国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2009-03-06 08:08

小沢の前の並大抵でないハードル

杉浦正章  政治評論家
 民主党代表・小沢一郎の前に横たわるハードルは、並みの政治家ではとても乗り越えることはできまい。東京地検が予定している参考人聴取が一番どぎついが、第一秘書起訴、世論動向、国会喚問などと、次々にクリアしなければならない問題が山積している。小沢の完全否定・全面対決路線も次第に崩れてきている。いったん小沢...▶続きはこちら
2009-03-05 20:44

北朝鮮長距離弾道ミサイル:発射か中止か

角田 勝彦  団体役員・元大使
 宮脇磊介氏の3月2日付け投稿「北朝鮮が核と弾道ミサイルで恫喝した場合の対処を考える」(第940号)を興味深く拝見した。しかし、「拒否作戦(denial operation)」や「核保有論」は、まだ早いのではないだろうか。今回、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射する場合には、米国が本腰を入れて脅威に対...▶続きはこちら
2009-03-04 07:59

小沢は進退窮まった

杉浦正章  政治評論家
 政治改革の旗手となるはずだった民主党代表・小沢一郎をゼネコン疑惑が襲った。公設第1秘書の逮捕は、小沢の代表辞任ばかりか、議員辞職に追い込まれる可能性まで内包している。政局はその舞台を暗転させ、「麻生問題」から「小沢問題」にスポットライトが移行した。恐らく小沢は説明責任を果たしきれず、民主党は「小沢...▶続きはこちら
2009-03-02 13:48

北朝鮮が核と弾道ミサイルで恫喝した場合の対処を考える

宮脇 磊介  初代内閣広報官・宮脇磊介事務所代表
 現在の日本が置かれている安全保障環境のもとで、日本に対する最も直接的な軍事的脅威は、北朝鮮の弾道ミサイルである。それへの対処こそが、現下の日本の安全保障政策の最優先課題だと言える。核弾頭搭載の弾道ミサイル(信頼性の劣る「粗雑な核弾頭」を含む)に至るまでには、まだ若干の時間的余裕があるにしても、日本...▶続きはこちら
2009-03-02 07:53

「麻生解散」か、「麻生降ろし」か、で百鬼夜行の政界、言論界

杉浦正章  政治評論家
 総選挙の自民党大敗につながる「麻生解散」を野党と朝日新聞が主張すれば、少しでも挽回を狙う「麻生降ろし」が自民党内で始まる。この「麻生解散」と「麻生降ろし」の綱引きが政局の構図となった。帰趨は全くの互角で予断を許さない。「麻生の手に寄る解散論」は「党利党略」「個利個略」「社利社略」の三方面から出され...▶続きはこちら
2009-02-27 08:02

小沢「反米・軍拡」路線に党内外から反発

杉浦正章  政治評論家
 民主党最大のアキレスけんである外交・安保問題の泥沼に代表・小沢一郎が自ら突っ込んだ形となった。「米軍削減論」とこれに伴う「自衛隊の軍備拡張論」が、政府・与党ばかりでなく、野党からも反発を受け、論議に火をつけたのだ。加えて、かねてから米国に距離を置く発言を繰り返したことが、米国内で「反米」とも受け取...▶続きはこちら
2009-02-26 17:52

内容空疎だった日米首脳会談

吉田 康彦  大阪経済法科大学客員教授
 麻生訪米は、政権浮揚のための個人プレーにすぎず、日米首脳会談の内容は空疎だった。国際外交では、プロトコール、つまり相手をどう遇するかが重要で、メンツを重んじ、相手のプライドを満足させて、良好な関係を維持することが、心構えとして不可欠だ。オバマ政権の政策ブレーンは、日本政府と国民が「米国は、日本軽視...▶続きはこちら
2009-02-26 16:13

麻生首相のサハリン訪問を懸念する

山田 禎介  ジャーナリスト
 めまぐるしい内外政治の動きのなかで、かねての懸念が表に出てきた。それは2月18日の天然ガス・石油開発事業「サハリン2」の生産開始祝賀式への麻生首相の日帰り訪問だ。ロシアのメドベージェフ大統領が、このいわくつき事業のセレモニーに麻生首相を招待したものだった。だが日本の政治リーダーのサハリン訪問は、ま...▶続きはこちら
2009-02-25 08:00

「小手先改造」では事態打開できぬ

杉浦正章  政治評論家
 貧すれば鈍すると言うが、首相・麻生太郎は本当に側近に恵まれていない。「大トラ大臣」に次いで、「政局音痴大臣」の登場である。行政改革担当相・甘利明が「与謝野大臣の兼務をいずれ解かなければならず、そのときは『ミニ改造』の規模を大胆なものにするのは、1つの選択肢だ」と大幅改造論を唱えた。いま「読むべき空...▶続きはこちら
2009-02-24 16:42

内向きすぎる日本の政治家とメディア

吉田 康彦  大阪経済法科大学客員教授
 ローマで開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議直後の中川昭一財務・金融担当相の酩酊記者会見には目を見張ったが、それ以上に醜態だったのは、記者会見の録画を直後に放映した各チャネルのテレビ・ニュースだった。記者会見のもようを「チグハグなやり取りがあった」程度のコメントで伝えていた。翌2月16日の新聞各...▶続きはこちら
2009-02-23 08:05

