第1回 軽井沢サミット
「軽井沢サミット:ウクライナを知る・考える」

2022年8月13日金曜日
公益財団法人日本国際フォーラム
グローバル・フォーラム
公益財団法人日本国際フォーラム(JFIR)は、グローバル・フォーラム(GFJ)との共催により、さる8月13日に、日本の国際親善文化都市と称される、長野県軽井沢町(会場:ホテル鹿島の森)を舞台に、ロシアによる侵攻が続くウクライナで、「現在進行形」で起きている戦争について、改めて我々の理解を深めつつ、ウクライナのために日本ができることは何なのか、などについて自由に語り合う「軽井沢サミット:ウクライナを知る・考える」を開催した。初開催となった本サミットでは、第一部「政策交流座談会」と第二部「文化芸術の夕べ」の2本柱から構成され、当日は、国内外から政財界、文化人など総勢100名近くの参加者が軽井沢の地に集結した。なお、本サミットは、石川洋GFJ経済人世話人、高畑洋平GFJ世話人事務局長による全面協力とサポートによって実現した。また、当日は会場で廣瀬教授および高畑JFIR主任研究員等が執筆し刊行されたばかりの『ユーラシア・ダイナミズム』が紹介され、参加者全員に配布された。
第一部の「政策交流座談会」では、日本を代表するロシア・ウクライナ研究の第一人者である、廣瀬陽子慶應義塾大学教授と、小泉悠東京大学専任講師の2名を講師にお迎えした。渡辺まゆ日本国際フォーラム理事長・GFJ執行世話人がモデレーターをつとめ、ロシア・ウクライナ戦争の背景と今後のシナリオ、また、国際社会への影響などについて、縦横に議論を交わした後、参加者全員による自由討論を行なった。
第二部の「文化芸術の夕べ」では、ウクライナの民俗楽器「バンドゥーラ」奏者のカテリーナ・グジー氏と母親のマリヤ・グジー氏によるコンサートが催された。両氏の奏でる美しい音色と歌声は、雄大な軽井沢の自然に溶け込みながら、我々聴衆の心を魅了した。また、当日の演奏曲の多くに、今も戦争に苦しむウクライナの人々の哀しい叫びや平和への願いが込められたこともあり、演奏後、満席の聴衆は大喝采を送り、無事サミットは閉幕した。
【第一部 政策交流座談会】
【第二部 文化芸術の夕べ】