国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
ホーム  新規投稿 
検索 
お問合わせ 
2012-03-01 07:05

「小沢切り」と「話し合い解散」が垣間見える野田・谷垣極秘会談

杉浦 正章  政治評論家
 事前に極秘会談があったことを前提にすると、いつもとトーンの違う党首会談の“謎”が見えてくる。どうみてもおかしかったのだ。これまでのようなぎすぎす感が双方になく、自民党総裁・谷垣禎一も、公明党代表・山口那津男も、条件を挙げて「クリヤーすれば与野党協議に応ずる」ような感触を示している。要するに討論は出...▶続きはこちら
2012-02-27 06:54

小沢の“保身”が招く国政の危機

杉浦 正章  政治評論家
 裁判で秘書の証言が証拠採用されなければ、民主党代表・小沢一郎が「六方を踏んで躍り出る」と予測したとおりとなった。先週末以来、弁慶ばりのの大見得を切って、「政界再編だ」「倒閣だ」と、とどまるところを知らない。首相・野田佳彦は説得する意向を示しているが、消費増税で小沢と激突の流れは変わりそうもない。小...▶続きはこちら
2012-02-25 21:18

「領土問題」解決にはグローバルな視野が必要である

松井 啓  元駐カザフスタン大使
 日本は中国と2回、ロシア(ソ連)と2回、アメリカと1回戦争をした。いずれの国とも最終的には敗北したが、3カ国のうちアメリカとは同盟関係にある。中国とロシアとは「領土問題」(客観的に見てそのような問題がないとはいえない)を抱えており、その早急な解決の見通しは立っていない。

 日本の置かれた地政...▶続きはこちら
2012-02-25 17:47

瓦礫を分配廃棄しよう!

松井 啓  元駐カザフスタン大使
 昨年3月11日の東日本での三重災害の時は、秩序を保ち黙々として災害に耐える現地の人達が世界の称賛を浴び、またボランティア活動や義捐金による支援の高まり、自衛隊と米軍のトモダチ作戦の展開、更に世界150以上の国や地域、国際機関からも多くの資金や物資が寄せられた。「絆」(キズナ)が世界の合言葉となった...▶続きはこちら
2012-02-25 00:54

(連載)ロシア、中国の拒否権発動と今後のシリア情勢(2)

水口 章  敬愛大学国際学部教授
 ロシアと中国という相対的に封鎖性が高い(監視の目が厳しい)社会空間においても、市民の連帯意識はSNSを通してこれまでより形成されやすくなっており、市民と体制が対立する状況が生まれる蓋然性は高まってきている。このため、両国の政治指導者はSNSへの圧力を高めるとともに市民への監視を強めており、仮に市民...▶続きはこちら
2012-02-24 19:18

(連載)ロシア、中国の拒否権発動と今後のシリア情勢(1)

水口 章  敬愛大学国際学部教授
 ロシアと中国は2月4日、国連安保理事会で拒否権を発動し、対シリア決議案を廃案とした(賛成13、反対2)。この国益を中心に据えたロシアと中国の対外政策は、まさに先進国から新興国へとパワーシフトが起きている今日の国際社会を象徴する出来事だと言える。そこで、この両国の対外政策から分析できることを以下で述...▶続きはこちら
2012-02-22 06:54

「新党」で「いつか来た道」を繰り返すな

杉浦 正章  政治評論家
 みのもんたに代表される民放テレビの浅薄なセンセーショナリズムと国政批判によって、既成政党は「悪」であるという概念が有権者に定着し、これが大阪維新の会に「風」を吹かせている。維新の会は、何と改憲が必要な統治システムの改革を唱え、独裁的な政治手法の指導者が国政に乗り出す機会を窺っている。既成政党はなす...▶続きはこちら
2012-02-21 09:37

米軍再編における費用負担を日米間の紛争事項にするな

高峰 康修  日本国際フォーラム客員主任研究員
 在沖海兵隊のグアム移転をめぐる米軍再編は、普天間移設を切り離して、海兵隊のグアム移転を先行させるとともに、グアムに移転する予定であった8,000人を4,700人程度に圧縮し、残りを、豪州、ハワイ、フィリピンなどのアジア太平洋地域にローテーション方式で分散配置する方向で見直されることになった。このこ...▶続きはこちら
2012-02-20 10:00

不安定と緊張続く米中関係

鍋嶋 敬三  評論家
 米中関係は2月21日、歴史的なニクソン大統領の訪中から40周年を迎える。この時期を選んだかのように中国の次期最高指導者になることが確実視されている習近平国家副主席が訪米した。オバマ大統領ら首脳同士の意見交換で個人的なつながりができたことは意義がある。今後10年間、次の国家主席として中国を引っ張って...▶続きはこちら
2012-02-17 18:06

(連載)イデオロギー上、イランは日本の敵である!(3)

河村 洋  市民運動家
 参議院の審議では制裁の強化がどれほどの効果があるかも重要な議題であった。しかし制裁については経済的な効果ばかりでなく、政治的な圧力を込めたメッセージという側面も忘れてはならない。制裁の強化はイランが我々の要求に従わないなら先制攻撃も辞さないという警告のメッセージとなろう。玄葉光一郎外相は野党からの...▶続きはこちら
2012-02-17 06:55

