日本国際フォーラム国際シンポジウム
「日本の中の中国と中国の中の日本 -報道のなかの相互認識-」開催のご案内
公益財団法人日本国際フォーラム
理事長 渡辺 まゆ
昨年11月の日中首脳会談において日中両国は、各種の課題に対して協力を進めていこうとの「戦略的互恵関係」を包括的に推進することについて再確認しました。今や中国は、国家間競争の中心的アクターとなっています。日中両国は今後、共通利益を見出し、共同歩調をとることが出来れば、世界における諸問題解決に多大な役割を果たすはずです。ただし、そのためは、両国政府から民間に至るまでの相互認識の深化が必要であり、両国メディアが果たす役割への期待が大きいことはいうまでもありません。しかし、現在の日中のメディア報道に対しては、両国からともに相手国への嫌悪感をことさら過剰に掻き立てているとして、批判があがっています。
こうしたなかで日本国際フォーラムは、日中双方がどのように相手を報じているのか、なぜそう報じるのかを分析したうえで、日中関係の現状を理解する手掛かりを得ることを目的として、本年より「日本の中の中国と中国の中の日本」プロジェクトを立ち上げました。本年は、日中双方の研究者が「相手国が自国をどのように報道しているのか」を調査し、相手の分析を相互に検討してきました。
これらの成果を踏まえて当フォーラムは、中国社会科学院日本研究所の協力を受け、国際シンポジウム「日本の中の中国と中国の中の日本-報道のなかの相互認識-」を下記のとおり対面開催いたしますので、ご案内申し上げます。
※今回のシンポジウムは対面のみで開催しオンラインでの配信はありませんので、ご留意ください。
記
1.日 時:2024年3月12日(火)13時30分から16時55分まで
2.会 場:国際文化会館「講堂」(住所:東京都港区六本木5‐11‐16【地図】)
3.参加費:無料
4.使用言語:日中同時通訳
5.プログラム:
13:30~13:45 開会挨拶
渡辺 まゆ 日本国際フォーラム理事長
太田 学 外務省中国・モンゴル第一課長
13:45~15:10 セッション1「日中首脳会談の報道と日中相互認識」
報 告 A 加茂 具樹 日本国際フォーラム上席研究員・慶応義塾大学総合政策学部長
報 告 B 張 暁磊 中国社会科学院日本研究所政治研究室副主任
コメントA 高橋 哲史 日本経済新聞編集委員兼論説委員
コメントB 潘 妮妮 華東師範大学新聞メディア学部准教授
コメントC 八塚 正晃 防衛省防衛研究所 地域研究部 主任研究官
コメントD 郭 佩 中国社会科学院日本研究所社会文化研究室副主任、助理研究員
全体協議
15:10~15:20 休憩
15:20~16:45 セッション2「日中が共有する課題と共有する利益」
報 告 A 郭 佩 中国社会科学院日本研究所社会文化研究室副主任、助理研究員
報 告 B 松本はる香 アジア経済研究所地域研究センター東アジア研究グループ長主任研究員
コメントA 潘 妮妮 華東師範大学新聞メディア学部准教授
コメントB 高橋 哲史 日本経済新聞編集委員兼論説委員
コメントC 張 暁磊 中国社会科学院日本研究所政治研究室副主任、研究員
コメントD 八塚 正晃 防衛省防衛研究所 地域研究部 主任研究員
全体協議
16:45~16:55 総括
加茂 具樹 日本国際フォーラム上席研究員・慶応義塾大学総合政策学部長
※モデレータ:加茂 具樹 日本国際フォーラム上席研究員 / 慶応義塾大学総合政策学部長・教授
6.申込方法:下記「申し込みフォーム」より、必要事項をご記入の上、3月11日(月)17時までにお申し込み下さい。申込を受け付けました方には、「来場券」をメールでお送りいたします。