国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2018-04-26 16:38

深刻化するシリアの現状とその歴史を振り返る

山田 禎介  国際問題ジャーナリスト
 日本では中東は常に遠い世界でしかない。資源エネルギー問題で初めて目覚めた世界といっても過言ではあるまい。現状シリアが深刻な状況であること、ある意味でこれはロシアが絡むのが主原因と言えば、諸先生方の非難の矢面に立たされるかもしれない。でも現状のロシアのシリア紛争介入と駐留に、プーチン路線による現地少...▶続きはこちら
2018-04-26 06:09

米朝首脳会談に画期的成果は期待薄

杉浦 正章  政治評論家
 米朝首脳会談へ向けて米国内で様々な観測が出始めたが、その多くが悲観的である。米大統領ドナルド・トランプとの首脳会談を控えて、北朝鮮朝鮮労働党委員長の金正恩が出した観測気球のごとき提案は、従来の譲歩をかき集めたものに過ぎない。その中身は、核実験とミサイル実験の凍結や、南北和平協定の締結後も在韓米軍を...▶続きはこちら
2018-04-25 10:33

中東の火薬庫シリアが混迷を深める理由

船田 元  衆議院議員(自由民主党)
 昨年は世界が恐れた「イスラム国」の軍事拠点、シリアのアレッポが陥落して、その勢力がようやく弱まったところだが、一方でアサド大統領率いる政府軍と、反政府勢力との対立が激化している。特に首都ダマスカス郊外の東グータ地区は反政府勢力の拠点と言われるところだが、そこを激しく空爆した政府軍が化学兵器を使った...▶続きはこちら
2018-04-24 12:34

米朝首脳会談で東アジア情勢は激変する

赤峰 和彦  自営業
 日本の報道機関がゴシップメディア化している中、国際社会では北朝鮮をめぐる情勢やシリア問題で大きな動きを見せています。本年3月25日、北朝鮮の金正恩委員長が特別列車で中国を訪問し、中国の習近平主席と会談しました。中国としては実現の可能性の高いトランプ大統領と金正恩委員長との米朝会談の前に、北朝鮮に対...▶続きはこちら
2018-04-20 06:48

極東情勢で日米盤石の連携確立

杉浦 正章  政治評論家
 北朝鮮をめぐる極東情勢は米中露3大国が、金正恩の取り込みに全力を傾注する形となった。当の金正恩は完成に近づいた核ミサイルを最大限使った“火遊び”で米中露と日本を手玉に取り、有利なポジションを確保したと思い込んでいる。力を背景に外交を進めようとしているが、やがてその“実力”を思い知るときが来るだろう...▶続きはこちら
2018-04-19 10:26

(連載2)ネオコンに評価されないボルトン補佐官

河村 洋  外交評論家
 ともかくメディアではイラク戦争を支持した者には誰彼構わずネオコンという語が用いられる。実際には一般にネオコンと呼ばれる者には広範囲の外交政策の権威が含まれ、ボルトン氏のように自らをはじめから徹頭徹尾の保守派だと見なすものもあれば、ロバート・ケーガン氏のように自身の思想はリベラルで伝統的な国際介入主...▶続きはこちら
2018-04-18 18:10

日米共同政策レポートに敬意を表する

四方 立夫  エコノミスト
 この度、日本国際フォーラムが刊行した日米共同政策レポート2018「かつてない強さ、かつてない難題:安倍・トランプ時代の日米同盟」( http://www.jfir.or.jp/j/activities/reseach/pdf/180412_j.pdf )は、情緒不安定且つ予測不能なトランプ大統領を...▶続きはこちら
2018-04-18 03:42

(連載1)ネオコンに評価されないボルトン補佐官

河村 洋  外交評論家
 ドナルド・トランプ米大統領は政権再編でレックス・ティラーソン国務長官とH・R・マクマスター国家安全保障担当補佐官を更迭し、マイク・ポンぺオCIA長官とジョン・ボルトン元国連大使をそれぞれの後任に指名し、国際社会に衝撃が走った。北朝鮮危機が深まる中、トランプ氏への忠誠心が高いタカ派の指名は全世界の外...▶続きはこちら
2018-04-17 06:12

時々当たる飯島発の“解散風”

杉浦 正章  政治評論家
 昨年9月の総選挙から半年しかたたないのに、永田町を解散説が吹き初めている。首相・安倍晋三がモリだのカケだののあらぬ疑惑に、伝家の宝刀解散で斬り返すというのだ。 かつて佐藤栄作は「内閣改造をするほど総理の権力は下がり、解散をするほど上がる」と述べ、黒い霧解散を断行して求心力を回復、局面転換を図った。...▶続きはこちら
2018-04-16 12:45

歴史的転機に立つ「非核化」

鍋嶋 敬三  評論家
 安倍晋三首相が4月17、18日、米国のドナルド・トランプ大統領と首脳会談を開く。貿易不均衡、経済問題もさることながら、最大のテーマは北朝鮮の「非核化」である。金正恩朝鮮労働党委員長が元旦の「新年の辞」で米本土が核攻撃の圏内にあるという「国家核戦力の完成」宣言を皮切りに大外交戦がスタートを切った。北...▶続きはこちら
2018-04-14 09:24

