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2012-06-08 10:05
アフガニスタン戦争は終わるが、新たな戦争が始まる
川上 高司
拓殖大学教授
NATOのシカゴ会議ではアフガニスタン問題が真剣に議論され、2014年までに撤退というスケジュールが改めて確認された。いよいよ10年をこえる戦争が終わるのである。戦争を終わらせたオバマ大統領は、アメリカにとってそれだけでヒーローだろう。だが、一方で新たな戦争がじわじわと広がりつつある。それはアルカ...
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2012-06-07 18:39
限界を克服する力を大事にすべき
船田 元
元経済企画庁長官
最近の日本経済新聞の中で、全く分野の異なる領域ではあるが、奇しくも同じ問いかけをしている二つの出来事に出会った。そのテーマはいずれも「限界を克服する」ということである。ひとつは「左手のピアニスト」と称されて絶賛されている、舘野泉さんの話である。それまで国内外で第一線のピアニストとして活躍していた舘...
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2012-06-06 06:57
もう、野田・谷垣会談で打開する時だ
杉浦 正章
政治評論家
首相・野田佳彦が幹事長・輿石東に「赤恥」をかかされた。煮え湯を飲まされた、と言ってもよいだろう。おそらく野田は6月5日の民・自・公幹事長会談で消費増税法案の修正協議が合意に達すると確信していたに違いない。だから、同時刻に開かれた経団連での講演で、同幹事長会談の“実況中継”をしてしまったのだ。「会談...
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2012-06-05 11:29
(連載)アラブの春への協力(2)
角田 勝彦
団体役員
欧米諸国は「アラブの春」を歓迎した。2011年5月のG8サミットはエジプトとチュニジアを民主化の成功例として歓迎する「ドービル・パートナーシップ」を立ち上げた。 表明されたアラブ地域への支援総枠は400億ドルに上る。2012年5月のG8サミットでは支援の継続が確認された。反体制派の弾圧でこれまで9...
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2012-06-04 15:03
(連載)アラブの春への協力(1)
角田 勝彦
団体役員
2011年1月チュニジアに始まり、エジプト、リビア、イエメン、そしてシリアへ拡大した「アラブの春」を中心として、この6月に中東(とくにイラン)・アラブ情勢は新しい展開を見せよう。国連シリア停戦監視団(UNSMIS)の派遣が急がれており、6月中旬にはエジプトの大統領選決選投票及びイランと関係6カ国の...
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2012-06-01 06:39
鎮圧された原発「橋下の乱」
杉浦 正章
政治評論家
これほど臆面もなく政治家が前言を翻した例は、“ルーピー鳩山”の普天間発言以来史上2度目だ。大阪市長・橋下徹が原発再稼働を繰り返し批判してきた自分自身の発言を覆した上に、それを「机上の空論」と形容した。かねてからその「オオカミ少年」性を指摘してきたところだが、国の最重要課題の1つで、自らの“拙(つた...
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2012-05-30 13:40
国際テロ活動の脅威を考える
水口 章
敬愛大学国際学部教授
4月26日、パキスタンでは最高裁がギラニ首相に対し、法廷侮辱罪で有罪判決を言い渡した。同国で現職の首相が有罪判決を受けるのは1947年の建国以来初めてである。同首相は最高裁に異議申し立てを行うとのことだが、有罪が確定すると憲法に基づき議員資格を失うことになる。こうした政治情勢を受け、同国のザルダリ...
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2012-05-30 01:43
ミサイル防衛は電磁波兵器で
河東 哲夫
元外交官
最近「サイバー・テロ」というのが流行っている。アメリカの国防省や日本の三菱重工のコンピューターに入り込み、そこにウィルスを植え付けたり、データを消したり変えたりしてしまう行為のことを言う。もっと目に見えるサイバー・テロは、無人飛行機の操縦電波を乗っ取って、強制着陸させたり(この前イランでアメリカの...
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2012-05-29 06:49
パドックでみれば“一擲”の野田に勝算
杉浦 正章
政治評論家
乾坤一擲(けんこんいってき)の大勝負と言えば1983年の田中角栄と時の首相中曽根康弘の会談を思い出す。首相対刑事被告人というパターンも全く同じだ。28年前、田中は一審有罪判決を受けたばかりで、中曽根は澎湃(ほうはい)たる世論を受けて、田中に議員辞職を迫るかに見えた。しかし、田中に首相の座に座らせて...
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2012-05-28 16:35
崩壊しつつある中国の現体制
藤井 厳喜
ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
中国の現体制は確実に崩壊しつつあるようです。それには様々な証拠がありますが、現体制のエリートが外国に逃げ出そうとしているという事実を取り上げてみたいと思います。一国の体制、特に独裁体制が崩壊する時には、誰よりもその国のエリート達が海外に逃亡を試みます。この事は、洋の東西を問わず、普遍的な現象のよう...
