JFIR公開ウェビナー
変容するチャイナ・リスクとチャイナ・オポチュニティ -「戦争の時代」の国際秩序と中国- のご案内
公益財団法人日本国際フォーラム理事長
渡辺 まゆ
この度、日本国際フォーラム(JFIR)は、2月22日(木)に下記要領にて公開ウェビナー「変容するチャイナ・リスクとチャイナ・オポチュニティ―「戦争の時代」の国際秩序と中国」を開催いたしますので、ご案内申し上げます。
ロシア・ウクライナ戦争が3年目に突入しようとする一方で、昨年10月にはハマスがイスラエルに大規模攻撃を行ったことからパレスチナ自治区ガザ地区でイスラエル・ハマス戦争が勃発し、今や世界の2か所で戦争が続いているという「戦争の時代」を迎えているといえます。この2つの戦争は、日米欧等のリベラルデモクラシー諸国と、中ロ等の権威主義諸国、さらにはグローバルサウスなどの途上国・新興国との間の、対立や意見の相違を深めています。
そうした中でも、現在のルールを基盤とする国際秩序の将来を最も大きく左右するのが中国ファクターであることには変わりがありません。中国の挑戦にいかに立ち向かうかが日本を含めたリベラルデモクラシー諸国の課題である一方、途上国・新興国は、中国のもたらすさまざまなリスクを認識しつつも、中国をより豊かでより便利な生活への近道というオポチュニティを提供してくれる国だとみています。今後そうした国々がさらに増えれば、リベラルデモクラシー諸国を中心に作り上げてきたルールを基盤とする国際秩序の維持はおぼつかなくなります。
今次ウェビナーでは、この「戦争の時代」において、中国が国際社会に投げかけるリスクをどうみるべきなのか、またオポチュニティの側面について、世界はどのようにとらえているのか、を議論してまいります。
なお、本ウェビナーは、当フォーラムがこれまでに実施した「自由で開かれたインド太平洋時代のチャイナ・リスクとチャイナ・オポチュニティ」研究会での研究成果を踏まえて実施するものです。
記
1.日 時:2024年2月22日(木) 午前10:00-12:00(Zoomの開室は9時50分から)
2.開催形式:Zoomウェビナーによるオンライン配信
3.使用言語:日本語
4.プログラム:
10:00‐10:05 開幕挨拶 渡辺 まゆ 日本国際フォーラム理事長
10:05‐11:05 報告 川島 真 日本国際フォーラム上席研究員/東京大学教授
細谷 雄一 日本国際フォーラム上席研究員/慶應義塾大学教授
大庭 三枝 神奈川大学教授
飯田 将史 防衛研究所地域研究部中国研究室長
村野 将 ハドソン研究所研究員
モデレーター:神谷 万丈 日本国際フォーラム副理事長/防衛大学校教授
11:05‐11:55 パネルディスカッション/視聴者との質疑応答
11:55‐12:00 総括 神谷 万丈 日本国際フォーラム副理事長/防衛大学校教授
総合司会 伊藤和歌子 日本国際フォーラム常務理事・研究主幹
5.参加費:無料
6.参加申込方法:Webフォームからアクセスするか、メール(meeting@jfir.or.jp)にて、
(1)お名前、(2)お肩書き、(3)メールアドレスなど、必要事項をご記入の上、
2月20日(火)までに当法人宛にご送信下さい。
お申込みいただいた皆様には会合までにメールにて参加用URL等の詳細を送信いたします。