国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2018-03-07 09:16

プーチン大統領の再選は盤石か

飯島 一孝  ジャーナリスト
 ロシアの大統領選は3月18日の投票日まであと約10日に迫った。日本のメディアも、ロシアの体制派メディアの尻馬に乗って「プーチン氏 盤石」などと圧勝ムードを煽っているところが多いが、それほど安泰といえるだろうか。ロシアの反プーチン派メディアの報道などを元に考えてみたい。ロシアの反プーチン派メディア、...▶続きはこちら
2018-03-07 06:23

トランプ式“関税爆弾”は“恐慌”を招く

杉浦 正章  政治評論家
 米大統領ドナルド・トランプが世界を相手に投げかけた“関税爆弾”は、70余年間続いてきた自由貿易体制崩壊の危機を生じさせている。欧州連合(EU)と中国は、連日のように米国による鉄鋼・アルミへの課税に対して独自の課税品目をちらつかせ、まさに貿易戦争も厭わぬ状況を現出させている。トランプの意図には秋の中...▶続きはこちら
2018-03-06 05:40

9条改憲は首相案が適切

杉浦 正章  政治評論家
 25日の自民党大会を控えて、今年最大の与野党の争点となる改憲構想が固まってきた。自民党は、首相安倍晋三が昨年5月に提示した戦力不保持を定めた9条2項を維持した上で、自衛隊の存在を明記することを骨格とする方針を固めた。今後はこの線に沿って公明、維新など改憲勢力を糾合して、今年中にも発議して国民投票に...▶続きはこちら
2018-03-03 21:40

映画『チャーチル』を観て政治家の運命を考える

篠田 英朗  東京外国語大学大学院教授
 先日、映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』を観た。その内容は、史実にそったものだ。『チャーチル』は1940年5月に首相に就任したチャーチルを中心に政治状況を描いたものである。1940年5月、イギリスでは、ミュンヘン会議の際の「融和政策」で有名なネヴィル・チェンバレンがまだ首...▶続きはこちら
2018-03-03 16:37

人道支援という名のブラックビジネス

赤峰 和彦  自営業
 国連や国際NGOの人道支援活動が、救済からビジネスへと変質しているように見えます。非営利で公共の利益を目的とする人道支援組織は、非政府組織であるNGOと非営利組織であるNPOの両者の性質を兼ね備えていることが多いようです。有名なものとしては赤十字を筆頭に、貧困撲滅を提唱するオックスファム、国境なき...▶続きはこちら
2018-03-02 05:59

反日“ちゃぶ台返し”の文は相手に出来ぬ

杉浦 正章  政治評論家
 まるでオリンピック終了を待つかのような韓国大統領文在寅による“ちゃぶ台返し”である。慰安婦問題の解決を合意した日本に対してまだ終わっていないと批判演説をぶった。政府が反論したのは当然だが、もう国民は韓国の蒸し返し外交に飽き飽きしているのが現実であろう。2015年12月28日の日韓外相会談での慰安婦...▶続きはこちら
2018-03-01 05:45

飽くなき習近平への権力集中

杉浦 正章  政治評論家
 中国が歯止めのない独裁体制へと突入した。ただでさえ共産党が独裁体制を敷く中国に「任期は2期10年」となっていた国家主席任期の上限撤廃が行われることになった。習近平の「終身国家主席」としての永続が加わったのだ。2月26日、中国の交流サイトでは「中国に個人崇拝はいらない。終身制はいらない」「北朝鮮みた...▶続きはこちら
2018-02-28 13:04

西側外交、無力感の憂鬱

鍋嶋 敬三  評論家
 ドイツで2月中旬、開かれた2018ミュンヘン安全保障会議(MSC)は、世界の危機にどう対処するかが焦点であった。しかし、結果は欧州や米国を中心とする西側世界がロシアや中国からの攻勢に対して、リベラルな国際秩序を維持するための問題解決能力や意思を欠いていることへの無力感が支配したようである。欧州はキ...▶続きはこちら
2018-02-27 06:14

金正恩は“国宝”核ミサイルを手放さない

杉浦 正章  政治評論家
 韓国大統領文在寅の対北融和姿勢がもたらすものは、はっきり言って金正恩による“やらずぶったくり” に遭遇するだけだろう。国連の経済制裁が効き始めたのか金正恩は、苦し紛れに南北首脳会談という呼び水をまいて、9月の建国70周年に向けて、核・ミサイルの完成を喧伝、経済の悪化を回避したいのだ。まさに北の手の...▶続きはこちら
2018-02-23 21:13

人権を政治利用してはならない

赤峰 和彦  自営業
 障害者らへの強制不妊手術を認めた旧優生保護法(1948~96年)によって不妊手術を強制された女性が国に損害賠償を求める訴訟を起こしています。旧優生保護法は「優生上の見地から不良な子孫の出生防止」、すなわち障害の有無で人に優劣をつけ、生物学的に障害者の抹殺をはかったおぞましい法律です。表向きには、障...▶続きはこちら
2018-02-23 09:09