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2012-05-25 10:24
戦略的意義強まる太平洋・島サミット
鍋嶋 敬三
評論家
日本が主導してきた第6回太平洋・島サミットが「太平洋のキズナ」をキャッチフレーズに5月25日と26日沖縄県名護市で開かれる。中国の海洋進出、これに対応する米国のアジア太平洋回帰の中で日本の要請を受けて米国が初めて参加、会議の戦略的意義が強まった。自然災害への対応、環境・気候変動とともに海洋問題も議...
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2012-05-25 10:10
(連載)思った以上に深い、鳩山外交が日米同盟に残した傷(3)
河村 洋
外交評論家
まず長距離爆撃機について述べたい。国防総省の統計によると、爆撃機の保有数はベトナム戦争時の500機から現在では134機に減っている。技術の進歩によって1機の戦闘機でも複数の目標を攻撃できるようになったが、1機で同時に2ヶ所を攻撃することはできないので、同時並行攻撃は不可能である。リビアでのNATO...
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2012-05-24 14:38
(連載)思った以上に深い、鳩山外交が日米同盟に残した傷(2)
河村 洋
外交評論家
アメリカン・エンタープライズ研究所のマッケンジー・イーグレン常任フェローは、アジア回帰戦略に批判的な分析を行なっている。オバマ政権の計画では米軍の大幅な人員削減が行なわれ、陸軍と海兵隊で合わせて10万人にもおよぶ兵員が解雇される。それはイラクとアフガニスタンでの長きにわたる戦争による「オーバー・ス...
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2012-05-24 06:54
野田は「0増5減」先行で輿石を押さえよ
杉浦 正章
政治評論家
これだけ“派利派略”丸出しの公党の幹事長を知らない。消費税政局が佳境に入ってきて、幹事長・輿石東が、“小沢別動隊長”としての“真価”を発揮しだしたのだ。衆院の定数是正と選挙制度を話し合う5月23日の幹事長・書記局長会談を、事実上ぶちこわす主役を演じた。「定数是正」がなければ「解散なし」とする元代表...
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2012-05-23 09:59
(連載)思った以上に深い、鳩山外交が日米同盟に残した傷(1)
河村 洋
外交評論家
2009年の「政権交代」以来、日米両国の政策形成者達は沖縄基地問題にかかりきりになり、日米同盟の最も重要な課題がかき消されてしまった。それはオバマ政権の戦略が妥当かどうかである。春原剛氏は「鳩山由紀夫氏は自民党支配という55年体制の打倒の成功に喜び勇むあまり、沖縄をめぐる両国間の合意を見直すという...
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2012-05-22 12:23
「日中高級事務レベル海洋協議」を大切に育てよ
角田 勝彦
団体役員
5月16日、中国杭州市で「日中高級事務レベル海洋協議」の初会合が開催された。これは東シナ海での不測の事態に備えた危機管理体制の構築を目指すもので、4月中旬石原慎太郎東京都知事が尖閣諸島を都として購入する方針を示すなど日中関係がぎくしゃくする中、「静かな外交」の好例である。この関連で5月24日に予定...
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2012-05-21 18:18
危険運転致死罪を考える
船田 元
元経済企画庁長官
去る4月13日、京都の繁華街・祇園において、軽乗用車の暴走によって7人の尊い命が奪われるという、悲惨な事故が発生した。事故を起こした車の運転手が死亡しているため、原因の究明には時間がかかるようだが、これまでに判明したことは、運転手は過去において「てんかん」の発作を起こしたことがあり、治療を受けてい...
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2012-05-21 06:49
会期内衆院通過が消費税政局の焦点
杉浦 正章
政治評論家
最近は見通しのよい記事や評論にはとんとお目にかからない。大胆な見通しを立てれば恥をかくと、マスコミが事なかれ主義で萎縮をしているように見える。政局と呼吸を合わせていれば、ある程度は読み解くことができるものなのだが、それをしようとしない。特別委でようやく野党質問が始まる今日(5月21日)で残る会期は...
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2012-05-19 19:49
日本の「失われた10年」は神話なのか
伊藤 和歌子
日本国際フォーラム主任研究員
2012年の初め頃、“The New York Times” などの英米メディアにおいて、「日本のバブル経済崩壊後の『失われた10年』は神話なのではないか」、「日本は本当に言われているほどひどく衰退しているのだろうか」という議論が少なからず見られた。「神話」とは、「絶対の真理と思われてきたが、実は...
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2012-05-18 09:59
(連載)フランス・ギリシャの選挙結果が物語るもの(2)
藤井 厳喜
ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
これに対して、オランド新大統領は、欧州中央銀行に対し、成長支援策をとる事を要求しています。また、欧州安定化メカニズム(ESM)に銀行免許を与えるか、ESMが直接各国政府へ融資できるような改革を求めています。更に、EU財政協定を改定し、ユーロ共同債の発行を実現して、成長促進策を採用するように主張して...
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