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2009-10-22 19:03
(連載)普天間移設問題で米「最後通牒」(1)
高峰 康修
岡崎研究所特別研究員
20日来日したゲーツ米国防長官は、鳩山首相・岡田外相・北沢防衛相と会談し、日本側に対して改めて、米海兵隊普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸への移設を、日米合意に従って計画通り実施するよう強く迫った。とりわけ、岡田外相との会談では、ゲーツ長官は11月12日に予定されているオバマ大統領の来日ま...
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2009-10-22 07:44
正真正銘の小沢人事:斎藤郵政新社長
杉浦正章
政治評論家
焦点は元大蔵事務次官・斎藤次郎の日本郵政社長起用が「小沢人事」であるかどうかだが、まず断定してもいい。小沢人事だ。亀井人事でもなく、ましてや鳩山人事でもない。民主党幹事長・小沢一郎の“巧み”さは表に出ないで、非難の矛先をかわし、世論の波風を首相・鳩山由紀夫に向けさせることだ。院政の院政たるゆえんで...
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2009-10-21 21:36
進退極まった鳩山政権の予算編成
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
概算要求が空前の95兆円規模だという。自民党にしてみれば、「それ見たことか。バラ撒きのマニフェストなどの財源はどこにあるんだと申し上げたではないか。それに対して、水ぶくれの従来予算のムダを省くことによって、施策の実施は十分に可能だ、とおっしゃっていたではありませんか」と、かさにかかりたいところだろ...
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2009-10-19 07:30
問われる自民党の野党力:チャンス到来の臨時国会
杉浦正章
政治評論家
今度の臨時国会の論戦は、将棋で言えば初段と3級の勝負のようなものだ。序盤戦だというのに自民党の角が王手飛車取りをかけ得るのだ。公明党の桂馬が「桂馬のふんどし」で金銀両取りもかけられる。野党にしてみれば、鳩山政権は隙(すき)がありすぎて、政権スタート早々でなければ、50~60手で終盤に持ち込める戦況...
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2009-10-16 09:26
(連載)「東アジア共同体」構想に対する米国の懸念(2)
高峰 康修
岡崎研究所特別研究員
鳩山首相の「米国依存からの脱却」に関する発想も正しくない。なぜ、米国依存を改めるのに、二者択一的に「アジア重視」となるのか。米国依存を改める根本的な解決策は、日米同盟をより双務的にすることであり、その柱は集団的自衛権の行使容認と、自主防衛努力の強化である。「米国への従属」と受け取れないこともない現...
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2009-10-15 09:39
(連載)「東アジア共同体」構想に対する米国の懸念(1)
高峰 康修
岡崎研究所特別研究員
10月10日に行われた日中韓3国首脳会談で、鳩山由紀夫首相は改めて「東アジア共同体」構想を提唱し、3国首脳は、これを長期的課題であると位置づけた。といっても、構想の中身自体は相変わらず曖昧なままである。ただ、鳩山氏の「東アジア共同体」構想のイメージは、おぼろげながらではあるが伝わってくる。鳩山氏は...
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2009-10-14 07:40
インド洋給油中止は、日本の国際貢献に打撃
杉浦正章
政治評論家
内政ばかりか外交においても展望と代案なきままの「中止」が続いている。インド洋における給油活動は1月以降明らかに停止される方向となった。42か国が参加する国際治安支援部隊(ISAF)では、多数の犠牲者を出してテロとの戦いを展開する中で、日本だけが海上支援の戦線を離脱する形となる。国連の謝意決議を無視...
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2009-10-13 10:03
オバマにノーベル平和賞は疑問、大騒ぎする日本はもっと疑問
吉田 康彦
大阪経済法科大学客員教授
五輪・国連・ノーベル賞・・・・これは日本人が必要以上に大騒ぎする“国際的行事”のビッグスリーだ。島国根性丸出しで、一喜一憂するからだ。五輪の東京誘致が実らず、石原都知事は「国民的総意で積極的に誘致運動を盛り上げられなかったのが敗因」と語っていたが、日本国民は比較的冷静だった。冷静だったのは、石原流...
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2009-10-12 14:34
藤井厳喜氏の鳩山「友愛外交」論を読んで
角田 勝彦
団体役員
3回に分けて連載された藤井厳喜氏の「鳩山『友愛外交』の本質はなにか?」を読ませていただいた。「日本をシナの属国化しようとしているのが鳩山・岡田外交なのである。鳩山首相の『東アジア共同体』への賛同は、祖父・鳩山一郎の対ソ国交正常化を何百倍も上回る売国奴外交に他ならない」との結語に至る論評には、表現上...
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2009-10-12 12:15
「日本人なら日本語で演説せよ」とは時代錯誤
吉田 康彦
大阪経済法科大学客員教授
10月8日付の産経新聞で評論家の潮匡人氏が、鳩山首相が気候変動サミット、国連総会などでの演説を英語で行ったことを批判して、「(英語でやるとは)植民地根性丸出しではないか。日本人は日本語で堂々とやれ!」と叱咤している。潮氏は、1951年のサンフランシスコ講和会議で吉田茂首相が英語で演説しようとしたの...
