国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2008-06-05 08:31

小沢戦略は事実上の選挙戦突入が狙い

杉浦正章  政治評論家
 参院で首相問責決議が可決され、衆院で内閣信任決議が可決されるのだから、流れはどう見ても「国民の審判」に向かうと思われるがどうか。民主党代表・小沢一郎の解散戦略が着々とその地歩を占めてゆく気配だ。政府・与党は小沢の仕掛けた“蟻地獄”から離脱できるだろうか。民主党が問責決議案提出を断念するという見方は...▶続きはこちら
2008-06-04 10:20

アフリカ支援、目標達成の検証が大事だ

鍋嶋敬三  評論家
 「アフリカ問題の解決なしに21世紀の安定と繁栄はない」を合言葉に、横浜市で開かれた第4回アフリカ開発会議(TICADⅣ)が5月30日閉幕した。15年間にわたって会議を主導してきた日本にとって、国連加盟国の4分の1を占めるアフリカ諸国との協力強化で外交的成果を収めたと言える。会議の成果を7月の北海道...▶続きはこちら
2008-06-03 08:35

自民党幹部に解散恐怖症候群

杉浦正章  政治評論家
  解散・総選挙が「怖い」と言えないから、自民党内は「解散はない」の大合唱だ。確かに自民党選挙基盤は「選挙区に帰るたびにやせ細っている。危険だ」(自民党幹部)という状況のようだ。自民党幹部らはまるで解散恐怖症候群とも言うべき状態にある。なぜ解散がないかの理由がふるっている。総務会長・二階俊博は「世の...▶続きはこちら
2008-06-02 18:52

国会運営の新たなルールの確立を期待する

角田勝彦  団体役員・元大使
 今国会の会期末は6月15日に迫っている。政府が今国会に提出した80法案のうち、6月1日時点で成立したのは49本、最終的には最大で70本程度になる見込みといわれる。成立率は80%程度で、昨年の通常国会の92%を下回るが、これを少ないと見るか、ねじれ国会にしては多いと見るかの問題がある。ねじれ国会の打...▶続きはこちら
2008-06-02 18:02

「同時行動の原則」で日朝関係打開をめざせ

吉田 康彦  大阪経済法科大学客員教授
 行きがかり上、北朝鮮を取り上げる。5月の大型連休中、ピョンヤンを訪問してきた。1994年いらい学術・文化交流、人道支援を継続している私として、9回目の訪朝だった。党・政府の幹部は「ブッシュ政権としては朝鮮半島非核化以外に外交上の成果を期待できないので、何としても米朝交渉をまとめ、6者協議の合意に持...▶続きはこちら
2008-06-02 16:35

オバマの嘘、ヒラリーの嘘

梨絵サンストロム  ジャーナリスト
 普通なら三文記事にもならない虚言、失言も、大統領候補者であれば政治生命に関わる問題になりかねない。政治家の有名な嘘中の大嘘は、ゴア副大統領が言った「インターネットを開発したのは、ほかでもないこの私だ」であるが、オバマもヒラリーもせっせと嘘の記録を築きつつある。戦没将兵追悼記念日の5月25日、ニュー...▶続きはこちら
2008-05-30 19:55

四川大地震でも簡単には好転しない日中関係

坂本正弘  日本戦略研究フォーラム副理事長
 中国の国際的評価は、オリンピックを前に割れている。世界各地を巡る大規模な松明リレーは、マイナスであった。中国のナショナリズムを鼓舞するには強く働いたが、それは国際的にはむしろ逆効果であった。2008年3月14日付の本欄への投稿(551号)で、アメリカ人に「強い中国と弱い中国のどちらが良いか」と質問...▶続きはこちら
2008-05-29 08:33

政府は打算、計算抜きで中国を支援せよ

杉浦正章  政治評論家
 日中首脳会談で合意した「戦略的互恵関係」推進とは、まさにこういうことではないか。中国が四川大地震の緊急支援で、自衛隊派遣を含めた物資輸送協力を日本政府に要請、日本側は、航空自衛隊の輸送機を派遣する方向だ。隣国の未曾有の災害に対して、政府はこの際利害得失を考えている暇はない。テントに限らず多方面のニ...▶続きはこちら
2008-05-28 18:25

中国の戦略構図は、「勢力均衡」でなく「覇権」の追求

秋元一峰  海洋問題研究者、元海将補
 2007年4月以来、この政策掲示板「百花斉放」をつうじて、中国の海洋進出を危惧する投稿を続けてきた。最近のものから順に遡って列挙してみると、下記の7本になる。

2008年4月15日 「中国のシーパワーが日本を呑み込む」
2008年2月5日  「”鹿を逐う”中国のシーパワー」
2007年1...▶続きはこちら
2008-05-26 08:30

自民党長老らに広がる危機感

杉浦正章  政治評論家
 自民党長老らが一斉に後期高齢者医療制度に反対する発言を繰り返している。元首相・中曽根康弘にいたっては、即時撤廃論を展開した上に、首相・福田康夫を無能扱いする発言までしている。政府・与党の政策に長老らがここまで反対表明をする背景には、自民政権維持への強い危機感が存在するようだ。同じ長老でも、民主党長...▶続きはこちら
2008-05-25 20:00

