国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2014-07-26 12:23

中国における「法の支配」の実態

中兼 和津次  東京大学名誉教授
 中国における「法治」の限界を示す例は数限りない。以前、中国に投資していたある実業家から聞いた話であるが、そのことを例示する典型例なので紹介しよう。

 その実業家(いまA氏としよう)が中国のある地方で合弁事業を展開していたのだが、役員会といっても年に1度開かれる程度なので、実際の経営は全て中国...▶続きはこちら
2014-07-24 11:10

安保法制の整備について

船田 元  元経済企画庁長官
 武力行使に至らないグレーゾーンにおける自衛隊の対処、PKOなどにおける自衛隊の活動範囲の拡大、そして集団的自衛権の制限付き行使容認について、自民・公明の間でほぼ合意が得られた。グレーゾーン分野では、日本の離島が外国のゲリラに不法占拠されたような時、警察力ではなかなか対応出来ず、自衛隊がその排除に出...▶続きはこちら
2014-07-23 11:03

(連載2)中国を増長させる米国の言葉遊びと建前論

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 そして、領有権に関する建前論も、大いに問題である。米国は、南シナ海での領有権問題で「領有権については特定の立場を取らない」との原則論を繰り返している。領有権をめぐる一方的な行動を認めないと主張するときも、枕詞のように「米国は特定の立場を取らないが」という留保がほぼ必ず付く。

 しかし、この原...▶続きはこちら
2014-07-23 05:58

プーチン、トラバサミにかかって孤立

杉浦 正章  政治評論家
 オバマが柔道で言う“絞め”に入った。プーチンが手で合図すれば負けを認めることになるが、まだもがいている。シリアで逃げを打ち、ウクライナでプーチンのなすがままに任せたオバマのパワー・ポリティクスは、千載一遇の逆転チャンスを迎えた。世界の目がマレーシアに渡されたブラックボックスに向いているが、ウクライ...▶続きはこちら
2014-07-22 18:07

(連載1)中国を増長させる米国の言葉遊びと建前論

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 7月9、10日に北京で開催された、第6回米中戦略経済対話(S&ED)では、米国は、中国に対して、一応は言うべきことは言ったと、最低限の評価はしてよいのであろう。

 中国は、アジアの問題はアジア人が解決する「アジア安全保障観」という名の、米国のアジアからの締め出しを主張したが、米側は「米国は太...▶続きはこちら
2014-07-19 21:12

「国進民退」下の中国の「法治」

中兼 和津次  東京大学名誉教授
 私は法学者でもなく、法学部出身でもないが、法の重要性はよく知っているつもりである。法とは競技におけるルール(規則)のようなものだが、そうしたルールなしには競技は成り立たない。また仮にルールがあったとしても、ルールの一貫性や中立性が破られるなら、その競技は不公正なものと見なされ、実際上競技は成立しな...▶続きはこちら
2014-07-17 05:35

岸田はケリーに「釈明」する必要は無い

杉浦 正章  政治評論家
 韓国による対米宣伝が利いたと見えて、米国務長官ケリーが日朝接近におかんむりである。来週急きょ外相・岸田文男が訪米して釈明することになったが、よい機会である。岸田は日米韓の結束を乱しているのは、習近平の手のひらで踊っている大統領・朴槿恵であることを指摘すべきである。とりわけ習・朴会談で日本が行おうと...▶続きはこちら
2014-07-15 12:12

梅汝璈と法の支配

荒木 一郎  横浜国立大学教授
中兼和津次先生のご投稿「中国の『法治』と文化大革命」を興味深く拝読させて頂きました。「中国に『法の支配』があるか、ないか」という議論は、昔からあったようで、後に東京裁判で中国を代表して判事を務めることになる梅汝璈が、1932年10月刊行の”Pacific Affairs” 誌に「中国と法の支配」とい...▶続きはこちら
2014-07-15 00:44

集団的自衛権後の日本社会の反応

河東 哲夫  元外交官
 昨日駅前で右翼が演説をしていた。いつもの絶叫調は影をひそめ、どこか説得調。貧困家庭の救済のようなことを言っているので、最初は共産党かと思ったほど。話しは次第に防衛問題に移って行って、「だから皆さん、集団的自衛権は必要なんですねえ。南シナ海で中国はかくかくしかじかなことをやっているじゃありませんか。...▶続きはこちら
2014-07-14 10:22

中国は、「新型大国関係」に自信か?