「与謝野選挙管理内閣」の実現度

杉浦正章  政治評論家
 大トラ財務相辞任劇で、一段と存在感が増したのが3大臣兼任となった与謝野馨。低級メディアは早くも「与謝野財務首相」とはやし立てているが、本格首相の可能性はあるのだろうか。「与謝野内閣」までもってゆくのは、ラクダを針の穴に通すほどの難しさがあるが、可能性が全くないわけではない。自民党内の一部ででささや...▶続きはこちら
2009-02-22 04:41

「リアリスト」神谷不二先生の訃報に接して想う

小笠原高雪  山梨学院大学教授
 国際政治学者で慶応大学名誉教授の神谷不二先生が逝去された。先生の経歴、業績等は新聞各紙が伝えているとおりであるが、私には若干の不満も残る。先生を「親米派」として紹介している記事が散見された。それは誤りではないとしても、いささか安易な表現であると思われる。先生が日米同盟の支持者であったことは事実であ...▶続きはこちら
2009-02-20 08:03

オバマ政権の日本“擦り寄り”の裏を読む

杉浦正章  政治評論家
 国務長官・クリントンの初外遊が日本であることといい、大統領・オバマが最初の首脳外交に首相・麻生太郎を選んだことといい、“対日重視”はご同慶の至りである。しかしこの日米関係史でも珍しい米国の対日“擦り寄り”を無邪気に喜んでいては人が良すぎる。何が背景にあるかをとらえるのが筆者の習性だが、ことはそう単...▶続きはこちら
2009-02-18 22:07

オバマ政権に持ち越された北朝鮮問題

鍋嶋 敬三  評論家
 クリントン米国務長官が初の外遊先として日韓中などアジア訪問を選んだのは、オバマ政権のアジア太平洋重視の表れとして歓迎できる。同長官は「米国の将来がアジア太平洋との関係にかかっているからだ」と歴訪直前の講演で述べた。最大の課題は北朝鮮の核問題である。歴訪は6カ国協議へのコミットメント再確認と日韓中と...▶続きはこちら
2009-02-18 07:59

自民、「ポスト麻生」に向けて胎動

杉浦正章  政治評論家
 「中川辞任劇」の露呈したものは、首相・麻生太郎の危機管理能力の欠如であった。これで内閣は「半死」状態となったと言っても過言ではない。自民党内の「麻生おろし」、総裁選前倒しの動きは加速するだろう。根源に麻生の手で解散か新総裁の手で解散かの負の選択を迫られる問題があるが、自民党内はいまや「麻生以外なら...▶続きはこちら
2009-02-17 08:44

(連載)オバマとジェファソン(2)

角田 勝彦  団体役員・元大使
 外交面では、バイデン副大統領が、ミュンヘン安保会議で、2月7日、国際協調重視の外交・安保政策への転換を表明したことに、ロシアを含む多くの国から歓迎の意が表明された。対話を呼びかけられたイラン(3日国産衛星打ち上げ)のアフマディネジャド大統領は、10日、初めて米国との対話の意思を明確に示した。1月2...▶続きはこちら
2009-02-16 10:23

(連載)オバマとジェファソン(1)

角田 勝彦  団体役員・元大使
 1月20日の就任式で、リンカーンが1861年の就任宣誓で使用した聖書を利用したことが示すように、オバマが、南北戦争で分断した国家を結束させたリンカーンに私淑していることは、よく知られている。しかし、彼のイメージは、「奴隷解放の父」リンカーンよりも、独立宣言の起草者である第3代大統領トーマス・ジェフ...▶続きはこちら
2009-02-16 07:56

政界裏舞台を浮き彫りにした小泉発言

杉浦正章  政治評論家
 定額給付金関連法案の再議決への慎重論を明言した元首相・小泉純一郎発言に関して、永田町は百家争鳴の状況だ。さまざまな発言の中で良質な分析だけを選り分けると、2つに焦点が集まっていることが分かる。1つは、小泉がささやかれる疑惑の進展に、防御のバリヤーを設定しようとしたものだというもの。他の1つは、キン...▶続きはこちら
2009-02-16 02:27

進行する資本主義の全般的危機

前田 進  自営
 米国では、2月13日に7870億ドルのの景気対策法案を上下両院が可決した。オバマ大統領がサインして発効する。しかし、景気上昇を強く押し上げる支出対象が限定的で、オバマと民主党の人気取りと共和党への譲歩の色彩が濃厚だ。この景気対策だけでは、景気回復には無力だとの見方が、米国マスコミで一般化しつつある...▶続きはこちら
2009-02-13 07:57

小泉発言で麻生政権は一触即発の危機に

杉浦正章  政治評論家
 第2次小泉劇場の幕が開いた。首相・麻生太郎を批判した元首相・小泉純一郎の発言のポイントは、定額給付金などの財源の裏付けとなる第2次補正予算の関連法案について、「3分の2を使ってでも成立させなければならない法案だとは思っていない」と述べたことの一点に尽きる。これにより衆院での再可決が不透明となり、否...▶続きはこちら
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