国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2014-02-11 12:51

(連載2)オバマさんの5度目の一般教書演説について

河野 勝  早稲田大学政治経済学部教授
 より全般的にいえば、今回の演説は、ほとんどインパクトを残さない、どちらかというと広く浅く表面をさらうだけの演説、という感じがした。大きな懸案だった医療保険改革をなんとかやりとげたものの、それが廃案に追い込まれる不安を抱えていて、ディフェンシブになっている印象だった。今年の目玉はおそらく移民政策だろ...▶続きはこちら
2014-02-10 16:42

(連載1)オバマさんの5度目の一般教書演説について

河野 勝  早稲田大学政治経済学部教授
 遅ればせながら、オバマ大統領の State of the Union Address を聴いた。なぜこれを日本語で「一般教書演説」と訳すのか分からないが、合衆国(union)の現状(state)を議会に報告するというのが、この演説である。日本のような議院内閣制と異なり、三権分立が確立しているアメリ...▶続きはこちら
2014-02-10 10:28

日本も、国際テレビ放送英語版を立ち上げよ

松井 啓  大学講師・元大使
 「韓国は早く品格ある大人になって欲しい」と題した本論壇への筆者の11月13日付け投稿で、筆者は「日韓両国は、中露と隣接し、北朝鮮を抱え、米と同盟関係にある、いわば一種の運命共同体である。中米露のバランスが不安定化し、東アジア情勢が流動化する中で、日韓は、これ以上いがみ合いを続けるのではなく、協力関...▶続きはこちら
2014-02-07 11:20

2月7日は、「北方領土の日」

金子 熊夫  外交評論家・元外交官
 いよいよ本2月7日からソチ冬季オリンピックが開幕しますが、忘れていけないのは、本日は「北方領土の日」であるということです。ソチでの開会式に出席する安倍総理はプーチン大統領との会談で、北方領土問題に直接触れるかどうかわかりませんが、両首脳の頭の中にこの問題があることは確かでしょう。ちなみに、ソチの西...▶続きはこちら
2014-02-06 06:59

「政権打倒は朝日の社是」と、安倍宣戦布告

杉浦 正章  政治評論家
 温厚な安倍ちゃんがついに堪忍袋の緒が切れるのくだりであった。首相・安倍晋三は2月5日の国会で朝日新聞を「安倍政権打倒は朝日の社是であると聞いた。そう言う新聞だと思って読んでいる」と真っ向から批判したのだ。これほどきっぱりと特定の新聞を名指しで首相が切りつけた例を知らない。新聞とのけんかは、佐藤栄作...▶続きはこちら
2014-02-04 16:51

(連載2)シリア和平国際会議とシリアへの緊急人道支援

水口 章  敬愛大学国際学部教授
 シリア国内で戦闘に加わっている外国人ジハーディストは1万人以上に上り、うち20%がヨーロッパ系であり、米国系も700人いるといわれている(アラブ系アルカイダに関しては、2011年3月~2013年12月までのシリアでの死亡者が9900人と12月23日付アルハイヤートで報じられている)。問題は2つある...▶続きはこちら
2014-02-03 22:25

(連載1)シリア和平国際会議とシリアへの緊急人道支援

水口 章  敬愛大学国際学部教授
 1月22日、スイスのモントルーでシリア問題についての国際会議が開かれた。同会議を前に、1月12日にはパリで「シリアの友人」会合(シリア反体制派とそれを支援する10か国)、13日にはケリー米国務長官、ラブロフ・ロシア外相、ブラヒミ国連およびアラブ連盟共同特別代表の3者会談、14日にはクウェートで国連...▶続きはこちら
2014-02-03 06:43

第2次小泉劇場は細川大敗北で幕

杉浦 正章  政治評論家
 「仁王経」に「盛者必衰、実者必虚」とある。盛んな者はやがて衰え、満ちている者はやがてからっぽになるという教えである。『平家物語』の冒頭「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらわす」はこの仁王経にに基づいたものである。日本人は70歳以上の高齢者ともなれば、多かれ少なかれこの哲学に気付くもの...▶続きはこちら
2014-02-01 00:27

日本は米国外交の「不在」を埋める努力を

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 オバマ政権が米国の対外関与に消極的であり、自由主義、民主主義、法の支配を是とするグローバル秩序の守護者としての米国の役割を顧みない傾向にあることは、かねてより指摘されているところである。1月28日の一般教書演説は、改めてそれを裏付けたに過ぎないが、やはり、同演説はかなり酷いものであった。オバマ大統...▶続きはこちら
2014-01-31 20:17

東日本大震災からもうすぐ3年

船田 元  元経済企画庁長官
 東日本大震災からもうすぐ3年が過ぎようとしている。被災地では、様々な復興のための活動が展開されている。復興の進み具合を数字上のデータで拾い上げると、瓦礫処理95%、防潮堤の着工57%、災害公営住宅着工61%、農地復旧63%、そして防災集団移転すなわち高台移転は、大臣の同意を得たものが100%、着工...▶続きはこちら
2014-01-31 10:49

