国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2015-11-13 05:38

公明が“躍進共産”に受け身でたじたじ

杉浦 正章  政治評論家
 かつて自民党副総裁・川島正次郎が「70年代は自共対決の時代になる」と予測したが、2010年代後半も「自共対決」を軸に展開しそうな雲行きとなってきた。現在公明党が自民党の“代理戦争”の形でバトルを展開しているが、論戦といい、地方選挙といい、押され気味だ。なぜかというと支持母体である創価学会に安保法制...▶続きはこちら
2015-11-11 05:49

「謝らぬ安倍」が日韓支持率を直撃

杉浦 正章  政治評論家
 ついつい自慢してしまうが、政治の予測が当たるかどうかが、もうじき後期高齢者になる年寄りの唯一の生きがいだから、御寛容願いたい。今度は世論調査予測が当たった。安保法制成立に際しての9月19日の投稿で「安倍の支持率は一時的には下がるだろうが、新聞とはいえ私企業が行う世論調査などに一喜一憂する必要は無い...▶続きはこちら
2015-11-10 10:00

中国、南シナ海で戦術転換か

鍋嶋 敬三  評論家
 南シナ海で「航行の自由作戦」と銘打った米ミサイル駆逐艦「ラッセン」のスービ礁12カイリ内航行(10月27日)は、中国に政策変化をもたらしたか?そうだとすれば、米中関係、アジア太平洋情勢に大きな変化をもたらす。まず、習国家主席のシンガポール演説(11月7日)に目を向けたい。習氏は南シナ海における航行...▶続きはこちら
2015-11-08 16:30

シリアでロシアは漁夫の利を得る

松井  啓  大学講師、元大使
 ロシアのプーチン大統領はかつて「ソ連解体はロシア史上最大の失策であった」と述べた由である。彼はピョートル大帝とその次のエカテリーナ女帝を尊敬しており、執務室にはピョートル大帝の肖像画を掲げているとのことで、彼の夢は偉大なロシア帝国の再興である。アメリカは自由、人権、民主主義を世界に広めるのが夢であ...▶続きはこちら
2015-11-06 13:52

中国とは「浮利を追わず」の心構えで

四方 立夫  エコノミスト
 日中経済協会の訪中団が国家発展改革委員会と会談し、環境や省エネ分野を中心に協力関係を強化する方針を確認すると共に、6年ぶりに中国首相と会談し、李首相より投資復活の期待を表明されたとのことであるが、経団連をはじめとした財界首脳には、中国に対する思い入れの強い方が多いものの、現場で中国と対峙している経...▶続きはこちら
2015-11-06 08:24

習近平の「台湾総統選干渉」は失敗に終わる

杉浦 正章  政治評論家
 このところ外交攻勢で乗りに乗っている中国国家主席・習近平が、こんどは66年ぶりという中国・台湾トップ会談を選択した。紛れもなく来年1月の台湾総統選挙を意識した露骨な選挙干渉である。民進党が現政権与党である国民党を20ポイントもリードしている現状の「逆転」をはかろうとしているのだ。しかしおそらくこの...▶続きはこちら
2015-11-05 10:29

(連載2)米中の「にらみ合い」は続く

角田 勝彦  団体役員、元大使
 中国は力の信奉者である。9月下旬の米中首脳会談で習主席は「太平洋には両国を受け入れる十分な空間がある」と述べた。中国海軍司令官が訪中した米太平洋軍司令官に「太平洋を二分割して管理しよう」と提案したこともある。9月3日の北京での大規模軍事パレードで誇示した軍事力(例えば「空母キラー」と呼ばれる対艦弾...▶続きはこちら
2015-11-04 10:21

(連載1)米中の「にらみ合い」は続く

角田 勝彦  団体役員、元大使
 今さら、共和党大統領候補などの勇ましい演説に影響されたとも思えないが、米国オバマ大統領の対外姿勢に変化が見られる。10月15日にアフガニスタン駐留米軍の2016年末での撤退を断念する方針を発表したのがそのひとつだが、27日に米海軍のイージス艦が南沙(英語名スプラトリー)諸島で中国が埋め立てた人工島...▶続きはこちら
2015-11-04 10:16

北方領土問題は「急がば回れ」だ

飯島 一孝  ジャーナリスト
 ユネスコ世界記憶遺産に登録された第二次大戦後のシベリア抑留についてロシア政府は「日本のゆがんだ戦争認識のもとで資料の収集が行われた 」と批判している。一方、北方領土問題についてもロシア側は「日本がまず第二次大戦の結果(敗戦)を認めないと話が始まらない」と言い出している。ロシア側の最近の風潮を見てい...▶続きはこちら
2015-11-02 11:53

待ったなしの地球温暖化対策

船田  元  衆議院議員(自由民主党)
 産業革命以来、全世界の年間平均気温は0.8度ほど上昇している。僅かの上昇と思いがちだが、あくまで平均であり、ところによっては数度上がったところもあるようだ。今のまま温暖化防止の取り組みが停滞すれば、平均気温は将来2~4度も上昇すると言われる。温暖化の影響は確実に地球の気候変動として現れており、各地...▶続きはこちら
2015-10-30 08:34

