国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2010-10-27 09:57

(連載)対中国二元外交を排す(2)

角田 勝彦  団体役員
 報道によれば、今回、中国外交を統括する戴秉国(たいへいこく)国務委員との直接交渉による解決を急いだ首相官邸は、外務省は中国とのパイプが十分でないとして、仙谷官房長官の民間ルートを使い、細野豪志前幹事長代理を「密使」として訪中させ、9月29日夜に長時間にわたり中国外務省幹部(最後に戴国務委員登場)と...▶続きはこちら
2010-10-26 17:32

(連載)対中国二元外交を排す(1)

角田 勝彦  団体役員
 伊藤憲一氏の2010年10月23日の投稿に関し、補足的に私見を申し述べる。前原外相は、10月22日午後の記者会見で、毎日、朝日、NHKによる、問題の胡正躍外務次官補の21日発言に関する質問(とくに朝日は「《日中首脳会談の》雰囲気がなかなかできていないと《中国に》受け止められてしまっている現状を、ど...▶続きはこちら
2010-10-26 17:02

日本が外交先進国になるために

宮崎 厚  ベンチャー企業顧問
 尖閣諸島の問題以来、日本外交に落ち着きがないように感じます。中国政府を専制国家として、民主主義世界との異質性を言っていながら、中国国内の反日デモを中国政府が抑え込むことを期待するのは、事なかれ主義のドタバタにも見えます。土台どこの国でも、反中国主義者はいるでしょうし、反米主義者だっているに決まって...▶続きはこちら
2010-10-25 10:21

「平和的台頭」を明記しなかった中共五中総会声明

吉田 重信  中国研究家
 中国共産党第17期中央委員会第5回総会が「声明」を発表して、閉会した。今期総会は、中国の還暦ともいうべき、中華人民共和国創建61周年を経た、一つの結節点において、今後の党指導による国家運営のための基本方針を打ち出したものである。「声明」に示された方針は、これまでの慣例に基づき、あらかじめ政治局員に...▶続きはこちら
2010-10-25 07:26

「逃げ菅」で政権直撃の補選敗北

杉浦 正章  政治評論家
 「負ける戦いは、戦わない」というのが首相・菅直人の「政治信条」のように見える。政権の「信任度」を占う北海道5区の選挙応援に選挙期間中一度も行かず、政党のリーダーとしての立場を放棄したかに見える。首相が「候補者を見捨てる」姿勢では、閣僚もやる気を無くし、たるむ。行政刷新担当相・蓮舫に至っては、街頭演...▶続きはこちら
2010-10-24 14:58

(連載)オバマ外交は「好かれるアメリカ」を卒業できるか?(3)

河村 洋   NGOニュー・グローバル・アメリカ代表
 軍事的な関与を減らしたからといって、決して経済成長が保証されるわけではない。外交政策イニシアチブのウィリアム・クリストル所長は、世論の間で広まっている「軍事支出がアメリカ経済の負担になっている」という誤解に反論している。イラクとアフガニスタンの戦費を含めても、今年の国防支出はGDPの4.9%で、第...▶続きはこちら
2010-10-24 10:41

中国がAPEC総会欠席なら、むしろ日本外交の勝利

山田 光彦  元総合商社役員
 ノーベル平和賞授与後の中国政府のノルウェーへの外交攻勢は、中国の異常さを世界中に知らしめる結果となっっている。中国にとっては、ソフトパワーの敗北である。一方、南シナ海と東シナ海における中国の領土拡張、覇権主義は、世界の一部の人々にしか知られていないのが実情である。ましてや尖閣諸島沖での中国漁民の不...▶続きはこちら
2010-10-23 13:05

中国の前原外相外しを許してはならない

伊藤 憲一  日本国際フォーラム理事長
 尖閣諸島沖事件をめぐる前原誠司外相の発言を問題視する向きがある。「中国の求める賠償や謝罪は全く受け入れられない」「国会議員は体を張って(尖閣諸島を)実効支配していく腹づもりを持って」「(尖閣諸島の領有権を)1ミリとも譲る気持ちはない」「(棚上げについて」中国側と合意した事実はない」などの発言は、日...▶続きはこちら
2010-10-23 10:12

(連載)オバマ外交は「好かれるアメリカ」を卒業できるか?(2)

河村 洋  NGOニュー・グローバル・アメリカ代表
 ロシアも安全保障上の課題である。クリントン長官は今年の7月にグルジア、ポーランド、ウクライナを訪問して対露関係の「リセットをリセット」し、ロシアの拡張主義を牽制した。リセットの象徴となる新STARTは現在、上院での批准に向けて議論されている。ロバート・ゲーツ国防長官は2008年11月にブッシュ政権...▶続きはこちら
2010-10-23 10:05

(連載)日中関係の構築は「真実」の上に(2)

角田 勝彦  団体役員
 中国政府は「日本の巡視船は中国の領海で中国漁船を囲み、追いかけ、行く手を遮り、衝突して損傷させた」(姜瑜・中国外務省報道官)と主張し、中国国営通信社や共産党系のインターネットサイトで、海保の巡視船側が中国漁船に衝突したとする図などが掲載された。中国ネット空間にはこれに基づく主張や過激な反日の書き込...▶続きはこちら
2010-10-22 19:40

