日豪シンポジウム「日豪関係の拡大と深化」のご案内
2024年12月10日
公益財団法人 日本国際フォーラム
理事長 渡辺 まゆ
日本とオーストラリアは、相互補完的な経済を基盤として、基本的価値及び戦略的利益を共有する「特別な戦略的パートナーシップ」の関係にあり、近年は政治・安全保障面の連携・協力関係も著しく深化させています。また、共にアジア太平洋地域における米国の同盟国として、法の支配に基づく国際秩序を堅持し、包摂的で強靭な自由で開かれたインド太平洋の実現のために、日米豪及び日米豪印の協力関係を推進することでも一致しています。
国家間競争が激化し、ロシアによるウクライナ侵攻、混沌極める中東情勢、米中対立、などによって国際秩序が大きく揺さぶられているなか、各種の分野における日豪パートナーシップの強化は、国際社会の平和と安定のために極めて重要です。
このような問題意識を踏まえ、豪州の西シドニー大学よりPeter Mauch上級講師およびDavid Walton兼任教授の日豪関係の専門家を東京に招き、12月18日(水)に下記要領にて日豪シンポジウム「日豪関係の深化と拡大」を、明治大学駿河台キャンパス「グローバルホール」にて対面開催いたしますので、ご案内申し上げます。当日は、伊藤剛明治大学教授、秋元大輔東京情報大学准教授など日本側の専門家との間で活発な議論が展開される予定です。
記
1.日 時:2024年12月18日(水)14時30分から16時30分まで
2.会 場:明治大学 駿河台キャンパス グローバルフロント「グローバルホール」
(住所:東京都千代田区神田駿河台1-1)
3.言 語:英語
4.共 催:日本国際フォーラム、明治大学国際関係研究所
5.プログラム:
14:30 開 会 渡辺 繭 日本国際フォーラム理事長
14:40 セッション1 「日豪関係拡大と深化」の歴史と今後
モデレーター 伊藤 剛 明治大学教授
報 告 伊藤 剛 明治大学教授(12分)
Peter Mauch 西シドニー大学上級講師(12分)
全体協議(25分)
15:30 セッション2 日豪協力の具体事例と今後の展望
モデレーター 伊藤 剛 明治大学教授
報 告 David Walton 西シドニー大学兼任教授(12分)
秋元 大輔 東京情報大学准教授(12分)
全体協議(25分)
16:20 総 括 伊藤 剛 明治大学教授
16:30 開 会
6.報告者紹介:
伊藤 剛明治大学教授/日本国際フォーラム上席研究員
1997年デンバー大学(米国)にて国際関係論博士号取得後、明治大学専任講師、准教授を経て、2006年より現職。この間、北京大学(中国)、中央研究院(台湾)、ブリストル大学(英国)、オーストラリア国立大学、ビクトリア大学(カナダ)にて客員教授、上智大学及び早稲田大学非常勤講師、参議院客員調査員。中曽根康弘賞受賞、アイゼンハワー・フェロー。
秋元 大輔東京情報大学准教授
西シドニー大学で博士号、シドニー大学で修士号を取得。安全保障・開発政策研究所(ISDP)ストックホルム日本センター研究員、法政大学経済学部・通信教育部兼任講師、明治大学政治経済学部兼任講師、創価大学平和研究所助教、テンプル大学ジャパンキャンパス現代アジア研究所(ICAS)研究員などを経て現職。
Peter Mauch西シドニー大学上級講師
1997年クイーンズランド大学(オーストラリア)を歴史学の優等学位で卒業。京都大学大学院に留学し、2003年9月に博士号を取得。2004年から2006年まで日本学術振興会特別研究員として京都大学に留学、2006年から2009年まで立命館大学助教授。2009年よりウェスタン・シドニー大学上級講師などを経て現職。
David Walton西シドニー大学兼任教授
国際関係と外交史の接点に関心を持つ。特に、戦後のアジア太平洋地域に対するオーストラリアの外交政策、特に日豪政治・安全保障関係を専門としている。 東京大学、明治大学、ソウル大学、北京外国語大学で客員教授を務め、現職。
7.参加費:無料
8.申込方法:下記「申し込みフォーム」より、必要事項をご記入の上、12月17日(火)までに事務局宛にご応募ください。