国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2015-12-04 05:50

裁判では「民主党首相」の素質が問われた

杉浦 正章  政治評論家
 日本の元首相が現首相を訴えるという前代未聞の裁判の新聞報道が、第2社会面に小さく掲載されるとは驚いた。新聞社内の縦割りで裁判は社会部任せにするという癖が抜けない。ことは一国の首相の「素質」が問われた裁判であり、原発の過酷事故という重要課題への政治の対応をめぐる司法の判断である。政治部サイドの関連記...▶続きはこちら
2015-12-04 01:27

(連載2)グルジア戦争時の対ロ対応ミスをくりかえす仏大統領

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 ラブロフ露外相は、対ISで協力するためには、欧米諸国はロシアと見解が一致しない二義的な問題は捨てるべきだと公然と述べている。二義的問題とは、ウクライナ問題であり、またアサド政権に対する見解の相違である。私が懸念するのはオランドの行動が、結果的にサルコジと同様、ウクライナ問題、即ち大国による主権侵害...▶続きはこちら
2015-12-03 15:54

(連載1)グルジア戦争時の対ロ対応ミスをくりかえす仏大統領

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 パリでの「イスラム国」(IS)によるテロ事件の後、オランド仏大統領が欧米やロシアの首脳と会って、ISとの闘争でロシアも含めた国際連帯を呼びかけた。しかし11月26日のモスクワでのプーチン大統領との会談では、シリアのアサド政権への対応で、欧米とロシアの立場の違いがかえって浮き彫りになった。共同記者会...▶続きはこちら
2015-12-01 13:15

EU加盟を熱望するトルコと米戦略

山田 禎介  国際問題ジャーナリスト
 トルコ戦闘機によるロシア軍機の撃墜事件で、北大西洋条約(NATO)加盟国によるトルコ支持の輪が広がっているが、高名な中東学者が「(かつて)トルコはよほどNATOに入りたかったんでしょうね」と、いま同盟の”恩恵”を受けるトルコについて、さらりと述べた。だがトルコのNATO入りはそんな簡単なものではな...▶続きはこちら
2015-12-01 06:25

来夏にダブル選がなぜあり得るか

杉浦 正章  政治評論家
 衆院議員の当落を決めるのは簡単な話だ。来年正月になっても夏に衆参ダブル選挙があるのかないのか悩んでいる人が落選。悩まずに「常在戦場。今年はダブル選挙」とばかりに選挙区を駆け回る人が当選の構図だ。これだけ「条件」がそろって見え見えなのに、見える人と見えない人がいるから政治家は優劣がつくのだ。例え駆け...▶続きはこちら
2015-11-30 15:49

一票の格差問題の前にすべきことがある

赤峰 和彦  自営業
 11月25日、最高裁は一票の格差が最大2.13倍だった昨年12月の衆院選を「違憲状態」と判断しました。一方、選挙の無効を求めた訴えは退けています。違憲訴訟を起こしたグループは、選挙結果の無効を勝ち取るだけでなく、安倍政権そのものを否定したいと考えています。表向きは憲法論を展開していますが、本当は政...▶続きはこちら
2015-11-27 10:38

(連載3)英中「黄金時代」にどう対処すべきか?

河村 洋  外交評論家
 さらに重大な懸念材料は、CGNが他の多くの中国企業と同様に人民解放軍と緊密な関係にあることである。中国人技術者はハッキングでも従来からのスパイ行為によってでも、機密性の高い先端技術を盗み取ることができる。忘れてはならないことは、プーチン政権の秘密工作員がロンドンのロシア人社会に潜んでアレクサンドル...▶続きはこちら
2015-11-26 10:43

(連載2)英中「黄金時代」にどう対処すべきか?

河村 洋  外交評論家
 ニブレット氏の見解は深い分析と冷静なリアリズムに基づいているが、それでも私はイギリスの過剰な対中関与には異を唱えたい。歴史的に見て、イギリスは台頭する大国を受け入れて世界での影響力を維持しようとしてきた。ビクトリア朝時代にはソールズベリー侯爵が米独両国との良好な関係に努めた。しかしのちにドイツと敵...▶続きはこちら
2015-11-26 06:03

橋下は「維新特区」依存の脱皮がカギ

杉浦 正章  政治評論家
 BOROのシングルに「大阪で生まれた女やさかい東京へはようついていかん」があるが、大阪は「維新特区」というべき政治風土を持っている。府知事、市長両選挙で大阪維新を圧勝に導く風土だ。その投票行動には全く一貫性がない。橋下徹の大阪都構想を住民投票で否決したかと思うと、今度は橋下を圧勝させた。背後に何が...▶続きはこちら
2015-11-25 23:29

(連載1)英中「黄金時代」にどう対処すべきか?

