日本国際フォーラム・ウクライナプリズム非公開会合

2024年9月19日(木曜日)
公益財団法人 日本国際フォーラム
日本国際フォーラム(JFIR)は、来日したウクライナの主要なシンクタンクであるウクライナ プリズム(Ukrainian Prism)の4名のメンバーと、意見交換を行ったところ、その概要は以下のとおりである。
1.日 時:2024年9月19日(木)9時30分から10時45分まで
2.会 場:日本国際フォーラム会議室
3.参加者:
【日本国際フォーラム側】
伊藤 剛 日本国際フォーラム上席研究員/明治大学教授
菊池 誉名 日本国際フォーラム常務理事
長尾 賢 日本国際フォーラム特別研究員/ハドソン研究所研究員
袴田 茂樹 日本国際フォーラム上席研究員/青山学院大学名誉教授
廣瀬 陽子 日本国際フォーラム上席研究員/慶応義塾大学教授
【ウクライナ プリズム側】
Hennadiy MAKSAK ウクライナ プリズム所長
Hanna SHELEST ウクライナ プリズム安全保障プログラムディレクター
Olga CHYZHOVA ウクライナ プリズム コミュニケーションディレクター
Yurii POITA ウクライナ プリズム客員研究員/
Center for Army, Conversion and Disarmament Studies (CACDS) アジア太平洋セクション長
4.議論概要:
(1)冒頭、ウクライナ プリズム側より次のような発言があった。
ウクライナ プリズムは、今後JFIRや日本とのつながりを保ち、協力関係を築きたいと考えている。ウクライナ プリズムは、ウクライナにおける外交政策や国際安全保障を扱うシンクタンクであり、政治的に中立な立場に立ちながらも、ウクライナ国会や国内政策に携わる組織とは緊密な連携を図り、政策提言や助言を行っている。
戦時下にあるウクライナにとって、各国とのパートナーシップを築くことは外交強化のために不可欠であり、ウクライナ プリズムがその役割を積極的に担いたいと考えている。これまでにオーストラリアやインド、シンガポール、カタール、マレーシア、カナダ、ブラジルなど、アジアや南北アメリカなどをまわり、協力関係の構築を試みてきた。今回の来日をつうじて、日本とウクライナの友好関係が市民の意識レベルでのつながりを超えて、持続可能で安定的な枠組みへと発展するために、シンクタンクを通じた協力関係を構築していきたい。
(2)その後、今後の具体的な交流について協議し、さらに米国大統領選、ウクライナ情勢、アジアの安全保障など幅広く意見交換を行った。
以上