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2013-06-08 10:50
(連載)シリア問題と米ロ会談(1)
水口 章
敬愛大学国際学部教授
1950年末から60年代初頭にかけて、日本の国際政治研究の舞台で、坂本義和氏(東京大学)と高坂正堯氏(京都大学)が「平和と安定の条件としての勢力均衡」について学術論争を展開した。高坂氏は「今日の国際社会は、勢力均衡を保つことで平和と安定が維持されている」と現実主義的観点から勢力均衡の重要性を指摘し...
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2013-06-05 05:58
尖閣「棚上げ合意」はありえない
杉浦 正章
政治評論家
田中角栄・周恩来会談で尖閣問題での「棚上げ合意」があったとする自民党元幹事長・野中広務の誤算は、まだ「生き証人」がいっぱいいることを失念していることであろう。1972年の会談に携わった某外交筋は「死人に口なしだと思ったら違う。本筋を知っている人は多い。」と、合意の存在を真っ向から否定する。事実筆者...
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2013-06-04 11:57
(連載)イランの世俗的民主化を求めるフェイスブック運動(2)
河村 洋
外交評論家
シール・オ・コルシード(Shir O Khorshid)すなわち獅子太陽旗も、イランの自由を求める活動家の間で象徴となっている。この紋章はササン朝からパーレビ朝までの様々な王朝にイランの伝統的な記章とされてきた。イラン革命後のシーア派神権政権は、タウヒードすなわちアラーへの絶対的な帰依を表す4つの...
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2013-06-03 12:30
(連載)イランの世俗的民主化を求めるフェイスブック運動(1)
河村 洋
外交評論家
2010年12月にチュニジアで始まったフェイスブック革命がエジプトからリビアに広まったことは記憶に新しい。現在、世界の公衆が「アラブの春」に失望する向きがあるのは、イスラム主義が台頭しているからである。この点から、イランの自由を求めるフェイスブック運動が世俗的民主主義を求めていることは注目に値する...
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2013-06-03 10:19
転換点迎えたインド洋外交
鍋嶋 敬三
評論家
日本の首相として36年ぶりという安部晋三首相のミャンマー訪問(5月24日~26日)とインドのシン首相訪日(同27日~30日)は中東からアフリカへつながるインド洋外交の転換点を意味する。中国をにらんだ地政学的な観点からも戦略的意義は大きく、アジア太平洋、インド洋地域の国際関係に影響を及ぼすことは間違...
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2013-06-02 11:29
歴史認識と価値観外交
若林 洋介
学習塾経営
安倍首相の価値観外交は、自由と民主主義の価値観を共有する諸国との結びつきを強固にする外交であるとされている。この安倍首相の価値観外交の立場に立つと、韓国との外交関係は良好に展開されると考えるのは当然であろう。このことは安倍首相の政治理念を表明した『美しい国』にもはっきり述べておられる。ところが日韓...
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2013-06-02 00:36
(連載)毛を吹いて傷を求めることなかれ(2)
角田 勝彦
団体役員
1995年、日本政府は医療・福祉支援事業や民間の寄付を通じた「償い金」の支給などの元慰安婦に対する償い事業のために、民間(財団法人)からの寄附という形で「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」を設立し、運営経費や活動資金を負担した。この基金は、計285名の元慰安婦に対し、一人当たり20...
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2013-06-01 15:03
(連載)毛を吹いて傷を求めることなかれ(1)
角田 勝彦
団体役員
橋下徹大阪市長は、5月27日、日本外国特派員協会で会見し、米軍に風俗業活用を求めた発言を撤回し「おわびする」と述べた。これに対し、米国務省報道部長は、28日の記者会見で「一地方の当局者」の発言にこれ以上、コメントしないとの意向を示した。裏を読めば、政府要人の発言は問題になり得ることになる。河野談話...
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2013-05-31 09:31
(連載)集団的自衛権問題は改憲なしに解決可能(3)
桜井 宏之
軍事問題研究会代表
最後に指摘したい「誤解」は、「集団的自衛権の行使を認めないと、北朝鮮から米本土に向かう弾道ミサイルを迎撃できないため、日米安保体制に亀裂が生じる」という懸念です。そもそも、そのような長距離弾道ミサイルを迎撃できるような飛翔高度を持つ迎撃ミサイルの開発は、その目途すらたっておらず、議論そのものに意味...
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2013-05-31 06:22
川柳で政治を見ればよく分かる
杉浦 正章
政治評論家
特賞は<変わるけど最初の言葉が本音でしょ>だ。シコシコと集めた朝日川柳とよみうり時事川柳を一挙大公開して、政治を切る。杉の子とあるは自作。<ミクスより節句働き先つぶれ>(杉の子)。政権発足から5か月を過ぎたが、この間、首相・安倍晋三が終日、自宅で過ごした“完全休養”はわずか3日間だという。筆者がい...
