国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2013-11-26 11:21

(連載)グローバル人材育成の道開けるか(2)

鍋嶋 敬三  評論家
 「留学生30万人計画」では「優秀な留学生を戦略的に獲得」することをうたった。東南アジアのマレーシアで12月14,15両日、日本留学フェアが開かれ、日本の大学27校(うち国立大学15校)と日本語学校8校が参加する。しかし、海外の留学生の最も優秀な層は米国や欧州を目指す。レベルの高い留学生を日本の大学...▶続きはこちら
2013-11-25 11:20

中国に起きている精神と文化の革命

若林 洋介  学習塾経営
 中国が歴史的な大変動期にあることは間違いない。鄧小平の改革解放政策は、本格的な近代化推進政策であり、資本主義化・都市化・工業化を急速に進展させた。その結果、経済的な下部構造の急速な変革が同時に精神的・文化的な上部構造の急速な変革をも生み出しつつある。特に資本主義化の推進の結果、貨幣経済が農村部まで...▶続きはこちら
2013-11-25 11:16

(連載)憲法解釈の変更は、慎重に(1)

角田 勝彦  団体役員、元大使
 安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)は集団的自衛権の行使容認を提言する報告書のとりまとめを来年4月以降に先送りする方針と報じられる。すなわち11月13日の安保法制懇の会合では北岡伸一座長代理がとりまとめた報告書原案(行使容認に向け憲法解釈見直しの必要性を明記)が提示されたが、憲法...▶続きはこちら
2013-11-25 10:38

(連載)グローバル人材育成の道開けるか(1)

鍋嶋 敬三  評論家
 日本から海外への留学生が激減する一方、日本の大学は国際化のスピードが遅れ優秀な留学生の確保に苦労している。米国際教育研究所(IIE)の年次報告書(2013年11月発表)によると、米国の大学への留学生(2012/2013年度)の総数は81万9644人、このうち中国人留学生は21%増の23万5597人...▶続きはこちら
2013-11-22 10:26

(連載)オバマ大統領ではアメリカは分裂する(3)

河村 洋  外交評論家
 『フォーブス』誌の「2013年の世界で最も影響力のある人物ランキング」で首位になったのは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領で、オバマ大統領は2位にすぎず、以下は中国の習近平国家主席が3位、ドイツのアンゲラ・メルケル首相が5位、イギリスのデービッド・キャメロン首相が11位となっている。これはアメ...▶続きはこちら
2013-11-22 06:39

特定秘密法案修正はまるで「朝三暮四」

杉浦 正章  政治評論家
 「朝三暮四」という言葉が荘子にある。中国、宋の狙公(そこう)が、飼っている猿にトチの実を与えるのに「朝に三つ、暮れに四つやる」と言うと、猿が「少ない」と怒った。このため、「朝に四つ、暮れに三つやる」と言うと、猿がたいそう喜んだ、という説話だ。これとそっくりなのが特定秘密保護法案をめぐる与野党の修正...▶続きはこちら
2013-11-21 11:34

(連載)オバマ大統領ではアメリカは分裂する(2)

河村 洋  外交評論家
 憲法の理念を重視する人達は建国の理念に忠実で、しかも非常に愛国心が強く、アメリカそのものに肯定的である。確かにネオコンサーバティブとは違い、彼らはアメリカが世界の警察官であることに否定的である。彼らがシリアでの戦争に反対したのは予算のためではなく、反政府勢力にまぎれるアル・カイダを支援するようにな...▶続きはこちら
2013-11-20 14:27

(連載)オバマ大統領ではアメリカは分裂する(1)

河村 洋  外交評論家
 オバマ政権は財政支出強制停止や政府閉鎖といった政治的な行き詰まりにあまりにも頻繁に直面している。アメリカ国民の間での党派の分断はブッシュ政権期に顕著になり、バラク・オバマ氏が大統領に就任してからさらにそうした傾向が強まっていった。ティー・パーティー運動はオバマ政権に対する反動として現れた。度重なる...▶続きはこちら
2013-11-19 06:47

修正合意で刮目すべきはみんなの渡辺

杉浦 正章  政治評論家
 国家の命運を左右する機密というものがどんなものであるかについて、政府は他国との関係もあって明示しない。それでは筆者があえて例示しよう。ある時、北朝鮮との緊張関係が抜き差しならぬ状態まで高まったとしよう。北がかねてから核攻撃の対象としてあげている日本の数都市の内、「名古屋を核ミサイルで攻撃しようとし...▶続きはこちら
2013-11-17 21:18

日本は米中露のバランサーとなれ

松井 啓  大学講師、元大使
 パックス・ブリタニカは19世紀で終焉し、第一次世界大戦後はアメリカが超大国として台頭した。第二次世界大戦後に日本とドイツ(特に日本)の民主化があまりにもスムースに進んだためもあり、アメリカ流の民主主義(人民による、人民のための、人民の政治)を広めようとした一種の十字軍的展開は、ソ連の崩壊により実現...▶続きはこちら
2013-11-17 19:11

