軽井沢サミット2024
「ウクライナ・黒海地域を知る・考える」
主 催:日本国際フォーラム、グローバル・フォーラム
日 時:2024年8月16日(金)午後4時-午後9時
会 場:軽井沢某所
登壇者:辰巳 琢郎 俳優
三浦 瑠麗 山猫総合研究所代表/グローバル・フォーラム有識者メンバー
廣瀬 陽子 日本国際フォーラム上席研究員/慶應義塾大学教授
渡辺 まゆ 日本国際フォーラム理事⾧(司会)
参加者:150名
概 要:渡辺理事長の司会のもと、「政策交流座談会」では、廣瀬主査より狭間の地政学の観点から、三浦氏より大国間競争と国際政治の観点から、辰巳氏より文化・経済の観点から、それぞれ問題提起がなされ、同地域をめぐり、政治・経済・文化の観点から立体的に議論を行った。また、「文化芸術の夕べ」では、日本はじめ世界で活躍しているジョージア出身の、バイオリン奏者ギオルギ・ハブアゼ氏、ビオラ奏者のザザ・ゴグア氏より、黒海地域やコーカサスにまつわる音楽が披露された。
※今次サミットは、2022年8月13日に行われた軽井沢サミット「ウクライナ戦争を知る・考える」に続く、第二弾である。黒海(Black Sea)地域は、欧州とアジアを結ぶ東西回廊(シルクロードも古代の交易路)と、ロシアと中東を繋ぐ南北回廊が交差する、ユーラシア大陸の十字路であり、歴史的に、物流・交通・エネルギー・軍事といった多方面の利益が絡み合う要衝の地である。日本国際フォーラムおよびグローバル・フォーラムは、その戦略的重要性に早くから注目し、2005年よりこの地域との研究交流を続けてきた。今日、ロシアのウクライナ侵略戦争が続くなか、この地域が抱える課題や可能性を多角的に考えることは、一層重要であり、今次サミットでは、地政学的な意義に加え、文化的な魅力にも光をあて行った。