(連載)オバマ外交は「好かれるアメリカ」を卒業できるか?(1)

河村 洋  NGOニュー・グローバル・アメリカ代表
 バラク・オバマ氏は大統領に就任してからというもの、アメリカの大統領ではなく、まるで「ポスト・アメリカ」の大統領のような外交姿勢をとってきた。それはジョージ・ブッシュ大統領の「単独行動主義のアメリカ」から、ブレジンスキー氏の言う「好かれるアメリカ」への「チェンジ」を念頭においた外交転換であった。私が...▶続きはこちら
2010-10-22 15:16

(連載)日中関係の構築は「真実」の上に(1)

角田 勝彦  団体役員
 10月4日ブリュッセルでの日中首脳会合以来、レアアース輸入停滞は解決されていない(ただし日中だけの問題ではなくなった)ものの、中国で拘束されたフジタ社員の最後の1人高橋さんも釈放され、民間交流もかなり復活した。北沢防衛相がハノイで中国の梁光烈国防相と会談するなど、「日中間のハイレベル協議」開催によ...▶続きはこちら
2010-10-20 12:58

リトビネンコ追悼ビデオ上映+討論会のご案内

菊池 誉名  日本国際フォーラム研究員補
皆様へ

                       2010年10月20日
                         日本国際フォーラム
               チェチェン問題研究会事務局(菊池誉名)


  アレクサンドル・リトビネンコ追悼ビデオ上映+討論会

...▶続きはこちら
2010-10-20 07:27

無党派層の民主党離れで、補選は町村勝利へ

杉浦 正章  政治評論家
 10月24日投票に迫った衆院北海道5区補欠選挙で自民党の町村信孝が先行、逃げ切る流れとなった。重要ポイントは、昨年の総選挙で民主党を圧勝に導いた無党派層が、参院選に引き続きうたかたの如く消えた事だ。菅改造内閣発足後初の国政選挙での自民党勝利は、臨時国会での補正予算案審議に影響をもたらし、早期解散・...▶続きはこちら
2010-10-17 19:16

ノーベル賞委員会のあり方に教えられる

吉田 重信  中国研究家
 劉暁波のノーベル平和賞受賞のニュースを聞いたときに、まず第一に思ったことは、この受賞が今後中国社会へボディー・ブローのように、また漢方薬のように、ジワジワと効いてくるであろうと思われる衝撃のことではなかった。第一に思ったことは、小国の典型のようなノールウエーの一民間委員会が発する、国際的な影響力の...▶続きはこちら
2010-10-17 17:52

(連載)劉暁波氏へのノーベル平和賞授賞の意味(2)

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 今回の劉氏のノーベル平和賞受賞で、中国はソフトパワーを大いに減ずることになろう。ただ、それで中国がその行動を国際的規範に沿うように改めるかといえば、そんな甘い話ではあるまい。しかし、中国はその横暴な振る舞いによって、自らのソフトパワーを失っている。中国は、劉氏が2010年のノーベル平和賞候補として...▶続きはこちら
2010-10-16 14:39

(連載)劉暁波氏へのノーベル平和賞授賞の意味(1)

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 2010年のノーベル平和賞は、中国で服役中の民主活動家・劉暁波氏に授与された。ノーベル平和賞は欧州流左派リベラル知識人の政治的立場の表明という色彩が近年とみに色濃く、賞の価値に疑問を寄せる向きも多かった。昨年のオバマ米大統領の受賞は記憶に新しいところであるし、2002年のカーター元大統領の受賞に至...▶続きはこちら
2010-10-15 12:57

中国に価値観の成熟を求める

水口 章  敬愛大学国際学部准教授
 かつて毛沢東が周恩来に「外交の極意」だと言って示した4字熟語がある。それは「綿裡蔵針」である。その意味は、棉の木の実は柔らかいふわっとした毛にくるまれているが、針のような芯があるというものである。つまり、表面的には「戦略的互恵関係」「戦略的利害共有関係」などとして友好関係を求めていても、国益にかか...▶続きはこちら
2010-10-15 07:23

長期持久戦化を狙う小沢の起訴議決無効の提訴

杉浦 正章  政治評論家
 検察審査会の強制起訴議決は無効だとして、小沢一郎が国を相手に行政訴訟を起こすという。あきれてものが言えぬ。強制起訴を可能にした検察審査会法の改正には、2004年に自ら賛成しているのに、自分の利害が絡むと異を唱えるのか。民主主義の否定であり、自分への批判は許さないというファシズムに直結する。往生際の...▶続きはこちら
2010-10-13 13:05

中国の旅より帰国して思うこと

吉田 重信  中国研究家
 筆者は、9月25日付けの本欄に「中国漁船衝突事件について思うこと」と題する意見を発表した、翌26日早朝に出発して、上海、北京をはじめ中国各地6か所を訪問し、10日10日に帰国した。この旅行中、つねに筆者の脳裏にあったのは、最近の日中関係緊張の動きに関する懸念であった。したがって、当然ながら、出会っ...▶続きはこちら
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