河村 洋  外交評論家
 去る10月にイギリスは中国の習近平国家主席を迎えて両国の「黄金時代」の幕開けを称えた。他方で人権活動家達は中国によるチベット抑圧を非難し、王室も習氏に皮肉を込めた対応をした。しかし政策的観点から言えば、最も重大な懸念はブラッドウェルとヒンクリー・ポイントでの原子力発電所の建設である。英中原子力合意...▶続きはこちら
2015-11-25 10:19

(連載2)「日本大好き」ウルグアイ大統領の来日

角田 勝彦  団体役員、元大使
 バスケス大統領およびニン・ノボア外相ご夫妻に加え、ダニロ・アストリ経済財務大臣など20数名の経済人が同行してビジネス・セミナーを開催したことが示すように、一行の今回訪日の主な目的は、経済関係の強化である。貿易の増大とウルグアイへの日本企業の投資拡大である。とくにバスケス大統領により首脳会談において...▶続きはこちら
2015-11-24 10:15

ASEAN、米中の「草刈り場」懸念

鍋嶋 敬三  評論家
 アジア太平洋経済協力会議(APEC)、東南アジア諸国連合(ASEAN)、東アジアサミット(EAS)と11月下旬、相次いだ一連の首脳外交は安全保障、経済の両面で米国対中国の主導権争いがし烈だった。最大の焦点・南シナ海問題では、中国の埋め立てによる人工島の軍事拠点化に対して、米国がミサイル駆逐艦の航行...▶続きはこちら
2015-11-24 02:27

(連載1)「日本大好き」ウルグアイ大統領の来日

角田 勝彦  団体役員、元大使
 「地球儀俯瞰外交」と称する安倍総理の外遊は、11月中旬現在で訪問国・地域62(のべでは80)に達し、歴代1位を更新しつつある。具体的成果はともあれ、首脳外交が世界で日本への認識を深めていることは間違いない。たとえば11月上旬、かって私が在勤したウルグアイのバスケス大統領が来日されたが、今年3月就任...▶続きはこちら
2015-11-23 11:07

武器輸出国とISテロ

赤峰 和彦  自営業
 ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の2014年度報告では、武器輸出国ランキングは、アメリカ、ロシア、中国、ドイツ、フランス、イギリス、スペイン、イタリア、ウクライナ、イスラエルの順となっています。上位6カ国はドイツを除き国連の常任理事国が占めています。常任理事国自らが紛争やテロの種をばら撒...▶続きはこちら
2015-11-21 12:17

平和主義者の幻想を危ぶむ

熊谷 直  軍事評論家
未だに「平和!」「平和!」と叫んでいれば平和がくるという妄想から逃れられない日本人が多数いることを、残念に思っている。たまたま訪れた外国で温かくもてなされた経験などから、そのように思ってしまうのだろうか。私は、防大出の航空自衛官であった若い時期の経験と、その後の35年にわたる防空現場での体験や、軍事...▶続きはこちら
2015-11-20 06:42

安倍、南シナ海への自衛隊派遣を検討

杉浦 正章  政治評論家
一見テロ対策と経済対策一色に見えるアジア太平洋経済協力会議(APEC)だったが、舞台裏では中国対日米同盟のすさまじいせめぎ合いの構図が展開された。とりわけ米大統領オバマと首相・安倍晋三の会談では、日米同盟を地球規模に拡大することで一致し、安倍は「南シナ海での自衛隊の活動」に言及した。これは、南沙諸島...▶続きはこちら
2015-11-18 19:02

地上からテロをなくすために

赤峰 和彦  自営業
 フランスで起きたイスラム過激派ISによる同時多発テロ事件は国際社会に大きな衝撃を与えました。テロの被害にあったフランスでは、国歌を歌い、報復を鼓舞して、怒りの矛先をISや、国内にいるイスラム教徒にも向けられようとしています。しかし一方で多くの国民は、やり場のない悲しみとともに厭戦感が広がりつつあり...▶続きはこちら
2015-11-18 06:48

奇襲「代執行」作戦で政府圧勝の決着へ

杉浦 正章  政治評論家
 織田信長が今川義元を討った戦国時代最大の奇襲作戦が桶狭間の戦いであったが、政府も奇襲攻撃に出た。さすがに官房長官・菅義偉はけんかの仕方を知っている。普天間基地の辺野古移設で、沖縄県知事・翁長雄志を狙って長引く行政不服審査法ではなく、迅速な司法の判断が出される「代執行」提訴に踏み切った。翁長は最近ま...▶続きはこちら
2015-11-16 11:09

ロシアと米欧は、対テロ戦争で一致団結せよ

飯島 一孝  ジャーナリスト
 ロシアのエアバスA321型旅客機が10月31日、エジプト東部のシナイ半島で墜落、乗客乗員224人全員が死亡する事故が起き、イスラム過激派によるテロ説が強まっている。実はその事故の直前に実施された世論調査で、ロシア国民の半数が「近くロシアに対し、テロ攻撃が行われる」と思っていたことが分かった。また、...▶続きはこちら
2015-11-13 16:52

岡田克也・民主党党首に残された選択肢

赤峰 和彦  自営業
 11月10日、11日の衆参各予算委員会(閉会中審査)を見ると、民主党はすでに分裂状態にあると感じました。質問者は、共通して安倍政権批判をしているのですが、同じ政党の議員かと思うほど意見が異なるのです。たとえば、前原誠司氏は財務省の代理人のような発言、徳永エリ氏は共産党系市民団体さながらの発言、小川...▶続きはこちら
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