国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2014-01-15 18:34

東京都知事選をドラマにしてはならない

松井 啓  大学講師、元大使
 ジャーナリズムはドラマを欲するものであり、ドラマを仕立てるのがうまい。民間なら60歳(還暦)は心身ともにまともに機能しなくなる時期とみなして、定年退職することになっている。人口1千3百万人を抱える都知事選挙に、一旦引退した首相経験のある老人2人が「原発ゼロ」を旗印として表舞台に出てきたのは正常なこ...▶続きはこちら
2014-01-15 10:07

(連載2)米国は日中どちらを向いているのか?

鍋嶋 敬三  評論家
 米国は日中どちらを向いているのか?国際政治は「奇々怪々」の世界である。古くはヒトラーとスターリンの独ソ不可侵条約(1939年)がある。一週間後にドイツはポーランドに侵攻、第2次世界大戦が火ぶたを切った。米ソ冷戦の最中、「敵の敵は味方」を地で行く1971年7月の米中和解(ニクソン大統領の訪中合意発表...▶続きはこちら
2014-01-14 11:41

(連載1)米国は日中どちらを向いているのか?

鍋嶋 敬三  評論家
 2014年が明けたが、東京とワシントンの間には冷たいすきま風が吹き込んでいる。漁夫の利を得るのは日米同盟の離間を策す中国に他ならない。安倍晋三政権の懸命の努力で沖縄・普天間基地の辺野古移転が動き出そうとしている。米国の評価は高まり、同盟強化への大きな一歩になる。しかし、安倍首相の靖国神社参拝でワシ...▶続きはこちら
2014-01-14 06:53

手がつけられぬ細川「ご乱心」

杉浦 正章  政治評論家
荘子に「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」があるが、肥後細川家18代当主は御年75歳のご高齢だ。はっきり言っておやめになった方がよい。6年後のオリンピックまで都政に責任を持てるのか。今あっても遅くはない直下型大地震に、かって国政でそうしたように、殿様の身勝手で知事の座を投げ出されては、辛酸をなめるの...▶続きはこちら
2014-01-13 12:06

日本は、放射性廃棄物処理のイニチアチブを取れ

松井 啓  大学講師、元大使
 日本の原子力発電は1966年に最初の商業用発電所が運転を開始し、特に1973年の石油危機以来増設が進み、原子力発電は燃料費の節約、電力の安定供給、温暖化抑制等の要件を満たす重要な基幹電源として位置づけられた。発電所数も50基を超え、米仏に次いで3位となり、原発の発電量も約3分の1となり、経済発展に...▶続きはこちら
2014-01-12 00:27

個人情報保護法の解釈をより正しく、柔軟に

船田 元  元経済企画庁長官
 個人情報保護法が施行されて以来、学校などではクラスの名簿が、なかなか作れないといった事態が起きている。親の中には自宅や電話番号を知られたくないとして、名簿記載を拒むケースが増えているからだ。緊急連絡網の作成もままならず、子供たちの安全確保に黄色信号が点滅している。

 問題は災害の現場でも発生...▶続きはこちら
2014-01-09 09:39

靖国ではなく、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で追悼せよ

河東 哲夫  元大使
 安倍総理の昨年末の靖国参拝の余波はまだ続いている。日米中の間の心理的なねじれが、響いている。日本でも中国でも、約70年前終わった戦争の傷がこれだけ新しいというのは、世界史の中でも珍しい。例えば日本が関わっている例だと、1918年のシベリア出兵があるが、70年後の1988年にはソ連国民の間ではほぼ忘...▶続きはこちら
2014-01-09 00:50

(連載2)日本人と抽象概念

水口 章  敬愛大学国際学部教授
 今回の靖国神社訪問に関する一連の安倍首相の言動は、合理性よりも「精神的雰囲気」が勝った意思決定のようにも思える。そうだとすれば、中村元が指摘した、日本人の歴史的な特性の発現である。しかし、すでに多くのニュースで伝えられているように、合理性の高い社会で育った外国の人々は、戦犯とされた人々も合祀されて...▶続きはこちら
2014-01-08 10:25

(連載1)日本人と抽象概念

水口 章  敬愛大学国際学部教授
 グローバル化が進む国際社会にあって、人々の生活環境の同質化が進み、ソーシャルメディアの発達がそれに拍車をかけている。特に若者層で意識、行動の類似性が高まっているように思う。こうした世界潮流の中、中東地域では2010年に拙著『中東を理解する』で指摘したように、その流れに合流することに戸惑っているかに...▶続きはこちら
2014-01-08 05:24

再増税、靖国なしなら政権の「3年越え」は可能

杉浦 正章  政治評論家
 テレビの新春政局放談会はどの局も馬鹿と阿呆の絡み合いだったが、その“白眉”は共同通信出身評論家の「安倍さんは2020年のオリンピック開会式で挨拶する」だ。これを筆者は「新年初誤報」と名付ける。なぜなら首相・安倍晋三がやっと箱根の手前の大山を越えた段階で、気の遠くなるようなエベレスト越えを予言するよ...▶続きはこちら
2014-01-05 22:40

