日本の反論
太田正利
元駐南アフリカ大使
この南京事件が脚光を浴びたのは「東京裁判」を以て嚆矢とする。それが中国側の宣伝で今では30万人虐殺説になり、この数字が一人歩きすることになった。最近になって鈴木明氏、東中野修道教授などの精力的かつ「実証的」著作により、虐殺説の誤りなることが白日の下に曝されるようになった。そもそも、このような議論の...
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2006-12-03 11:10
連載投稿(2)対欧米世論工作で負けていた日本
太田正利
元駐南アフリカ大使
時代は遡るが、辛亥革命、清帝国の秩序崩壊とともに、中国大陸は群雄割拠の流動的な時代に入る。誤解されているが、統一「民国」が出来たわけではない。海外への人材の流失も多く、場合によっては中国の宣伝の役にも立っただろう。所謂「21箇条要求」事件で世界における日本の信頼は傷つき、満州事変に至る。しかしなが...
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2006-12-02 11:23
連載投稿(1)中・韓・北朝鮮の積極的な「反日」宣伝
太田正利
元駐南アフリカ大使
昨年(2005年)末『新華社電』は、「南京虐殺」関連の英文サイトを開設し、68周年記念日を前にネットを通じた対外宣伝を開始すると報じた。これと軌を一にするかのごとく、上海の『文匯報』は、クリント・イーストウッド監督、メリル・ストリープ主演の映画『南京・クリスマス・1937』が制作され、事件70周年...
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2006-12-01 13:54
米国の核の傘は万全か
塚崎公義
久留米大学助教授
我が国は、日米安保条約によって米国の核の傘の下にはいり、自国の安全を確保してきた。今回の北朝鮮による核実験に際しても、この方針は日米両国によって再確認されている。では、米国の核の傘の下にいれば絶対に安全なのだろうか。
北朝鮮との関係では、核の傘はほとんど万全だと言えるであろう。北朝鮮が日本...
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2006-11-29 23:34
今こそ日本の対露認識を改めるべきだ
杉村幸平
会社員
最近、ロシア国内で反体制派ジャーナリストのポリトコフスカヤが暗殺されたのにつづき、同じく反体制派のロシアの元諜報機関員リトビネンコが亡命先の英国で毒殺された。これらの事件の裏側にはロシア国家の政治文化の暴力性が見え隠れする。即ち、冷戦崩壊後のロシアを、国内では民主化が進み、国際社会では多国間協調を...
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2006-11-28 18:40
過去の実績と現在の実力
大藏雄之助
評論家
それぞれの民族には独自の文化と伝統があり、それには依って来たる理由がある。言語の問題と同じで、どれが優れているとか、どれが遅れているとか、とは言えない。
わが国は四面を海に囲まれているために直接外国の影響を受けることが少なく、しかも日本語のみを使用する多数の国民が存在することによって、久し...
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2006-11-27 22:30
利害得失にもとづく議論を活発に
小笠原高雪
山梨学院大学教授
11月27日付の織田邦男氏の投書の趣旨に賛成である。核武装に関する議論に否定的な人々のなかには、核武装の当否を利害得失から論ずることに対する感情的な嫌悪感や、道徳的見地からの反対論の堅持こそが核武装の回避に最も有効であるとの信念が存在しているのであろう。しかし、感情論や道徳論は、べつの感情論や道徳...
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2006-11-27 15:43
議論のすすめ
織田邦男
公務員
吉田康彦先生の提示された疑問、そして、それに答えること、これ自体が、「核議論」なのではないでしょうか。議論をすると、先生の提示されたような問題点が顕わになり、核武装がいかに非現実的で、国益に合致しないか、ということが明確になります。そういう意味で、「核議論」というのは、タブー視せずに、一度侃々諤々...
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2006-11-27 11:04
議論をする前に諸問題点への明確な回答を
吉田康彦
大阪経済法科大学客員教授
日本核武装論に関して11月11日に投稿済みだが、反論がない。以下はそのフォローアップだ。「非核三原則」は守るにしても「議論はしよう」というなら、以下の諸点に明確に答えて欲しい。
(1)日本がNPT(核不拡散条約)を脱退した場合の国際核不拡散体制への対応はどうするのか。米国が容認するとすれば...
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2006-11-25 11:51
連載投稿(2)信教の自由と政教分離の原則が解決策
角田勝彦
団体役員・元大使
さて「文化の多様性」の論議に際しては、まず「文化」を仕分けして考えねばならない。また、問題の核心を、「広義の文化」(「文明」と「文化」を使い分けしない)の「普遍性」と「多様性・個別性」の問題、具体的には世界の主流となっている欧米文化の伝播に対する世界各地における伝統文化の擁護のための闘争と捉えるこ...
