The Ninth International Workshop on Building Regional Security Architecture in the Asia-Pacificに参加
2026年7月7日
日本国際フォーラム事務局
東アジア共同体評議会事務局
さる2026年7月7日、上海国際問題研究院がインドネシアCSISと共催するThe Ninth International Workshop on Building Regional Security Architecture in the Asia-Pacificに、主催者の招待を受け、日本国際フォーラム常務理事兼東アジア共同体評議会常任副議長の菊池誉名が参加したところ、その概要は以下のとおりである。
1.日時:2026年7月7日
2.会場:中国、上海、上海錦江飯店(Jin Jiang Hotel)
3.参加者:中国、韓国、オーストラリア、カナダ、ASEAN諸国、ASEAN事務局を含む15カ国および国際機関から30名以上の学者や専門家が参加し、日本からは菊池常務理事が参加した。
4.概要
International Workshop on Building Regional Security Architecture in the Asia-Pacific(アジア太平洋における地域安全保障体制の構築に関するワークショップ)は、上海国際問題研究院が、東アジア・サミット(EAS)加盟国を対象にして2017年に立ち上げた会議であり、以来、EAS加盟国の学者や専門家が一堂に会し、地域安全保障体制の変遷、方向性、特徴について議論を行ってきた。
9回目を迎える今回は、“Navigating the Shockwaves: Building Asia-Pacific Resilience Amid the Middle East Conflict”(衝撃波を乗り切る:中東紛争下におけるアジア太平洋地域のレジリエンス構築)を全体テーマに、4つのテーマ別セッションにて議論が行われた。
菊池誉名常務理事は、セッション3 "The Impact of the Middle East Conflict on the Regional Economy in the Asia-Pacific" のスピーカーを務め、中東紛争や保護主義の進展を踏まえ、アジア太平洋地域のレジリエンスを高めるためには、新たな地域協力の展開とともに、これまで培われてきた既存の地域制度を一層強化していくことが重要であるとの視点から報告を行った。
具体的には、RCEP、CPTPP、APECを相互に補完し合う地域経済アーキテクチャとして位置づけるとともに、AMROやAPTERRを通じたASEAN+3協力、さらに経済・政治・安全保障を結ぶ架け橋としての東アジアサミット(EAS)の役割や、それらを支えるトラック2対話の意義について論じた。その後の討議では、ASEAN+3の地域金融協力や既存の地域制度の将来などをめぐり、参加者との間で活発な意見交換が行われた。
なお、本ワークショップには、他にLi Kaisheng上海国際問題研究院院長、Jusuf WanandiインドネシアCSIS副会長、Rizal Sukuma元駐英インドネシア大使などが参加した。
参考:上海国際問題研究院ホームページ
https://www.siis.org.cn/SeminarConference/18118.jhtml(英語版概要)
https://www.siis.org.cn/jx/18117.jhtml(中国語版概要)