中・韓の靖国参拝批判は内政干渉

松井 啓  大学講師・元大使
 安倍首相の靖国参拝は絶妙なタイミングでなされた。欧米ともにクリスマス休暇中であり、それぞれの国民は年末セールに忙しく極東にかまけるいとまもなかったが、首相が政権2年目の冒頭で参拝したのには、十分な理由があった。そもそも如何なる寺院、教会、神社等に参拝するのかは個人の問題であり、首相の立場で参拝する...▶続きはこちら
2014-01-04 01:17

「平和の党」公明党さんへ

宮崎 厚  ベンチャー企業顧問
 公明党山口代表の演説をニュースで読み、その内容にがっかりしています。安倍総理の靖国参拝を批判して、「国民と国際社会に謙虚に耳を傾けよ」とおっしゃったそうですが、本当ですか。小中学生のいじめ問題に対して、いじめられた子供に「君さえ我慢すれば、すべてが治まる」と口説く、日教組的なご発言だと思います。結...▶続きはこちら
2014-01-02 08:58

(連載)年頭に想う:「世界の警察官」と積極的平和主義(2)

伊藤 憲一  日本国際フォーラム理事長
 私は、戦争史の観点から人類史を「無戦時代」「戦争時代」「不戦時代」に3分して、第二次世界大戦後の今日を、その核抑止と経済的相互依存の実態に鑑み、「不戦時代」と呼んでいる。かつて個人について「決闘の自由」が認められていた時代があった。国家が「戦争をする自由」を認められていた「戦争時代」の国家は同じよ...▶続きはこちら
2014-01-01 01:50

(連載)年頭に想う:「世界の警察官」と積極的平和主義(1)

伊藤 憲一  日本国際フォーラム理事長
 長く米国は「世界の警察官」の役割を果たしてきた。米国がいなかったら、1948年のベルリン封鎖、1950年の朝鮮戦争、そしてその後のキューバ危機やベトナム戦争などはどういう結末を迎えていただろうか。たぶん、ベルリン、朝鮮半島などがソ連の手中に落ちるだけでは済まなかっただろう。その後の世界地図全体が、...▶続きはこちら
2014-01-01 01:30

新年あけましておめでとうございます

伊藤 憲一  日本国際フォーラム理事長
 新年明けましておめでとうございます

 e-論壇「百花斉放」の全国および全世界の愛読者の皆様に新年のご挨拶を申し上げます。早いもので、このe-論壇も、2006年4月12日のスタートから数えて、8度目の正月を迎えることになりました。この間に愛読者、そして投稿者の皆様のネットワークは着実な広がり...▶続きはこちら
2013-12-30 12:09

(連載)安倍総理の靖国参拝を考える(3)

平林 博  日本国際フォーラム副理事長
 総理への批判の問題は、靖国参拝を批判する中韓の日本批判に「塩を送る」ものが多いことである。首脳会談の拒否ほか、理不尽な態度をとっている両国の政府やマスコミをもっと批判した上の安倍批判であればより説得力を増すだろうが、そうではない。また、米国が「失望した」などと批判していることを鬼の首をとったように...▶続きはこちら
2013-12-29 12:04

(連載)安倍総理の靖国参拝を考える(2)

平林 博  日本国際フォーラム副理事長
 外交的には、中韓との首脳会談がさらに遠のくのみならず、両国からの各種の反日言動が増えるであろう。しかし、安倍総理が1年有余、首脳会談を呼びかけてきたにもかかわらず、中国はこれを無視し、さらには中国艦船による尖閣諸島の領海および接続水域への挑発的な侵入を恒常化させ、挙句の果てにはわが国のそれと重なる...▶続きはこちら
2013-12-28 21:34

(連載)安倍総理の靖国参拝を考える(1)

平林 博  日本国際フォーラム副理事長
 12月26日に安倍総理が靖国神社を参拝した。これを支持ないし歓迎する日本人は多い。しかし、案の定、中国および韓国は強烈に反発した。左翼傾向の強いわが国マスコミや「知識人」も、中韓政府の反安倍の合唱に加わった。在京米国大使館は「(参拝直後の総理発言のなかの)過去への反省と日本の平和への決意を再確認す...▶続きはこちら
2013-12-24 11:32

国際秩序強化に主導的役割果たすために

鍋嶋 敬三  評論家
 「国際協調主義に基づく積極的平和主義」を理念に掲げたわが国初の「国家安全保障戦略」(以下「安保戦略」)が12月17日閣議決定された。1957年の「国防の基本方針」に代わる基本的文書である。同時に防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画(中期防)も改訂された。国際情勢の歴史的転換にもかかわらず、56年間も...▶続きはこちら
2013-12-23 00:42

(連載)2013年の国際政治を回顧する(3)

石川 薫  日本国際フォーラム研究本部長
 こうした国際環境にあって、日本は既述のとおり機動的外交を展開したが、そこで観察されたのは「日本らしい日本」の外交」と「日本を念頭に置いた第三国」の外交であった。例えば、TICAD Vにおいてはアフリカ諸国を信頼する「水平目線」での開発協力を推進し、一部欧米の「垂直目線」のODAとの違いを改めて際立...▶続きはこちら
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