「消費増税大綱」閣議決定で野田は地雷原に入る

杉浦 正章  政治評論家
 「消費増税大綱」を2月17日に閣議決定する首相・野田佳彦の心境は「もう中央突破しかない」というところだろう。地雷原は3月危機から始まって6月危機へと続く。触発が続く荒野を突破しても、会期末には解散・総選挙か、内閣総辞職か、話合い解散かの選択肢しか残っていない状況となる。野田が目をつむって突撃して、...▶続きはこちら
2012-02-16 12:24

安住財務相の為替介入発言は重大問題

高峰 康修  日本国際フォーラム客員主任研究員
 10日の衆議院予算委員会で、安住財務相が、昨年10月末から11月初めにかけて実施した円売りドル買い単独介入について、介入開始時と終了時の具体的な数字に言及して、物議を醸している。安住財務相は、自民党の西村康稔委員の質問に対して、「1ドル=75.63円の時点で、介入しないと日本経済に危機的な状況が及...▶続きはこちら
2012-02-16 11:11

「大阪維新の会」などはあだ花

角田 勝彦  団体役員
 2月中旬の各紙全国世論調査で、民主党と自民党以外の、新政党を中心にした政権への期待が予想以上に高いことに驚いた。20年続いた経済沈滞に加え大災害再発の虞にも脅かされて、国民は先行き不安から気が短くなり、適当な指導者を据えれば諸懸案の一挙解決が可能との幻想にとらわれてきたようである。一方、メッキが剥...▶続きはこちら
2012-02-16 09:59

(連載)イデオロギー上、イランは日本の敵である!(2)

河村 洋  市民運動家
 遺憾なことに、イランの現体制は暴力、狂気、抑圧を愛し、それは我が国の愛する理性、人間性、自由とは相容れないという認識が大平政権には欠けていた。戦後の受動的平和主義と経済至上主義に支配された日本政府は、米大使館占拠事件をめぐって西側同盟諸国が制裁強化を要求してきたにもかかわらず、イラン・日本石油化学...▶続きはこちら
2012-02-15 21:06

(連載)イデオロギー上、イランは日本の敵である!(1)

河村 洋  市民運動家
 ホルムズ海峡をめぐるイランと欧米の緊張が激化する中で、日本のオピニオン・リーダー達は「日本とイランの間で長年にわたって深く根付いた友好関係が双方の仲立ちに役立つだろう」と主張している。しかし両国の体制に性質には著しい違いがあり、イランと日本は相容れない関係である。イラン革命ではシーア派の僧侶達が近...▶続きはこちら
2012-02-14 10:30

「責任野党」は国益を第一に考えた大人の対応を

船田 元  元経済企画庁長官
 「防衛については素人だ」と、就任会見で発言して物議を醸した一川前防衛大臣の後任に、田中直紀参議院議員が就任した。まだ日も浅いうちから、またまた「素人」ぶりが露呈する始末。当初から野党の攻撃対象になるのは必至と見られていただけに、野田総理の任命責任は免れないと思われる。田中大臣は言うまでもなく田中角...▶続きはこちら
2012-02-14 06:54

龍馬も怒る維新の会の「船中愚策」

杉浦 正章  政治評論家
 「船中八策」と銘打って打ち出すというからどんなに斬新な政策かと思ったが、何のことはない、実現不能な「船中愚策」だ。坂本龍馬も「馬鹿にするな」と怒る。それも、柱が首相公選制や、一院制では、元首相・中曽根康弘や都知事・石原慎太郎の顔が浮かんで、仏壇からはたきを掛けて取り出したような古くささを感じる。憲...▶続きはこちら
2012-02-13 17:06

国際交流促進には真のセメスター制導入を目指すべき

大藏 雄之助  杉並区教育委員長
 『読売新聞』2月2日の「東大秋入学論点スペシャル」で中嶋峯雄・冨田勝・池田幸雄の3氏が発言しており、国際交流を促進するには大学秋入学を実施するまでもなく、セメスター制で十分だということが明らかである。日本でもセメスター制をうたっている大学がふえている。しかしながら、その大部分は2学期制のことをいう...▶続きはこちら
2012-02-10 10:10

削減できない国防費-パネッタ国防長官の苦悩

川上 高司  拓殖大学教授
 パネッタ国防長官は今後5年間で2,590億ドルの国防費の削減を発表し、陸軍や海兵隊の兵員規模を縮小して、「小規模だが能力は高く小回りの利く米軍」を目指すことを示した。2001年にラムズフェルド国防長官が目指したのが「ハイテク・機敏な米軍」だったことを思い起こせば、10年経っても実現できないほどの困...▶続きはこちら
2012-02-09 10:18

米軍再編見直しにおける普天間問題切り離しは重要な進展

高峰 康修  日本国際フォーラム客員主任研究員
 日米両政府は、2月8日、在日米軍再編ロードマップ(2006年合意)の見直しに関する基本方針を、共同プレス発表という形で発表した。それによれば、米海兵隊普天間飛行場の代替施設を辺野古に建設することを確認しつつ、海兵隊のグアム移転と米軍嘉手納基地以南の土地の返還を普天間移設の進展と切り離し、グアム移転...▶続きはこちら
  • «最初
  • «前
  • 171
  • 172
  • 173
  • 174
  • 175
  • 次»
  • 最後»
総論稿数:5636本
公益財団法人日本国際フォーラム