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2006-11-24 22:17
連載投稿(1)「文明の衝突」(イスラム脅威論)の現実化
角田勝彦
団体役員・元大使
今年のノーベル文学賞は、主に欧米とイスラムの文化的価値観の対立を描いてきたトルコのオルハン・パムク氏に決まった。その背景には、ハンティントンの「文明の衝突」が示唆したような、キリスト教文明とイスラム教文明の対立(欧米から見ればイスラム脅威論)の現実化があるとの見方が強い。9・11(米国同時多発)テ...
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2006-11-22 21:39
ハノイでのAPECサミットが終わってー問われる日本の構想力
トラン・ヴァン・トゥ
早稲田大学教授
ハノイで開催されたAPEC首脳会議が11月19日に閉幕した。今回の首脳会議の結果として最も特徴的なのは、APEC全域に自由貿易協定(FTA)の締結を呼びかけたブッシュ米大統領の提案だと思う。自国を排除する可能性を示唆する最近の東アジア共同体の動きを懸念する米国の戦略的対応であろうが、この提案はAP...
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2006-11-21 18:30
日中教育交流をさらに推進せよ
伊東道夫
会社員
10月30日に日本国際フォーラムから発表された第28政策提言「変容するアジアの中での対中関係」を政府はどのように捉え、理解を示すのか。また、実行へ移す行動力はあるのか、大変興味深い。この政策提言の意味を理解し、今後の対中関係を考えていく上で、現在の中国が抱える問題点も把握しておく必要がある。
...
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2006-11-20 23:15
対北朝鮮政策の出口戦略を描くべきだ
明道靖之
大学院生
この程、米国において行われた中間選挙における民主党の大勝により、イラク駐留米軍の撤退論が、米国の対イラク政策の出口戦略として模索されつつある。駐留米軍が撤退することが出口戦略として適当か否かは別として、曲がりなりにも出口戦略はある。これと比して、北朝鮮による核兵器保有問題については、利害関係国は出...
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2006-11-19 04:31
日本人よ、気宇壮大な夢を持て!
伊藤将憲
会社員
もしも、現代に坂本龍馬が生きていたら、「アジアは一つ」という台詞を口にするのではないだろうか。かつて日本が欧米列強に侵略されつつあるにも拘わらず、国内が尊王攘夷と佐幕開国に分かれて内輪争いをしていた時代に、龍馬は「日本は一つにまとまらなければならない」と言ってのけた。そして維新の志士たちが本当にそ...
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2006-11-17 10:58
イラク問題の本質を冷静に分析すべきだ
田久保忠衛
杏林大学客員教授
先の米中間選挙で民主党は上下両院の過半数を占めたが、これをもってあたかも自分が勝ったように喜ぶ記事をつくった日本のマス・メディアは何と多かったことか。民主党のクリントン政権のときに議会の多数派は共和党だった。その形が入れ替わっただけだと冷静に観察できないものか。
民主党が勝った原因は、イラ...
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2006-11-15 17:21
核保有の議論活発化は自然な動きである
松山晶
大学生
朝鮮半島情勢は、常に日本の安全保障のあり方を刺激してきた。1950年、朝鮮戦争に投入された米占領軍の不在を埋めるため、自衛隊の前身となる警察予備隊が創設された。北朝鮮による1993年のノドン、1998年のテポドン発射もその時々、日本の防衛体制の不完全さを露呈した。そして10月9日の北朝鮮の核実験は...
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2006-11-13 18:58
非核3原則、+1か-1か?
角田勝彦
団体役員
最近、中川昭一自民党政調会長や麻生太郎外相などの「核論議」容認論を巡って、かしましい議論が交わされている。野党4党は外相罷免を要求し、11月9日安倍晋三首相が「非核3原則を堅持する方針で一致しているから問題ない」と答えたのに対し、首相のタカ派的部分を代弁させているのではないかと首相の責任を問う可能...
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2006-11-11 10:53
日本核武装論の死角/日本は核武装したくてもできない仕組みになっている
吉田康彦
大阪経済法科大学客員教授
北朝鮮の核実験で触発された日本核武装論は、安倍首相の非核三原則堅持の方針再確認にもかかわらず根強く議論されている。安倍首相は「議論」は公認したが、「議論する」ということは賛否両論があってはじめて成立するもので、非核三原則に賛成しながら議論だけしようという立場はおかしい。
しかし核武装は、非...
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2006-11-09 09:32
アメリカの中間選挙とイラク問題
坂本正弘
日本戦略研究フォーラム副理事長
アメリカの中間選挙は民主党の大勝利となったが、その大きな原因はイラク情勢であり、ラムスフェルド国防長官が辞任した。イラク戦争は当初理由とされた大量破壊兵器が発見されないことが問題とされてきたが、アメリカの世界戦略の中軸である民主主義の拡大が世界に正義と平和をもたらすという理由があった。3回に及ぶ国...
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