ドイツ・スピーゲル誌電子版(10月27日付)では、NSAがドイツでどのように盗聴していたのかを詳細にレポートしている。それによれば、ドイツでの盗聴の拠点はベルリンにあるアメリカ大使館とフランクフルトの領事館だ。大使館はブランデンブルク門のすぐ脇にあり連邦政府の建物にも近い、最高の場所である。アメリカは2008年に立派な建物を建築して入居を始めたのだが、どうやら建物内で盗聴活動が行われていると、同誌は独自の調査と分析で結論づけている。さらに、NSAの中でもエリート部隊であるSpecial Collection Service (SCS)がドイツでは活動していた。最新の装備と最強のスパイがドイツでは2002年からつい最近まで暗躍していたことになる。