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2009-02-26 16:13
麻生首相のサハリン訪問を懸念する
山田 禎介
ジャーナリスト
めまぐるしい内外政治の動きのなかで、かねての懸念が表に出てきた。それは2月18日の天然ガス・石油開発事業「サハリン2」の生産開始祝賀式への麻生首相の日帰り訪問だ。ロシアのメドベージェフ大統領が、このいわくつき事業のセレモニーに麻生首相を招待したものだった。だが日本の政治リーダーのサハリン訪問は、ま...
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2009-02-25 08:00
「小手先改造」では事態打開できぬ
杉浦正章
政治評論家
貧すれば鈍すると言うが、首相・麻生太郎は本当に側近に恵まれていない。「大トラ大臣」に次いで、「政局音痴大臣」の登場である。行政改革担当相・甘利明が「与謝野大臣の兼務をいずれ解かなければならず、そのときは『ミニ改造』の規模を大胆なものにするのは、1つの選択肢だ」と大幅改造論を唱えた。いま「読むべき空...
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2009-02-24 16:42
内向きすぎる日本の政治家とメディア
吉田 康彦
大阪経済法科大学客員教授
ローマで開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議直後の中川昭一財務・金融担当相の酩酊記者会見には目を見張ったが、それ以上に醜態だったのは、記者会見の録画を直後に放映した各チャネルのテレビ・ニュースだった。記者会見のもようを「チグハグなやり取りがあった」程度のコメントで伝えていた。翌2月16日の新聞各...
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2009-02-23 08:05
「与謝野選挙管理内閣」の実現度
杉浦正章
政治評論家
大トラ財務相辞任劇で、一段と存在感が増したのが3大臣兼任となった与謝野馨。低級メディアは早くも「与謝野財務首相」とはやし立てているが、本格首相の可能性はあるのだろうか。「与謝野内閣」までもってゆくのは、ラクダを針の穴に通すほどの難しさがあるが、可能性が全くないわけではない。自民党内の一部ででささや...
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2009-02-22 04:41
「リアリスト」神谷不二先生の訃報に接して想う
小笠原高雪
山梨学院大学教授
国際政治学者で慶応大学名誉教授の神谷不二先生が逝去された。先生の経歴、業績等は新聞各紙が伝えているとおりであるが、私には若干の不満も残る。先生を「親米派」として紹介している記事が散見された。それは誤りではないとしても、いささか安易な表現であると思われる。先生が日米同盟の支持者であったことは事実であ...
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2009-02-20 08:03
オバマ政権の日本“擦り寄り”の裏を読む
杉浦正章
政治評論家
国務長官・クリントンの初外遊が日本であることといい、大統領・オバマが最初の首脳外交に首相・麻生太郎を選んだことといい、“対日重視”はご同慶の至りである。しかしこの日米関係史でも珍しい米国の対日“擦り寄り”を無邪気に喜んでいては人が良すぎる。何が背景にあるかをとらえるのが筆者の習性だが、ことはそう単...
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2009-02-18 22:07
オバマ政権に持ち越された北朝鮮問題
鍋嶋 敬三
評論家
クリントン米国務長官が初の外遊先として日韓中などアジア訪問を選んだのは、オバマ政権のアジア太平洋重視の表れとして歓迎できる。同長官は「米国の将来がアジア太平洋との関係にかかっているからだ」と歴訪直前の講演で述べた。最大の課題は北朝鮮の核問題である。歴訪は6カ国協議へのコミットメント再確認と日韓中と...
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2009-02-18 07:59
自民、「ポスト麻生」に向けて胎動
杉浦正章
政治評論家
「中川辞任劇」の露呈したものは、首相・麻生太郎の危機管理能力の欠如であった。これで内閣は「半死」状態となったと言っても過言ではない。自民党内の「麻生おろし」、総裁選前倒しの動きは加速するだろう。根源に麻生の手で解散か新総裁の手で解散かの負の選択を迫られる問題があるが、自民党内はいまや「麻生以外なら...
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2009-02-17 08:44
(連載)オバマとジェファソン(2)
角田 勝彦
団体役員・元大使
外交面では、バイデン副大統領が、ミュンヘン安保会議で、2月7日、国際協調重視の外交・安保政策への転換を表明したことに、ロシアを含む多くの国から歓迎の意が表明された。対話を呼びかけられたイラン(3日国産衛星打ち上げ)のアフマディネジャド大統領は、10日、初めて米国との対話の意思を明確に示した。1月2...
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2009-02-16 10:23
(連載)オバマとジェファソン(1)
角田 勝彦
団体役員・元大使
1月20日の就任式で、リンカーンが1861年の就任宣誓で使用した聖書を利用したことが示すように、オバマが、南北戦争で分断した国家を結束させたリンカーンに私淑していることは、よく知られている。しかし、彼のイメージは、「奴隷解放の父」リンカーンよりも、独立宣言の起草者である第3代大統領トーマス・ジェフ...