鍋嶋 敬三  評論家
 北京での第6回戦略・経済対話(7月9-10日)の結果、中国は習国家主席が提唱してきた米国との「新型大国関係」の構築に自信を深めたことであろう。中国側は「対話」の使命を米国との「大国関係の創出」(楊国務委員)と定めてきた。ケリー国務長官と楊国務委員は会議終了後の記者会見で「新型大国関係」の内容を「実...▶続きはこちら
2014-07-14 06:04

日米ガイドラインは「対中抑止」が前面に

杉浦 正章  政治評論家
 1978年にソ連侵攻、97年に北の核・ミサイルを意識して策定された「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」は、今回は極東情勢の激変を念頭に「対中抑止」を前面に打ち出すことになるだろう。これは好むと好まざるとにかかわらず、日本が米大統領・オバマのリバランス(再均衡)政策の一翼を担うことになり、日...▶続きはこちら
2014-07-13 14:41

(連載2)日米ガイドラインの今後

角田 勝彦  団体役員、元大使
 しかし、政府がより重視しているのは政治の動向であろう。7月14日衆院予算委、15日参院予算委における集団的自衛権の集中審議を皮切りとする国会審議は多数の力で押し切るとしても、国民の反応、特にそれが具体的に表明される選挙は重視せざるを得まい。7月6日安倍首相が「グレーゾーンから集団的自衛権にかかわる...▶続きはこちら
2014-07-13 02:03

日本は、イスラエルのガザ爆撃を黙視するのか

宮﨑 厚  ベンチャー企業顧問
 世界が平和に向かうことを願って、日本が積極的平和主義の道を進むことを支持します。日本の庶民の目で見たとき、今の国際関係で最大の問題は何でしょうか。私は、イスラエルのガザ攻撃だと思います。イラクのスンニ派ISISとシーア派政府軍の抗争ももちろん大変なことです。アフリカで過激派が女子高生数百人を誘拐し...▶続きはこちら
2014-07-12 23:08

(連載1)日米ガイドラインの今後

角田 勝彦  団体役員、元大使
 安倍内閣は、7月1日、集団的自衛権の行使を認める憲法解釈変更の閣議決定を行い、首相のオセアニア歴訪を含む活発な外交攻勢を開始した。豪州は準同盟国となった。7月11日には小野寺防衛相がワシントンでヘーゲル米国防長官と会談し、閣議決定を説明するとともに、日米防衛協力のための指針(ガイドライン)を年内に...▶続きはこちら
2014-07-11 18:14

中国の「法治」と文化大革命

中兼 和津次  東京大学名誉教授
 習近平政権になってから中国国内ではとくに「法治」の必要性が訴えられるようになった。それは、長期にわたる高度成長の時代が終わり、社会的にも政治的にも累積されてきた国内の諸矛盾が噴出し始め、またこれまでの質よりも量を重視してきた粗放的成長の時代から集約的成長の時代へ転換するに際して、より「近代化された...▶続きはこちら
2014-07-09 11:03

(連載2)転換を迫られているアメリカのイラク戦略

河村 洋  外交評論家
 軍事的な観点に加えて、アメリカの戦略は政治的な観点からも追求されねばならない。サウジアラビア、ヨルダン、湾岸諸国といったイラクの近隣諸国はアメリカの「衰退」よりも非関与政策を懸念している。マケイン氏は厭戦気運に浸る国民に国際関与の重要性を説得するのが大統領のリーダーシップであることは、朝鮮戦争での...▶続きはこちら
2014-07-09 10:19

(連載2)通常国会を振り返って

船田 元  元経済企画庁長官
 さらに消費者問題調査会長としては、昨年秋に全国で発覚した、メニューの偽装表示に的確に対処するため、景品表示法等の改正により、都道府県にも措置命令が出せるようにしたほか、現在、課徴金制度の設計を政府にお願いしている。また地方消費者行政を充実するため、消費生活相談員の資格統一や、高齢者の消費者被害防止...▶続きはこちら
2014-07-09 06:11

対中国で“日豪準軍事同盟”の色彩

杉浦 正章  政治評論家
 海洋進出をはかる中国に対する首相・安倍晋三の安全保障戦略が、日米同盟に加えてオーストラリアとの“準軍事同盟”の色彩を一段と強めた。極東における安全保障上の主導権は日米豪の連携を軸に強化・維持される方向となった。日豪共同声明は対中軍事けん制の色彩が濃厚に打ち出され、事実上日本が初めて安全保障上で米国...▶続きはこちら
2014-07-08 17:29

(連載1)転換を迫られているアメリカのイラク戦略

河村 洋  外交評論家
 オバマ政権は6月初旬に「イラクとシャームのイスラム国」(ISIS)が急速に拡大したのを受けて、2011年のイラクからの完全撤退方針を転換せざるを得なくなった。オバマ大統領と政権閣僚達はイラクに関する戦略的な評価を明らかに誤ったのである。2010年2月11日にラリー・キング氏からインタビューを受けた...▶続きはこちら
2014-07-08 10:25

(連載1)通常国会を振り返って

船田 元  元経済企画庁長官
 去る1月24日から始まった今回の通常国会は、久しぶりに延長なしで6月20日に事実上閉幕した。今国会の第一の使命は、アベノミクスをより強く、全国津々浦々に及ぼすことである。そのため女性の活力が経済活動に活かされやすい環境作りや、働き方の多様化を促す制度改善、地域の創意工夫が発揮しやすい国の支援策など...▶続きはこちら
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