国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2009-05-19 09:13

(連載)核を巡る国際環境の変化と日本(2)

鍋嶋 敬三  評論家
 包括的な核戦略の必要が生じた背景は、冷戦終結後20年間の変化である。米国とロシアの戦略核、戦術核とも大幅に削減され、米国の安全保障戦略にとって核兵器への依存度は大幅に減少した。その一方で、核テロリズムと核拡散という新しい挑戦に直面している。地域的な核攻撃に対してはミサイル防衛の有効性を説き、開発と...▶続きはこちら
2009-05-19 07:59

世論の政権交代志向が復活した 

杉浦正章  政治評論家
 19日で全国紙全ての世論調査が出そろったが、結果は衝撃的な内容となっている。あれだけ「小沢院政」と叩かれたにもかかわらず、政党支持では民主党がリードし、なって欲しい首相候補では代表・鳩山由起夫が首相・麻生太郎に圧勝の形だ。いかに国民の政権交代志向が強いかを物語るものだろう。小沢一郎の公設秘書逮捕以...▶続きはこちら
2009-05-18 13:34

速やかに、党首討論を実現せよ

角田 勝彦  団体役員・元大使
 5月17日、民主党は、鳩山新代表のもと、岡田幹事長、小沢選挙担当筆頭代表代行の新体制で、間近に迫った総選挙に臨むことになった。マスコミ各社の緊急世論調査によれば、民主党の政党支持率は10%近くも上昇して自民党と逆転し、衆院比例区の投票先としても自民党に対する優勢を強めた。総選挙後の総理にふさわしい...▶続きはこちら
2009-05-18 09:31

(連載)核を巡る国際環境の変化と日本(1)

鍋嶋 敬三  評論家
 オバマ米大統領による「核兵器のない世界」についてのプラハ演説に続いて、中曽根弘文外相が「ゼロへの条件:世界的核軍縮のための『11の指標』」と題する政策演説を行い、核軍縮、核不拡散への機運に拍車がかかったことは望ましい展開である。日本が毎年国連総会に提出している核軍縮決議案は圧倒的多数で採択されてい...▶続きはこちら
2009-05-14 07:59

世論に逆行する民主党代表選挙

杉浦正章  政治評論家
 民主党代表選挙は明らかに世論と逆行した形で展開している。全国紙の社説はほとんど、代表・小沢一郎主導の選挙日程を批判、朝日新聞に至っては「小沢院政では駄目だ」と言い切っている。世論調査も岡田克也が鳩山由紀夫を倍近くリード、同党県連へのアンケートでは圧倒的に岡田支持が多い。しかし党内的には小沢の「短期...▶続きはこちら
2009-05-13 15:48

意見広告「対露領土交渉の基本的立場を崩してはならない」を支持する

渡邊 昭  無職
 5月11日付けの読売、毎日、日経、産経各紙に掲載された、貴日本国際フォーラムの緊急アピール「対露領土交渉の基本的立場を崩してはならない」というご意見広告を拝見し、とても感激いたしました。

 麻生総理がメドベージェフ・ロシア大統領と会談した時の報道記事を読み、あまりにもこれまでの日本国の論理と...▶続きはこちら
2009-05-13 13:24

日本国際フォーラムの「4島返還」要求アピールを支持する

菅野 智嵩  会社員
 5月11日付け各紙に発表された日本国際フォーラムの緊急アピール「対露領土交渉の基本的立場を崩してはならない」を読み、いろいろのことを考えました。「四島返還」原則の堅持は、日本政府、日本国民の義務だと思います。麻生総理および谷内政府代表が主張する「3.5島返還」等の論は、例えて言えば、北朝鮮政府に対...▶続きはこちら
2009-05-12 23:32

北方領土は道義の問題である

橋本 量則  派遣社員
 ロシアのプーチン首相が東京で麻生総理と会談した日、5月12日の産経新聞「正論」欄に掲載された、田久保忠衛先生の論説「四島譲歩では上坂さんも泣く」を拝読し思ったことを、以前から私が考えてきたことと交えて、少し述べさせていただきたい。

 田久保先生は「私はロシアが北方領土問題の原点でもある道徳的...▶続きはこちら
2009-05-12 16:50

北朝鮮の強硬策の裏にあるもの

吉田 康彦  大阪経済法科大学客員教授
 「人工衛星」打ち上げに対する国連安保理議長声明に反発して6者協議から離脱を表明、核施設の再稼働とプルトニウム再処理を再開、IAEA(国際原子力機関)の監視員追放、さらに核実験とミサイル発射実験の予告・・・・と、このところ北朝鮮は矢継ぎ早に強硬措置を打ち出しているが、額面通りに受け取って騒ぎ立てるべ...▶続きはこちら
2009-05-11 19:58

対露領土交渉に関する「緊急アピール」を歓迎する

佐々木 晃  無職
 本日、読売新聞等全国紙4紙の紙上に発表された日本国際フォーラムの意見広告「緊急アピール:対露領土交渉の基本的立場を崩してはならない」を拝見し、歓迎いたします。

 私は、終戦直後の昭和20年8月22日に南樺太より引揚げ船で小樽に向け航行中、留萌沖で魚雷攻撃をうけ、大破しましたが、浮上した潜水艦...▶続きはこちら
2009-05-11 07:56