(連載2)大統領選の大勝利で「ロシアは英国に感謝しなくてはならない」

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 「事実調査の結果を待たないで発言・行動するのは政治的な挑発行為」というロシア側の言い分は、一見正論に見える。しかし以上の事例から言えることは、本当に事実を明らかにしようとする動機からではないこと明らかだ。むしろ今回の事件に関するロシア側の発言にこそ、特別の政治的意図が強く出ている。というのは、過去...▶続きはこちら
2018-04-13 10:06

公文書と民主主義について

船田 元  衆議院議員(自由民主党)
 昨年春から国会を揺るがせ続けてきた森友問題は、当該役所の決済された公文書が改竄されていたという新事実の発覚により、混迷の度を深めてしまった。それに加えて、南スーダンやイラクに派遣されていた陸上自衛隊が作成した「日報」が、かつて「不存在」と国会答弁で説明されていたにもかかわらず、この度「存在」してい...▶続きはこちら
2018-04-13 10:03

(連載1)大統領選の大勝利で「ロシアは英国に感謝しなくてはならない」

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 この3月4日に、英国で元2重スパイと言われるロシア人のセルゲイ・スクリパリと娘のユリアが意識不明の状態で発見され、英露関係さらには欧米とロシアの関係が一挙に悪化した。この問題に関しては、3月21日にラブロフ外相が訪日した際に、河野・ラブロフ記者会見でも触れられた。ロシア側の言い分や日本の対応に対し...▶続きはこちら
2018-04-13 06:07

トランプ一触即発の状態でけん制

杉浦 正章  政治評論家
 この国の国会は一体どうなっているのか。シリアが一触即発で、場合によっては米露の大規模軍事衝突に発展しかねないというのに、野党はカケだのモリだの朝日新聞と民放受けする問題にうつつをぬかし、世界情勢などどこ吹く風だ。何という世界観の欠如だろうか。戦争はいったん勃発すれば、連鎖を巻き起こし、北朝鮮情勢の...▶続きはこちら
2018-04-12 23:06

岐路に立つ民主主義

新庄 はるか 会社員
 2018年4月4日付けの船田元先生の投稿「『ポスト真実』を乗り切るために」を大変興味深く読ませていただきました。その中で船田先生は、いわゆるフェイクニュースを問題にされ、「我々もフェイクニュースの魔力から自己防衛する必要がある」と締めくくっておられます。これはたいそう重要なご指摘であると思います。...▶続きはこちら
2018-04-10 05:33

「米中貿易戦争」安倍訪米の課題に浮上

杉浦 正章  政治評論家
 1930年代の米保護主義が世界恐慌を招いた歴史の教訓を無視するかのように、米大統領トランプが保護主義路線を邁進する。国際経済は「混乱の時代」へと突入しかねない雲行きであり、混乱は外需に頼る日本経済への影響が大きい。首相・安倍晋三は17日からのトランプとの会談で貿易戦争の防止策を語り合う必要が急浮上...▶続きはこちら
2018-04-07 00:03

(連載2)日本「ユーラシア外交」の変遷史と構造分析

鈴木 美勝  専門誌『外交』前編集長
 「自由と繁栄の弧」との関連で言えば、アメリカの地政学者ニコラス・スパイクマンの<リムランド理論>も重要です。スパイクマンは、米海軍の戦略家アルフレッド・マハンの理論を踏まえてマッキンダー理論を継承・発展させました。ハートランドの外周(周縁地帯)即ち<リムランド>の重要性を指摘したのです。彼は次の二...▶続きはこちら
2018-04-06 12:14

「一帯一路」に潜むテロのリスク

山崎 正晴  危機管理コンサルタント
 2017年12月、政府は中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する「民間経済協力のガイドライン」を策定した。これは、安倍晋三首相が同年11月、ベトナムでの中国の習近平国家主席との会談で、「第三国でも日中のビジネスを展開していくことが、両国だけでなく対象国の発展にも有益」との認識で一致し...▶続きはこちら
2018-04-06 12:11

(連載1)日本「ユーラシア外交」の変遷史と構造分析

鈴木 美勝  専門誌『外交』前編集長
 本稿では、日本のユーラシア外交が冷戦後、橋本首相の下で実質的に始まった点を押さえた上で、ユーラシアと関わる現在の安倍戦略外交の特質と、その変遷過程について述べてみたいと思います。また、近年注目されている北極圏問題がユーロシア地政学や大国の戦略にとって避けては通れない点についても、簡単に触れてみたい...▶続きはこちら
2018-04-04 04:08

「ポスト真実」を乗り切るために

船田 元  衆議院議員(自由民主党)
 2年前イギリスのEU離脱を問うた国民投票、トランプが選ばれたアメリカ大統領選挙においては、ポピュリズムの台頭が騒がれた。そしてその何れもで大いに役割を発揮したのは、ネットで拡がるフェイクニュースだった。既存のメディアに満足できない、あるいは信用できない人々が、真実に基づかないフェイクニュースに群が...▶続きはこちら
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