公益財団法人日本国際フォーラム

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日本外交は、現在、大きな転換点に直面している。日本外交の基盤である日米関係では、米国の政治的・社会的な揺らぎを背景として、対外関与の不確実性が高まっている。とりわけ非軍事分野では、日米関係を支えてきた社会的・人的・制度的支柱が弱まり、協力基盤の動揺が顕在化している。

他方で、中国は国家主導による先端技術開発とその産業化を通じて、国際標準やルール形成への影響力を強めている。技術を市場やインフラへと展開し、それを新たな国際秩序形成へと結び付けることで、中国は技術を通じた秩序の「実装」を推進している。

本研究会では、日米関係における非軍事分野の不確実性の拡大と、中国による技術を通じた秩序形成という二つの動向を踏まえ、日本がルール・制度・標準の各分野において、いかなる形で影響力を発揮し得るのかを分析する。その上で、自由、民主主義、法の支配といった基本的価値観を反映した、実効性ある国際秩序のナラティブの構築を目指すとともに、「協力基準」や「合意手順」といった実務的枠組みの設計を通じ、日本が主体的に関与する実践的な国際秩序のあり方を模索する。

以上の目的を達成するべく、本研究会は以下のメンバーを中心に調査・研究活動を実施している。

メンバー構成

主 査

松村 博行
駒澤大学経済学部教授

共同主査

土屋 貴裕
京都外国語大学共通教育機構教授

副 査

小尾 美千代
南山大学総合政策学部教授

●影響力行使の制度基盤分析チーム

研究メンバー

三浦 秀之
杏林大学総合政策学部教授

石川 知子
名古屋大学大学院国際開発研究科教授

道田 悦代
南山大学国際教養学部教授

長谷川 将規
湘南工科大学総合文化教育センター教授

●規範的ナラティブ設計チーム

研究メンバー

齊藤 孝祐
上智大学総合グローバル学部教授

蓮生 郁代
大阪大学大学院国際公共政策研究科教授

古賀 慶
南洋理工大学社会科学部准教授

清岡 克𠮷
防衛研究所先進領域研究部防衛基盤研究室研究員

上砂 考廣
API松本佐俣フェロー/英国国際戦略研究所(IISS)ジャパン・チェア・プログラム研究員

JFIR

伊藤和歌子
日本国際フォーラム研究主幹(事業総括)

鍛治 一郎
日本国際フォーラム研究員