日印は、米、豪、ASEANとも重層的協力を

鍋嶋 敬三  評論家
 安倍晋三首相のインド訪問(1月25日ー27日)は政治・安全保障、経済協力の強化で大きな成果を挙げたと評価したい。シン首相との間で「戦略的グローバル・パートナーシップの強化」と題する共同声明を発表したが、インド側の首相への厚遇と積極的評価が際立った。安倍首相は日本の首相として初めてインドで最も重要な...▶続きはこちら
2014-01-29 15:13

デフレ論議の混乱

榊原 英資  青山学院大学教授
 「脱デフレ」が政府の経済政策の重要課題のひとつに据えられ、マスメディアもこれを支持しているようだ。ただ筆者には、この一連の議論にはかなりの混乱があるように思える。まずはデフレーションの定義。通常デフレーションは景気後退と価格の下落が同時に起こることを意味する。しかし、日本の過去10年あるいは20年...▶続きはこちら
2014-01-29 06:57

通常国会は「責任野党」との連携が軸

杉浦 正章  政治評論家
 論戦の火ぶたを切った代表質問を通じて出てきたキーワードは「責任野党」だ。通常国会はこのキーワードを軸に展開する。その構図は自公連立を軸に、維新、みんな両党との部分連合の流れであり、主要野党で民主党の孤立化は明白となった。首相・安倍晋三の答弁からは高支持率とアベノミクスの好調に支えられた自信が強くう...▶続きはこちら
2014-01-27 13:11

靖国参拝から1か月:参拝の反復継続が重要

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 安倍晋三総理が昨年12月26日に靖国神社を参拝してから、ちょうど1か月になる。この間、予想された通り、様々な反応や議論があった。中韓は激しく反発し、米国は「失望した」と言った。日中の大使が英国の新聞紙上などで舌戦を戦わせる事態にもなった。国内での議論で目を引いたのは、米国との協調が重要であるこの時...▶続きはこちら
2014-01-25 09:03

労働力人口の減少を防ぐために

船田 元  元経済企画庁長官
 国力を構成する要素の第一は経済力である。そして、いま日本では、長引いたデフレから脱却して、経済再生を実現すべく、アベノミクスを強力に進めている最中である。しかし、その努力にもかかわらず、経済の足を引っ張っているのは、少子高齢化に伴う人口減少、とりわけ労働力人口の減少である。特に団塊世代の現役からの...▶続きはこちら
2014-01-24 06:53

世界中で日中「大使戦争」の様相となった

杉浦 正章  政治評論家
 まるで首相・安倍晋三の靖国参拝をめぐって日中「大使戦争」の様相を呈している。外務省によると、約50か国で中国大使が新聞や講演で対日批判を展開、これに日本大使が徹底した反論をするという事態だ。中国の批判の特徴は、安倍に焦点を絞っている点であり、その狙いは、地球規模でのプロパガンダで安倍の孤立化を図る...▶続きはこちら
2014-01-21 08:37

不戦時代の到来と積極的平和主義

山岸 俊枝  自閉症支援施設勤務
 はじめまして。山岸俊枝と申します。戦争のない国に生まれ育った幸運を、隣の人にも分けたいと思っています。伊藤憲一さんの著書(『新・戦争論:積極的平和主義への提言』)を拝読して、人類には戦争のない時代(無戦時代)があったこと、戦争の時代(戦争時代)を経て、戦争をコントロールする時代(不戦時代)を迎えた...▶続きはこちら
2014-01-21 07:11

細川が「言い訳選挙」になってきた

杉浦 正章  政治評論家
 清和源氏の流れを汲むだけあって「自分の方が偉い」と思っているのだろう。同じ殿様の、秋田県知事の佐竹敬久が東京の「ご乱心の殿」の批判を展開した。記者会見で「細川さんはそんなに古い大名じゃない。たかだか700年くらいだ。うちの方が400年くらい先輩だ」と、“格”の違いを強調。その上で生活の党代表・小沢...▶続きはこちら
2014-01-19 22:23

「国の力」とはなにか:その3要素を考える?

船田 元  元経済企画庁長官
 毎年正月には伊勢神宮参拝を行う。今年は大変参拝者が多く、宇治橋を渡るのに苦労した。言うまでもなく昨年10月の、20年に一度の式年遷宮の影響が大きい。しかし参拝者が多いのはとても良いことだ。その参拝者に混じって、私は「国の力」とは一体何だろうかと、こころに問いかけてみた。先ずは経済力があるだろう。ア...▶続きはこちら
2014-01-16 07:01

小泉“原発集中選挙”が早くも頓挫

杉浦 正章  政治評論家
 不偏不党を標榜しているのが全国紙各社だが、細川護煕立候補の都知事選をめぐっては、なりふり構わぬアンフェアぶりを示し始めた。そのトップを走るのが朝日新聞であり、社説で原発ゼロの争点化をもろ手を挙げて歓迎した。これに毎日と東京が追随する。朝日は紙面構成の照準を明らかに「細川寄り」に定めており、1月16...▶続きはこちら
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