「核廃絶」の現実を直視せよ

伊藤 憲一  日本国際フォーラム理事長
 4月17日の坂本正弘氏の「現実主義者としての核廃絶論」および5月16日の堂之脇光朗氏の「核廃絶と現実主義」に触発されて、私も同じテーマについて考察してみたい。

 1945年に最初の核が広島と長崎で使用されたのは、日本の降伏決定を催促するという政治的目的のためであり、軍事的目的のためではなかっ...▶続きはこちら
2008-05-25 18:52

「新しい福田ドクトリン」に説得力はあるか

田久保忠衛  杏林大学客員教授
 福田康夫首相が5月22日に第14回国際交流会議の晩餐会で行った演説『アジアの未来』を読んだ。1977年に父の福田赳夫首相がアジア・太平洋諸国との関係強化をうたった「福田ドクトリン」を発表したので、31年経ったいま、今後30年先をにらんだ「新しい福田ドクトリン」を打ち出そうとしたのだろう。日本外交が...▶続きはこちら
2008-05-22 20:40

四川大地震に関する私の所感

伊東道夫  会社員・経済学博士
 5月12日、四川省に大規模な地震が発生した。18日現時点で死者は約3万2千人、負傷者は約22万人に達したと報道されている。今後も被災者は増えていくと思われるが、そもそもここまで被害が拡大したのはなぜなのだろうか。私見ではあるが、建築物の品質に問題があったように思える。連日、テレビで報道されている被...▶続きはこちら
2008-05-21 13:51

(連載)財政政策と金融政策は一体か分離か(2)

鈴木淑夫  元衆議院議員・鈴木政経フォーラム代表
 財政政策と金融政策は充分に意志を疎通しなければならないが、一方が他方を支配してはならない。財政と金融が「一体」ではなく、「分離」だと言うのは、この事である。財政を司る政府は、国債を発行する借り手である。借り手の立場では低金利とインフレが有利である。指示権があると、金融政策をその方向に従わせようとす...▶続きはこちら
2008-05-21 10:01

オバマ夫人ミシェルが“ドリーム・チーム”をつぶす

梨絵サンストロム  ジャーナリスト
 オバマ夫人ミシェルの「私は成長してから今日まで、この国を誇りに思ったことは一度もない」というショッキングな発言が、最近アメリカ全国で取り沙汰されている。テネシー州の保守派が、選挙用のウエブ・コマーシャルにこれを使った。画面に大写しのミシェルの発言のあと、いろんな階層の人物が現れて、「私はアメリカを...▶続きはこちら
2008-05-21 08:55

後期高齢者医療制度、政府び縫策では総選挙大敗必至

杉浦正章  政治評論家
 終盤国会最大の焦点に後期高齢者医療制度が浮上した。野党4党は同制度廃止法案を23日に参院に提出、一方政府・与党は「制度改善」で真っ向から対立する方向だ。決着は通常国会ではつかず、解散・総選挙の柱となる方向だ。展望は複雑だが、あえて見通しを立てれば、「改善」では後期高齢者医療制度への国民の怒りはおさ...▶続きはこちら
2008-05-20 19:11

(連載)財政政策と金融政策は一体か分離か(1)

鈴木淑夫  元衆議院議員・鈴木政経フォーラム代表
 日本銀行総裁に白川方明氏が就任してから1か月以上たったが、政府は空席となった副総裁1名と政策委員会審議委員1名の人事を、未だに国会に提示していない。総裁、副総裁の人事案が、これまで参議院によって4名承認されなかったため、政府は日銀人事をこれ以上国会に提示する意欲と能力を失ってしまったのであろうか。...▶続きはこちら
2008-05-19 19:15

ODAは量より質で勝負せよ

大藏雄之助  評論家
 わが国の政府開発援助(ODA)のドル換算金額は、かつて世界第1位だったが、昨年は第5位に落ちた。その増額復活に当たって、改革が取り上げられているという。ODAの順位については、各国の国内総生産(GDP)に対する比率の順位というのもあり、それほど絶対額を気にすることはないのではないだろうか。その前に...▶続きはこちら
2008-05-19 08:32

福田首相は大災害支援の多国間協定に動け

杉浦正章  政治評論家
 5.12四川大地震の粉じんもさめやらぬ状態だが、福田康夫首相は主にアジア諸国との間で大災害の際に緊急援助隊の即刻派遣などを可能とする相互支援のための多国間協定締結でリーダーシップを取るべきである。サミットでも中国、ミャンマーの大災害を主要議題として取り上げ、災害時緊急対策をテーマとすべきだ。今回の...▶続きはこちら
2008-05-17 16:04

(連載)戦後平和主義について(3)

茂田宏  元在イスラエル大使
 近隣諸国にとって脅威にならない「弱い日本」というテーマが、戦後の東アジアの安定に一定の役割を果たしたし、日本自身もそれで概ね満足してきた。それで通るのであれば、それでよい。しかし東アジア情勢は大きく変化した。「先軍政治」を標榜し、核兵器保有国になった北朝鮮、20年間2桁の軍事費増強をし、かつ被害者...▶続きはこちら
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