党首討論の勝敗は目に見えている

杉浦正章  政治評論家
 久々の党首討論が13日に予定されている。このレースは、民主党代表・小沢一郎が勝てば10万円馬券級の超大穴だが、そうはならない。7対3で首相・麻生太郎が勝つ。なぜなら、党内から辞任要求の合唱が生じている党首に政権構想を語る資格はないからだ。事態は、総選挙を直前としている特殊状況にあり、自らが首相にな...▶続きはこちら
2009-05-10 23:53

生産国と消費国の乖離が解消される時

河東哲夫  自営業
 産業革命が起きて、世界の経済史がプラスサムの方向にぐいぐい動き出して以来、モノを作るところとそれを消費するところは違うことが多かった。産業革命期の英国は輸出依存度が30%以上あり、大量生産の成果物のほとんどを、最初は北米、北米が独立してからはインドに売りつけて、急成長を達成した。

 生産と消...▶続きはこちら
2009-05-10 16:15

「核なき世界」と北朝鮮問題

角田勝彦  元大使
 オバマ大統領の「核なき世界」を目指す戦略は、かなり好調な滑り出しを見せている。多くの国が好意を持って迎えており、難航してきたNPT運用検討会議にも進展の可能性が見え始めている。米国防省自体、4月下旬、8年ぶりに、今後5~10年の核戦略の指針となる「核戦略見直し報告」(NPR)の作成作業に着手した。...▶続きはこちら
2009-05-09 14:19

伊勢崎教授の提起した憲法9条論

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 伊勢崎賢治・東京外国語大教授が、5月2日の朝日新聞紙上で「ソマリア沖への自衛官派遣は違憲」とするインタビュー記事に登場している。「憲法9条は日本人にはもったいない」「最大の違憲であるソマリア沖への自衛隊派遣になぜ猛反対しない?」とかなりセンセーショナルである。が、注意して読むと、彼の9条論は2段構...▶続きはこちら
2009-05-07 10:27

日米同盟の在り方を問う

大藏 雄之助  評論家
 同盟というのは、独立国間で相互の利益のために締結するものであるから、その基礎になる条約にはいろいろな形がある。EUの前身のヨーロッパ共同体(EC)は関税同盟だった。だが最も強力かつ重要なものは、かつての日英攻守同盟とか、日独伊三国同盟のような軍事同盟である。わが国とアメリカとの関係はしばしば日米同...▶続きはこちら
2009-05-01 23:55

時宜を得た北方領土問題「緊急アピール」発表

中村 聡  会社役員
 今朝の新聞の朝刊を読んで、日本国際フォーラムが北方領土問題についての「緊急アピール」を発表したということを知った。それでこのホームページを拝見したが、この「緊急アピール」の内容にはまったく同感であり、プーチン来日直前というタイミングで、時宜を得た企画を実施されたことに、心から敬意を表したい。

...▶続きはこちら
2009-04-29 19:36

(連載)中曽根外相の「核軍縮」演説を聴いて(2)

角田 勝彦  団体役員・元大使
 とくに我が国として努力すべきは、中国の本構想への参加である。北朝鮮のミサイル発射以来、安全保障問題に関する国民の関心は高まり、核武装論まで討議されている。しかし、核戦争が始まれば双方の破滅である。4月20日河村官房長官が記者会見で述べたように「核を持つ選択肢は、日本にないことは明白である」。我が国...▶続きはこちら
2009-04-28 23:02

(連載)中曽根外相の「核軍縮」演説を聴いて(1)

角田 勝彦  団体役員・元大使
 4月27日夜、中曽根外相は、都内で「ゼロへの条件:世界的核軍縮のための『11の指標』」と題する約30分の演説を行い、核軍縮(及び最終的には廃絶)に関する我が国の包括的方針を発表した。筆者も拝聴したが、オバマ大統領が5日のプラハ演説で表明した「核兵器のない平和で安全な世界」を追求する戦略に呼応し、か...▶続きはこちら
2009-04-28 09:14

(連載)逮捕した海賊をだれが裁判するのか(2)

神浦 元彰  軍事ジャーナリスト
 この問題で、日本政府は拘束した海賊をどう扱うつもりでいるのか。どこの国の誰にどのような法的権限で引き渡すのか。あるいは、アメリカのように自国に移送するつもりでいるのか。そのような根本的な問題を議論することなく、衆院本会議は海賊法案を与党の賛成多数で可決する方針だという。民主党も参院審議を引き延ばす...▶続きはこちら
2009-04-27 21:57

(連載)逮捕した海賊をだれが裁判するのか(1)

神浦 元彰  軍事ジャーナリスト
 フランス海軍のフリゲート艦が4月22日、ケニアのインド洋沿岸モンバサに寄港、ソマリア近海でリベリア船籍の商船を襲撃したとして拘束した海賊容疑者11人を、ケニア当局に引き渡した。11人は、ケニアと欧州連合(EU)の合意に基づき、ケニアの法廷で裁かれる。フリゲート艦甲板上には、海賊から押収したとみられ...▶続きはこちら
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