韓国人に占有される対馬

肥後 小太郎  団体役員
 毎年2月22日、島根県は、竹島問題についての国民世論の啓発を図るため「竹島の日」という式典を実施している。他方、韓国は竹島を韓国固有の領土だとして、実効支配を続けている。日本の四海には、経済的には価値の乏しい島々が数多くあるが、どの島でも、人口流出が加速し、無人島化が進んでいる。「地方創生」なる自...▶続きはこちら
2018-02-22 05:39

平昌舞台に“脂粉外交”の攻防

杉浦 正章  政治評論家
 平昌五輪を舞台にした外交で華々しい成果を上げたのは何と言っても金正恩の妹金与正だ。与正の肩書きは中央委員会第1副部長だが、事実上の金正恩の代理として訪韓し、9日から11日まで2泊3日で滞在、韓国との関係改善の突破口を明けた。一方で米国は大統領トランプの長女で補佐官イバンカを23日から3泊4日で派遣...▶続きはこちら
2018-02-20 11:21

「鼻血作戦」は核放棄への選択肢

加藤 成一  元弁護士
 2月14日付けe-論壇「百花斉放」の四方立夫氏の投稿「鼻血作戦の回避を」で、四方氏は「金正恩は有言実行の独裁者であり、すでに我が国を射程に入れた核ミサイルを保有している可能性が高い。米軍が北朝鮮を攻撃すれば、北朝鮮の反撃を招き、米軍基地を擁する我が国に甚大な被害が及ぶ恐れがある」などの理由で米軍の...▶続きはこちら
2018-02-19 05:42

日本への核持ち込み論に現実味

杉浦 正章  政治評論家
 かつて枢密院議長の平沼騏一郎は、「複雑怪奇」との声明を残して内閣総辞職をしたが、朝鮮半島をめぐる情勢はまさに「複雑怪奇」を地でゆく様相だ。北朝鮮は日米韓の結束分断にオリンピックを使い、韓国大統領文在寅は、金正恩の妹金与正に手玉に取られて日米から離反もしかねない様相だ。対北政策の経験がわずか1年と浅...▶続きはこちら
2018-02-17 17:33

国際法を守る「護憲章派」の提唱

篠田 英朗  東京外国語大学大学院教授
 私はこれまで何度か憲法について本欄に書いてきたが、その内容は、至極、簡単なことである。国連憲章があり、日本国憲法がある。歴史的経緯からも、文言上の連動性からも、二つのつながりは明快だ、ということだ。ところが、そんなことを言うと、憲法学者の方などに、「ネトウヨ」だ、「三流蓑田胸喜」だ、「ホロコースト...▶続きはこちら
2018-02-14 18:30

鼻血作戦の回避を

四方 立夫  エコノミスト
 米国が北朝鮮に対する「鼻血作戦」を検討していることが度々報じられている。マティス国防長官は慎重なるもマクマスター補佐官は前向きとのことであるが、ピョンチャンオリンピックにおける北朝鮮の「融和作戦」に韓国がはまり、次々と制裁の「例外」を打ち出し「対話」を前面に掲げるようになるばかりか、4月に再開予定...▶続きはこちら
2018-02-14 16:56

日本政治の難しさの根源

肥後 小太郎  団体役員
 雪吹きまくる悪天候の中、テレビでは冬季オリンピックの日本人メダル獲得の願望を垂れ流す異常さに嫌悪してチャンネルを変えたら国会中継の映像が飛び込んできた。冬季オリンピック放送よりましだと思い久々に視聴してみた。

 最近の政治舞台で演じるキャストの難しさの根源はどこにあるのか自己流の政治検証をし...▶続きはこちら
2018-02-14 04:45

度し難い文在寅の対北融和姿勢

杉浦 正章  政治評論家
 オリンピックを舞台に展開された日米韓首脳や北朝鮮代表らとの接触は、厳しい極東情勢を反映して微妙な展開を見せた。一つの流れは韓国と北朝鮮による一見融和に見える動きだ。これはとりもなおさず朝鮮労働党委員長金正恩が韓国大統領文在寅を日米と離反させる事に成功しつつあるかのように見える。金正恩は国連制裁決議...▶続きはこちら
2018-02-13 13:55

「日米韓」立て直しが急務

鍋嶋 敬三  評論家
 韓国・平昌(ピョンチャン)五輪の開幕3日間は、北朝鮮による「平和の祭典」攻勢の場と化した。南北首脳会談を提案した北朝鮮は2月12日「南北関係改善に意義ある契機」(労働新聞)とたたえた。金正恩朝鮮労働党委員長の特使として訪韓した妹の与正氏が文在寅大統領に委員長の親書を手渡して訪朝を要請した。舞い上が...▶続きはこちら
2018-02-09 23:52

渡邊啓貴教授に対する御礼

河村 洋  外交評論家
 渡邊啓貴東京外国語大学教授におかれて、先日(2018年1月27日付投稿)の本欄での拙質問にご回答いただき、誠にありがとうございます。アフガニスタンやサヘル諸国にようにテロリストの根拠地となっている失敗国家に対する先進諸国の介入支援については、ECOWASのような地域機関が受け皿になる必要があるとの...▶続きはこちら
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