PM2.5から日本と中国を守ろう

船田 元  元経済企画庁長官
 中国本土ではPM2.5が猛威をふるっている。PMとはパーティキュレート・マター、すなわち粒子状物質の略語であり、2.5は0.0025ミリメーターを意味する。それは髪の毛の直径の約5分の1の小ささである。かつて日本では、高度経済成長期に深刻な公害を経験したが、その典型が四日市などの大気汚染だった。そ...▶続きはこちら
2013-11-14 06:59

8期3中全会は、矛盾露呈の両論併記

杉浦 正章  政治評論家
 習近平体制の動向に決定的な方向付けを行う第18期中央委員会第3回総会(8期3中全会)が閉幕した。その共同コミュニケを分析すれば、焦点の経済改革で「国有経済の増強」を最優先する習派と、民営経済の振興を目指す首相・李克強の“リコノミクス”派との激突の様相がありありと分かる。結果は日本の政治に似た「両論...▶続きはこちら
2013-11-13 18:59

韓国には早く品格ある大人になって欲しい

松井 啓  大学講師、元大使
 韓国は日本から地理的に最も近い国の一つであり、歴史的にも朝鮮通信使を10回以上も日本に派遣して、織物・陶芸技術等の文化を日本に伝えた。現在でも貿易や投資では相互に重要国であり、音楽や映画等の交流は盛んで、親しくなれる接点は沢山ある。他方、韓国は竹島を不法占拠し(国威発揚?)、日本海の名称を「東海」...▶続きはこちら
2013-11-13 14:21

(連載)安保法制懇と解釈改憲(2)

角田 勝彦  団体役員・元大使
 安保法制懇は9月17日、7カ月ぶりに2回目の会合を開き、安倍首相は「いかなる憲法解釈も国民の生存や国会の存立を犠牲にするような帰結となってはならない」と述べ、改めて政府の憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を解禁することへの意欲を示した。

 安保法制懇は10月16日、首相官邸で第3回会合を開...▶続きはこちら
2013-11-12 11:46

(連載)安保法制懇と解釈改憲(1)

角田 勝彦  団体役員・元大使
 安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)の最終報告は慎重論から予定より遅れ来春になりそうだが、懇談会の顔ぶれ及びこれまでの報告から見て集団的自衛権行使や集団安全保障への参加を認めるように提言すること明らかである。

 ここに指摘したいのは、内容はともかく、これまで安倍政権が集団的...▶続きはこちら
2013-11-11 10:57

またもバーミヤンの石仏

船田 元  元経済企画庁長官
 アフガニスタンの首都カブール西方に、バーミヤンという古いまちがある。東西のシルクロードとインドからの道のクロスポイントとして、かつて栄えたまちと言われる。そこに岩壁をくり貫いて、巨大な石仏2体(東仏、西仏)が世界遺産として鎮座している。かつて日本の平山郁夫画伯が、この石仏をテーマとした作品を描き、...▶続きはこちら
2013-11-08 06:44

「炎上釣り師」山本太郎の狡猾さ

杉浦 正章  政治評論家
 ウエブのサイトで不祥事などをきっかけに爆発的に賛否の議論を巻き起こすことを「炎上」と言うが、そのきっかけを作ることを「釣り」と言う。あちこちでサイトを炎上させる者は「釣り師」だ。参院議員・山本太郎はその「釣り師のポリティック」に出たのだ。従って、論議が燃え上がれば燃え上がるほどありがたいのだ。一見...▶続きはこちら
2013-11-07 19:22

虎の尾を踏んだオバマ

川上 高司  拓殖大学教授
 アメリカ国家安全保障局(NSA)の機密情報を暴露してロシアに亡命したエドワード・スノーデンは、10月24日、35カ国の大統領や首相の通信を盗聴していたとリークした。盗聴の対象となっていたのは、ロシア、イラン、中国の他にもブラジルやドイツ、フランスの大統領や首相などのアメリカの同盟国だった。そのため...▶続きはこちら
2013-11-05 06:51

特定秘密法案が露呈した“革新弱体化”の実態

杉浦 正章  政治評論家
 特定秘密保護法案をめぐって保革が激突の様相を呈し始めた。その対立構図はまるで60年安保の時のような先鋭化の色彩を示している。しかし安保の時とは決定的な差が見られる。安保は保革それぞれに大局観と理論武装を伴った政治勢力の激突であり、革新勢力は現在より圧倒的に質量共に上回っていた。院外勢力も学生運動を...▶続きはこちら
2013-11-04 21:13

アメリカでも「ねじれ議会」

船田 元  元経済企画庁長官
 我が国ではしばらくの間、衆議院と参議院の多数勢力が異なり、法律が通らなかったり、予算成立が難航したりする、いわゆる「ねじれ国会」に悩まされた。「決められない政治」の元凶でもあった。しかし昨年暮れの衆議院総選挙と今夏の参議院通常選挙を経て、ようやく「ねじれ」が解消し、両院とも自民・公明の連立与党が多...▶続きはこちら
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