第1回「日中韓+」シンクタンク協力フォーラム開催

2025年5月17日
日本国際フォーラム事務局
日本国際フォーラムは、新しい対話枠組みとして、中国の上海国際問題研究院、韓国の延世大学校、との間で「『日中韓+』シンクタンク協力フォーラム」を立ち上げることとなり、さる5月17日に上海にて、その第1回フォーラムを共催して開催したところ、その概要は以下のとおりである。また本フォーラムは、日中韓三国協力事務局の支援を受けて行った。
1.共 催:日本国際フォーラム / 上海国際問題研究院 / 延世大学校
2.日 時:2025年5月17日(火) 9:00-17:30
3.会 場:Jin Jiang Hotelおよび上海国際問題研究院
4.日本側参加者:
渡辺 まゆ 日本国際フォーラム理事長
河合 正弘 東京大学名誉教授、日本国際フォーラム上席研究員
菊池 誉名 日本国際フォーラム常務理事
服部 龍二 中央大学教授
三浦 秀之 杏林大学教授
5.プログラムおよび全参加者 →
6.フォーラム概要
「『日中韓+』シンクタンク協力フォーラム」は、日本国際フォーラム、中国の上海国際問題研究院、韓国の延世大学校との間で、また日中韓三国協力事務局(TCS)の支援を受けて、2025年度より立ち上げることとなった枠組みである。プログラムのとおり、この度の第1回では、冒頭に設立セレモニーが行われ、前述の3機関およびTCSの代表者によるMOUの署名が行われた。
今後、「『日中韓+』シンクタンク協力フォーラム」は、3機関が持ち回りでホストをつとめ、毎年開催されることが確認された。また本フォーラムは、3機関の他に、「+」として、日中韓三国以外の国からの参加も受け入れることになった。「+」については、国や機関を特定せず、その年のフォーラムの内容などに合わせて招待することが確認された。
なお今次フォーラムでは、設立セレモニーの他に、「経済的レジリエンス:地域の産業チェーンとサプライチェーンの安定性をいかに維持するか?」、「政治的レジリエンス:政治的相互信頼の方策を現実的に推進するには?」、「制度的レジリエンス: 地域協力に効果的な制度的支援を提供するには?」の3つの分科会(下写真)を行い、それぞれ日中韓また「+」として招待されたASEANからのパネリストが活発な議論を行った。