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2009-10-10 13:42
(連載)鳩山「友愛外交」の本質はなにか?(3)
藤井 厳喜
ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
敵を利する外交を「友愛外交」とでも云うのであろうか?更に付け加えるならば、鳩山一郎は日本の大手水産会社から大量の政治資金を受け取っていた。つまり、北方領土交渉を棚上げしても、北方領土における漁業権だけ確保すればよい、という水産会社からの要求を、鳩山は受入れ、ソ連との安易な妥協に走ったのである。
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2009-10-09 10:03
(連載)首相はリオ五輪への支援を表明せよ(2)
角田 勝彦
団体役員
すなわち「目に見えない政治的な動きがある」などと発言したのを、裏取引があったことを示唆したとみたブラジル側が、「IOCに正式に提訴する。発言は非常に不適切で、謝罪を求める」と強く反発したのである。これは、その後猪谷IOC副会長が、ロゲIOC会長始めリオの招致委員会会長を務めたIOCのヌズマン委員や...
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2009-10-09 09:56
(連載)鳩山「友愛外交」の本質はなにか?(2)
藤井 厳喜
ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
日米安保条約により、アメリカ軍は日本各地に基地を持ち、駐留しており、これらの状況を直接探りたいというのも、ソ連にとっての焦りを生んでいた大きな原因であろう。極東の軍事情勢をより正確に把握する為には、日本に大使館を開く事はソ連にとっても焦眉の急であった。また、日本における親ソ反米分子を焚きつけ、これ...
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2009-10-09 07:43
危険!小沢の違憲まっしぐら路線
杉浦正章
政治評論家
言論人としてチェックしておかねばならぬ問題が台頭している。民主党幹事長・小沢一郎の政治姿勢だ。議員立法の禁止、官僚答弁禁止など明らかに憲法違反の疑いがある問題を矢継ぎ早に提起し、臨時国会での法改正を進めようとしている。まさに「小沢強権政治」の本性を現しつつあるのだ。その独断的言動には“異常性”すら...
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2009-10-08 15:35
(連載)首相はリオ五輪への支援を表明せよ(1)
角田 勝彦
団体役員
10月2日、2016年夏季オリンピックの開催地としてリオが選出された。ルラ大統領は「ブラジルは二等国から一等国になった」と涙ながらに強い喜びを表明し、数十万の市民がリオを始め全国で踊り狂った。1968年にメキシコ五輪はあったが、南米では初めてのリオ五輪を支持してきた南米・アフリカ諸国からの祝意表明...
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2009-10-08 15:16
(連載)鳩山「友愛外交」の本質はなにか?(1)
藤井 厳喜
ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
鳩山由紀夫首相の祖父、鳩山一郎首相が外交で大失敗をした歴史上の事実を紹介したいと思う。鳩山首相の愚かさのゆえに、日本は北方領土を取り戻す絶好のチャンスを失ったのである。大東亜戦争敗戦直後、首相の座を目前にしていた鳩山一郎は、占領軍に公職追放され、首相の座を吉田茂に譲った。吉田は外交官としての経験を...
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2009-10-08 13:13
(連載)FーX選定問題に見る防衛政策の問題点(2)
高峰 康修
岡崎研究所特別研究員
F-XにF35が最適かどうかは措くとして、一般論として、武器輸出三原則を緩和しなければ、我が国が武器の多国間共同開発に参加することが妨げられることになる。これからの世界的潮流は、武器の開発は多国間がメインとなる。そのようにするのが経済的で、効率的だからである。それに日本が参加できないとなれば、武器...
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2009-10-07 10:13
(連載)FーX選定問題に見る防衛政策の問題点(1)
高峰 康修
岡崎研究所特別研究員
迷走を続けていた航空自衛隊の次期主力戦闘機(F-X)選定問題では、日本側が強く希望していた最新鋭ステルス機F22の導入は選択肢から脱落し、開発中のマルチロール(多機能)機F35を導入する方向が固まったようである。今回のF-X選定問題が我が国の防衛政策に与える教訓について、以下に私見をいくつか述べて...
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2009-10-06 07:39
公明「自民離れ」なら、自民政権復帰絶望的
杉浦正章
政治評論家
自民党がいま一番恐れなければならないことがあるのに、総裁・谷垣禎一以下まだ気づいていない。それは公明党の自民党離れだ。既に公明党は25日投開票の参院神奈川、静岡両補欠選挙で自民党候補への推薦を見送る方針を固めた。どっちみち勝てそうもない両補選はいい。しかしこれが、9か月後の参院選の協力にまで及ぶと...
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2009-10-05 12:33
鳩山内閣の補正予算見直しは、これでよいのか?
大藏 雄之助
評論家
2009年度の補正予算見直しについて、鳩山内閣はマニフェスト実現の財源を捻出するために、10月15日までに3兆円の削減目標を立てているが、各省の執行停止事業の積み上げでは2兆円程度に留まっており、難航している。基本的には民主党のばらまき公約の誤りであり、その矛盾は来年度予算の編成でのっぴきならぬ事...
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