中国メディアは、「米艦艇は張り子の虎」というが

山田 禎介  国際問題ジャーナリスト
 先月始めの北京での大軍事パレード。現代中国では伝統の中華思想もどうやら文化ではなく、軍事面に顕著に現れるようである。かつて筆者は本欄に「中国の海洋戦略は政治的思惑先行?」( 2009-02-10)と書いたが、どうやらいまや中国は、その政治的思惑を超え、自己願望を現実と錯覚した状態でないかとさえ思う...▶続きはこちら
2015-10-30 05:48

沖縄の「民意」に移設推進論が顕在化

杉浦 正章  政治評論家
 政府は名護市辺野古の沿岸部で、普天間移設計画の中核となる埋め立て工事に着手した。これに対し、沖縄県知事・翁長雄志は強く反発、国と沖縄県の対立が深まるなかで工事が続くことになった。露骨に翁長を応援する朝日新聞は「翁長知事長期戦の構え」と期待するが、政府と翁長の対立は勝負がついた形となった。翁長は今後...▶続きはこちら
2015-10-29 13:05

(連載2)アメリカ海軍航空戦力の進化と課題

河村 洋  外交評論家
 2006年にF14トムキャットが退役してから、アメリカ海軍には航空優勢および迎撃用の戦闘機がない。冷戦後の予算的制約もあって、アメリカの国防政策は戦闘機のコスト・パフォーマンスを重視するようになった。それによってアメリカ海軍の空母打撃群は、大国間の競合時代への逆戻りで敵のA2AD能力が強化されると...▶続きはこちら
2015-10-28 21:10

(連載1)アメリカ海軍航空戦力の進化と課題

河村 洋  外交評論家
 現在、アメリカ海軍および空軍の航空戦力は岐路に立っている。それは以下の理由による。第一にアメリカが保有する戦闘機および攻撃機は耐用期限が迫り、次世代への移行期にさしかかっている。第二に新しい航空戦力では最新の技術と航空戦の概念の変化に重点が置かれ、従来の格闘戦を想定した機動性やスピードよりもステル...▶続きはこちら
2015-10-28 07:05

米の南沙強硬策テコに中国包囲網強化を

杉浦 正章  政治評論家
 産経のようにはやばやと「日米で共同パトロール」だとか、「安保法制適用」だとかと、馬鹿丸出しの軍艦マーチを鳴らしてはいけない。米艦による中国の人工島の12カイリ内航行が意味するものは、まだまだけん制の段階であり、米中両国とも「管理された緊張状態」を続ける魂胆とみなければなるまい。そしてこの状態は長期...▶続きはこちら
2015-10-27 10:27

「英中蜜月」時代に問われる安倍外交の真価

鍋嶋 敬三  評論家
 「英中蜜月時代」は到来するか?中国の習国家主席とキャメロン英首相の会談(10月21日)は「英中関係の黄金時代」「グローバルな包括的戦略パートナーシップ」をうたいあげた。中国製の原発採用など400億ポンド(7兆4000億円)にのぼる投資、貿易の契約、人民元の国際化への英国の支援など、両国間の経済協力...▶続きはこちら
2015-10-26 10:58

日本共産党提唱「国民連合政府」への疑問

加藤 成一  元弁護士
 日本共産党は、今年9月19日成立した集団的自衛権の限定的行使容認を含む「安全保障関連法」の廃止、及びその根拠となった昨年7月1日の閣議決定の取り消し、並びに「破壊」された「立憲主義」を回復するためと称して、民主党など野党各党との「国民連合政府」の樹立を提唱し、国政選挙での「選挙協力」を呼びかけてい...▶続きはこちら
2015-10-23 05:31

政府・与党は臨時国会より党首討論をせよ

杉浦 正章  政治評論家
 こともあろうに産経までが、社説で臨時国会問題について「『召集の必要性は感じない』と口にする政権の鈍感さにはあきれる。」などと浅薄な論調を展開しているが、政府・与党は野党の自己顕示のための臨時国会など招集する必要は無い。秋に長期の臨時国会を召集したら、政府・与党は一年中国会にかかりっきりになり、内政...▶続きはこちら
2015-10-22 11:15

気になる英皇太子の中国主席歓迎の晩餐会欠席

山田 禎介  国際問題ジャーナリスト
 中国の習近平国家主席の公式訪英は、迎える英側も大掛かりなものになった。異例とも言われる厚遇で迎えた英国の背景には、チャイナマネー呼び込みによる英経済活性化の熱望ぶりが、隠しようにも隠せなく、見える。ところが、ハイライトでもある公式歓迎晩餐会には、チャールズ英皇太子の姿がなかった。人権問題に関心が強...▶続きはこちら
2015-10-21 05:47

維新の抗争は両方が敗北の構図

杉浦 正章  政治評論家
 今や憎悪の鬼と化した橋下徹と松野頼久が、山口組もびっくりポンの抗争にうつつを抜かしている。何も生じない不毛の抗争である。その結果出てくるものは「希望」ではなく、国民の「落胆」だけだ。維新の四分五裂は実に面白いが、結果は両方が負けるのだ。大阪市長・橋下が目指す新党「おおさか維新の会」が、かつての「第...▶続きはこちら
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