日本国際フォーラム ー ベトナム社会科学院ランドテーブル会議
日本とベトナムにみる新たな地域・国際課題への取り組み

2025年10月10日(金曜日)
日本国際フォーラム事務局
さる10月10日、日本国際フォーラム(JFIR)は来日したベトナム社会科学院(VASS)の研究者を招いてラウンドテーブル会議「日本とベトナムにみる新たな地域・国際課題への取り組み」を開催したところ、その概要は以下のとおりである。
1.日 時:2025年10月10日(金)10:00-11:30
2.場 所:日本国際フォーラム会議室(港区赤坂2-17-12チュリス赤坂1301号室)
3.使用言語:英語
4.参 加 者:
【日本側】
菊池 誉名 日本国際フォーラム常務理事
伊藤 剛 日本国際フォーラム上席研究員/明治大学教授
三浦 秀之 杏林大学教授
藤井 剛 三菱UFJ銀行経営企画部情報戦略室情報戦略室副室長
Peti Phyu Sin 日本国際フォーラムインターン
【ベトナム側】
Nguyen Xuan Trung ベトナム社会科学院南アジア・西アジア・アフリカ研究所(ISAWAA)所長
Ha Thi Hong Van ベトナム社会科学院ベトナム・世界経済研究所副所長
Nguyen Lan Huong ベトナム社会科学院アメリカ・カナダ研究センター所長
Nguyen Thi Hien ベトナム社会科学院インド高等研究センター研究員
5.プログラム:
開会挨拶: 菊池 誉名 日本国際フォーラム常務理事
モデレーター:伊藤 剛 日本国際フォーラム上席研究員/明治大学教授
基調報告: Nguyen Xuan Trung
ベトナム社会科学院南アジア・西アジア・アフリカ研究所(ISAWAA)所長
Ha Thi Hong Van ベトナム社会科学院ベトナム・世界経済研究所副所長
三浦 秀之 杏林大学教授
全体議論
閉会挨拶: 伊藤 剛 日本国際フォーラム上席研究員/明治大学教授
6.講話概要
本ラウンドテーブルでは、現在の地域的および国際的な諸課題、国際的課題への対応に関する日本とベトナム双方の取り組みなどについて、双方から報告および意見交換を行った。
ベトナム側からは、現在の日本とベトナムは、「包括的戦略的パートナーシップ」関係にあり、非常に良好である。ベトナムにとって日本は、最大の二国間ODA供与国であるが、ベトナム自身も世界で最もODAを効率的に活用する国と評価されており、日本からの援助を資本だけでなく、政治・経済の安定性の確保などにも利用してきた。ベトナムと日本の関係は、地域の複雑な地政学状況における戦略的合意によってさらに強化されている。双方が南シナ海を含む海洋に関する問題を含めて、平和・安定・国際法の遵守を維持することに共通の利益を見出している。今後、ベトナムと日本の関係を、新たな高みに押し上げる必要ある。官民パートナーシップをつうじた混合的資金メカニズムを促進し、開発プロジェクトの持続性と質を確保していくべきであり、両国関係を地域とアジア太平洋の平和と繁栄に貢献するものとしていくべきある。
以上