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2013-05-30 09:25
(連載)集団的自衛権問題は改憲なしに解決可能く(2)
桜井 宏之
軍事問題研究会代表
もう一つの誤解は「我が国が集団的自衛権を行使できないと、日米共同対処に支障が生じる」という誤解です。集団的自衛権の行使が容認されなければ、我が自衛隊は日本防衛に当たる米軍と共同して危機に対処できず、その結果、日米防衛協力に亀裂が生ずるという誤解です。
もしそのように考えているのであれば、そ...
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2013-05-29 09:21
(連載)集団的自衛権問題は改憲なしに解決可能(1)
桜井 宏之
軍事問題研究会代表
本欄への投稿を拝読しておりますと、集団的自衛権の問題に関していくつかの誤解があるのではないとかと思いまして、投稿する次第です。今後の議論の参考になれば幸いです。まず最初の誤解は「集団的自衛権の行使を実現するためには改憲するしかない」という誤解です。集団的自衛権行使を実現するためには、政府が従来の政...
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2013-05-28 08:55
伊藤将憲様 貴重なご意見ありがとうございます
宮崎 厚
ベンチャー企業顧問
伊藤将憲氏のおっしゃる通りだと思います。「従軍慰安婦」を巡る橋本発言に全世界の批判が集まっていますが、この「戦い」の本質は、それが日本にとって「絶対に勝てない戦い」であるものの、それは「永遠に続く戦い」ではなく、また、今「どうしても戦わなければならない戦い」でもない、ということだと思います。
...
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2013-05-28 06:19
橋下の弁明は逆効果:沈静化ならず
杉浦 正章
政治評論家
「愚人夏の虫。飛んで火に焼く」というが、維新共同代表・橋下徹の日本特派員協会での弁明は逆効果の一言に尽きる。しゃべればしゃべるほど“三百代言”の本質が浮かび上がる。民主党の海江田万里までが就任以来初めての名言を吐いた。「多弁を弄しているが、火を油紙で包むことはできない」。まさに火に油を注いだ。政府...
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2013-05-27 22:26
ゴルバチョフ初期に重なって見える習近平政権
河東 哲夫
元外交官
中国から帰ってきたある新聞記者が「微博という中国のツイッターは書き込みが多すぎて、当局もまずいものを消去しきれない。それもあって、最近の当局は微博への書き込みを一生懸命分析しては、それに『レスポンス』することに追われている印象がある。それは、習近平政権になってますます顕著である」と語っていた。
...
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2013-05-27 13:18
従軍慰安婦問題の本質は何か?
伊藤 将憲
日本国際フォーラム研究員
「従軍慰安婦」を巡る橋本発言に全世界の批判が集まっているが、この「戦い」の本質は何なのだろうか。この戦いは「絶対に勝てない戦い」であるが、「永遠に続く戦い」ではなく、また、今「どうしても戦わなければならない戦い」でもないということを述べたい。
まず日本のかけられている裁判は国際的人民裁判で...
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2013-05-26 01:53
日本のマスコミは世界に反論せよ
宮崎 厚
ベンチャー企業顧問
最近の日本をめぐる世界の動きを見ていて、感じたことを言わせてください。これまで、私は、日本が外交力をつけるためには、専門家である外務省や政治家がはっきりと世界に向けて意見を言えばよいと思っていましたが、最近になって「違う」と感じ始めました。日本の外交力を弱めているのは、日本のマスコミ、ジャーナリズ...
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2013-05-24 14:26
「固有な文化」とは何ぞや?
若林 洋介
学習塾経営
去る5月16日の衆議院憲法調査会の議論はなかなか面白かったが、国家の基本法の議論としては物足りい面も多かった。特に自民党改正案の核心部分は、前文の冒頭部分であるが、自民党議員の説明からは薀蓄のある「日本文化論」も聞かれず、「天皇論」も聞かれなかった。また各政党からの問題提起も聞かれなかった。政治家...
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2013-05-23 09:51
(連載)外務省は「暗黙の了解」の存在を認めているに等しい(2)
桜井 宏之
軍事問題研究会代表
1978年4月の事件を奇貨として、我が国は日中平和友好条約の交渉の中で尖閣諸島の領有権問題を取り上げるチャンスがあったはずですが、外務省は触れようとしなかった模様です。『擬問擬答集』を読めば、領有権問題に言及しなければ国内から批判が出ることを承知の上で、外務省が敢えて中国側に質さなかったことがうか...
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2013-05-23 06:15
集団自衛と敵基地攻撃は改憲を待たずに、即実行せよ
杉浦 正章
政治評論家
中国による「尖閣挑発」と北朝鮮の「核・ミサイル威嚇」は、事態即応型の安保戦略への変更を迫っている。とりわけ集団的自衛権の行使と敵基地攻撃能力の保持は、喫緊の課題としての処理が必要となった。与野党とも参院選挙に堂々と賛否の公約を掲げて臨むべきだ。選挙の結果は、確実に「ゴー」となる。それを受けて首相・...
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