日本国際フォーラム・防衛研究所共催 公開シンポジウム(オンライン開催)
揺らぐ国際秩序の行方を洞察する -中国、ロシア、米国の戦略を中心に-
2024年1月18日(木曜日)
公益財団法人日本国際フォーラム
理事長 渡辺 まゆ
「中国は対米核抑止力を高めるために核戦力を大幅に強化しつつあり、周辺地域での通常戦力行使の意欲を高める可能性がある」(『中国安全保障レポート2024』)
現在の国際社会は、既存のルールに基づく国際秩序を維持しようとする米国と、それに挑戦する中国とロシアによる深刻な対立・競争のなかにあるといえます。昨年11月に公表された防衛研究所の『中国安全保障レポート2024』では、中国が核戦力増強によって米国との間で「相互確証破壊(MAD)」を創出し、台湾海峡や東・南シナ海で「力による現状変更」を行おうとしていること、またすでにウクライナで一方的な現状変更を実践しているロシアとともに、米国をはじめとする西側諸国との間の競争を益々強めていくことが予測されました。こうした予測がでるなかで、今後の国際秩序の行方はどうなるのか、また守るべき国際秩序はいかなるものなのか、改めて検討することが極めて重要といえるでしょう。
そこで日本国際フォーラムは、防衛研究所と共催で、公開シンポジウム「揺らぐ国際秩序の行方を洞察するー中国、ロシア、米国の戦略を中心にー」を下記のとおりオンライン開催いたしますので、ご案内申し上げます。本シンポジウムでは、『中国安全保障レポート2024』を執筆した飯田将史室長など3名の防衛研究所研究員から報告を受け、またそれに対して、加茂具樹当フォーラム上席研究員など3名の研究者からコメントを行い、さらに全体で議論を行います。
記
1.日 時:2024年1月30日(火)15時30分から17時まで(ZOOM開室は15時25分から)
2.開催形式:オンライン形式(ZOOMウェビナー)
3.参加費:無料
4.プログラム:
開会
渡辺 まゆ 日本国際フォーラム理事長
石川 武 防衛研究所所長
報告
飯田 将史 防衛研究所地域研究部中国研究室長(中国分野)
新垣 拓 防衛研究所政策研究部グローバル安全保障研究室長(米国分野)
長谷川雄之 防衛研究所地域研究部米欧ロシア研究室研究員(ロシア分野)
コメント
加茂 具樹 日本国際フォーラム上席研究員 / 慶応義塾大学総合政策学部長・教授(中国分野)
前嶋 和弘 上智大学教授(米国分野)
松嵜 英也 津田塾大学准教授(ロシア分野)
コメントへの応答と視聴者からの質疑応答
※モデレータ:加茂 具樹 日本国際フォーラム上席研究員 / 慶応義塾大学総合政策学部長・教授
5.申込方法:下記「申し込みフォーム」より、必要事項をご記入の上、
1月29日(月)までにお申し込み下さい。
お申込みいただいた皆様には、会合までにメールにて、Zoom参加URL、パスワード等の詳細を送信いたします。