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2009-02-16 07:56
政界裏舞台を浮き彫りにした小泉発言
杉浦正章
政治評論家
定額給付金関連法案の再議決への慎重論を明言した元首相・小泉純一郎発言に関して、永田町は百家争鳴の状況だ。さまざまな発言の中で良質な分析だけを選り分けると、2つに焦点が集まっていることが分かる。1つは、小泉がささやかれる疑惑の進展に、防御のバリヤーを設定しようとしたものだというもの。他の1つは、キン...
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2009-02-16 02:27
進行する資本主義の全般的危機
前田 進
自営
米国では、2月13日に7870億ドルのの景気対策法案を上下両院が可決した。オバマ大統領がサインして発効する。しかし、景気上昇を強く押し上げる支出対象が限定的で、オバマと民主党の人気取りと共和党への譲歩の色彩が濃厚だ。この景気対策だけでは、景気回復には無力だとの見方が、米国マスコミで一般化しつつある...
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2009-02-13 07:57
小泉発言で麻生政権は一触即発の危機に
杉浦正章
政治評論家
第2次小泉劇場の幕が開いた。首相・麻生太郎を批判した元首相・小泉純一郎の発言のポイントは、定額給付金などの財源の裏付けとなる第2次補正予算の関連法案について、「3分の2を使ってでも成立させなければならない法案だとは思っていない」と述べたことの一点に尽きる。これにより衆院での再可決が不透明となり、否...
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2009-02-12 18:10
早期の景気回復が最大の国際貢献
塚崎 公義
久留米大学准教授
米国発の金融危機により、世界的な景気の急激な悪化が進んでいる。世界的に金融の機能が大きく低下しているため、先進国では企業などの資金調達が困難になり、途上国では外資が逃げ出して外貨準備が不足するなど、各方面で資金繰りに問題を生じている。日本は、諸外国の需要の落込みと円高というダブルパンチに見舞われ、...
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2009-02-12 08:01
民主党政権の内政・外交方針はどうなるか
杉浦正章
政治評論家
その是非は差し置いて、民主党政権が現実性を帯びてくると、内政外交方針がどうなるかをあらかじめ知っておく必要がある。代表・小沢一郎や幹事長・鳩山由紀夫による最近の公式発言から展望すると、その概要は以下のとおりだ。経財相・与謝野馨の試算によると30兆円の財源が必要なばらまき政策であり、自民党幹事長細田...
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2009-02-11 16:34
(連載)中国の海洋戦略は政治的思惑先行?(2)
山田 禎介
ジャーナリスト
アメリカはこれまで日本領海侵犯など、原潜を含む国籍不明潜水艦の活動ぶりを逐次、日本に伝えてきた。この国籍不明の原潜は中国、ロシアのものでしかない。日本ではその情報のたびに脅威論が浮上する。一方、空母部隊を捕捉する攻撃型原潜や、長距離ミサイル搭載原潜はアメリカには多大な脅威。同様の軍事脅威論が198...
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2009-02-10 15:24
(連載)中国の海洋戦略は政治的思惑先行?(1)
山田 禎介
ジャーナリスト
オバマ政権のヒラリー・クリントン新国務長官がアジア歴訪の最初の訪問国として16日に来日することが注目されている。だが重要なことは、新国務長官のこの歴訪最後の訪問国が中国だという事実だ。アメリカのアジア政策、とりわけアメリカ民主党政権のアジア政策は、伝統的に対中関係を重視してきた。一方で、中国の軍事...
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2009-02-09 11:41
常勤参与だより(1):「第45回外交円卓懇談会」について
若林 秀樹
日本国際フォーラム常勤参与
2月6日開かれた日本国際フォーラムの第44回理事会にて、正式に常勤参与としてご承認いただきました若林秀樹です。ご挨拶をかねて、最初の「常勤参与だより」をお届けいたします。2月4日に開催された第45回外交円卓懇談会のもようについて、感想を述べさせていただきます。外交円卓懇談会は、海外で活躍する各方面...
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2009-02-09 07:57
麻生への「諦観」に覆われた自民
杉浦正章
政治評論家
「私は政局天動説をとっている。自ら動かなくても天が荒れる」と述べたのは福田赳夫だが、いまの政権をめぐる動きは、まさに政局天動説だ。自民党が躍起になって何をしようと、首相・麻生太郎がものに憑(つ)かれたようにマイナス発言を繰り返し、国民の支持を失う。まるで積み木崩しを首相自らやっているようなものだ。...
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2009-02-06 14:54
(連載)クリントン米国務長官の来日を控えて(2)
角田 勝彦
団体役員・元大使
要するに、目下第一の課題は、経済危機を中心に混乱する世界秩序の再構築に日本が果たし得る役割を明確に提示するとともに、その実行力を示すことであろう。国際金融危機などについては、1月31日ダボス会議において、麻生総理が「私の処方箋:世界経済復活に向けて」と題する特別講演で、援助関係を含め多くの具体的な...
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