国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2015-03-17 06:55

礼節を欠いた朝日、岡田の「メルケル活用」

杉浦 正章  政治評論家
 このままではドイツ首相・メルケルの訪日が、誤解のまま終わりかねない。せっかくの良好なる日独関係を毀損しても首相・メルケルに歴史認識で発言させ、これを金科玉条として政府への攻撃に活用する動きが、民主党と朝日新聞に見られたのは問題だ。両者は、中国の習近平が訪独で口を極めて対日批判、また中国首脳らがこと...▶続きはこちら
2015-03-16 10:00

インド、海洋重視へ戦略転換

鍋嶋 敬三  評論家
 インドのモディ首相のインド洋3カ国歴訪(3月10日-14日)は、インドがインド洋地域を「国の政策の優先順位のトップ」(同首相)に据えたことを内外に宣言するものになった。中国と東南アジア諸国との対立が深まる南シナ海を含め、海洋を最重要視する大きな戦略転換である。中国が「真珠の首飾り」と言われるインド...▶続きはこちら
2015-03-15 09:39

英国のアジアインフラ投資銀参加というしたたかさの裏

山田 禎介  国際問題ジャーナリスト
 英財務省は中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加方針であることを、中国全人代開催中(12日)に表明した。主要七カ国(G7)で初めてのこの英国の参加表明は、ニュースであると同時に、歴史的にまたもや英国が放った、したたかなグローバルな経済外交テクニックであると思わざるを得ない。英ウィリアム...▶続きはこちら
2015-03-15 07:40

(連載3)プーチン大統領は核大国の責任を果たす気があるのか?

河村  洋  外交評論家
 ロシアは北朝鮮とも関係強化をはかる行動に出ているが、それもまた核拡散に手を染める国を勢いづけることになる。昨年よりモスクワや極東地域の州からロシアの政治家が北朝鮮を頻繁に訪問し、貿易と投資の促進と北朝鮮からシベリアに通じる鉄道網の整備を話し合った。北朝鮮外務省は本年初旬に経済面のみならず政治面と軍...▶続きはこちら
2015-03-14 00:50

(連載2)プーチン大統領は核大国の責任を果たす気があるのか?

河村  洋  外交評論家
 プーチン大統領はロシアの力を誇示したいがために核の脅威を増幅しているだけで、国際安全保障での責任ある当事者として振る舞う気などないように思われる。ロシアの先制攻撃ドクトリンとヨーロッパの海空での威嚇行為は、イランと北朝鮮の非核化交渉の当事者としての資格に疑問の余地を持たせる。実際にイランと北朝鮮で...▶続きはこちら
2015-03-13 20:40

(連載1)プーチン大統領は核大国の責任を果たす気があるのか?

河村  洋  外交評論家
 国連安全保障理事会の常任理事国の指導者ともなれば、大西洋憲章と国連憲章に記されているように国際公益を守るために責任ある行動をとるものとされている。しかしウクライナ危機以降にロシアが新たに打ち出した核戦略ドクトリンとヨーロッパでの挑発的な行動から、プーチン大統領は大国としての責務と責任を果たすよりも...▶続きはこちら
2015-03-11 16:49

公明党の巧妙な対自民戦術

中村  仁  元全国紙記者
 自民一強体制に張り付いている公明党の動きをみていると、巧みな計算がなされているようにみえてきます。自民の強硬な出方をけん制しながら、公明党が求める要求をだしては気をもませ、最後は決裂でなく、自公政権として成案がなんとかまとまるという筋書きです。そのような展開が最近、安全保障法制の見直しの場面でしき...▶続きはこちら
2015-03-11 06:27

手が付けられない鳩山“ルーピー外交”

杉浦 正章  政治評論家
 「馬鹿に付ける薬はない」ではありきたりだが、「馬鹿者と酒酔いはよけて通せ」では国が恥をかく。「馬鹿と鋏(はさみ)は使いよう」というが、その使い道がないほどの馬鹿はどうする。まあ「馬鹿は死ななきゃなおらない」とそのときを待つしかない。「憲政史上に残る愚劣な首相」と産経にこきおろされた鳩山由紀夫がもう...▶続きはこちら
2015-03-09 13:16

(連載2)「海外での武力行使」を考える

角田 勝彦  団体役員、元大使
 安倍首相は、昨年7月1日の閣議決定の後の記者会見で「武力行使が許されるのは、自衛のための必要最低限度。従来の憲法解釈の基本的な考え方は何ら変わるところはない」と強調した。また閣議決定の前後に「自衛隊が武力行使を目的としてかつての湾岸戦争やイラク戦争での戦闘に参加するようなことはない(敵国への大規模...▶続きはこちら
2015-03-08 20:05

(連載1)「海外での武力行使」を考える

角田 勝彦  団体役員、元大使
 2月の衆院予算委における論戦のほか、安保法制整備に関する2月27日と3月6日の与党協議で、「集団的自衛権の行使」に向けた政府案の内容などが明らかになってきた。安倍政権は、問題のある昨年7月1日の閣議決定を飛び越え、「切れ目のない対応」と「積極的平和主義」の名の下に、自衛隊の活動を飛躍的に拡大するこ...▶続きはこちら
2015-03-08 11:25

(連載2)21世紀は殺人の世紀か

中村  仁  元全国紙記者
 過激派の攻撃は中東の他国、他民族にも繰りかえされています。ロシアでは野党指導者が銃撃で殺害されました。連日のように世界のあちこちから伝えられてくるのは、こうした殺人、殺害のニュースです。日本人人質殺害のネット映像が流れ、学校の先生が生徒に「教材になる」として、見せる時代です。人の命の尊さを教えるど...▶続きはこちら
2015-03-07 14:49

(連載1)21世紀は殺人の世紀か

中村  仁  元全国紙記者
 まずお断りしておきます。殺人には、いいも悪いもなく、すべてが間違いなく悪です。それでも殺人、殺害には節度やルールがあったはずです。その境界線がなくなってきました。20世紀は戦争と革命の世紀でした。このままだと21世紀は、人間同士が殺しあう殺人の世紀になりかねません。川崎市の中学一年生(13)が18...▶続きはこちら
2015-03-05 13:07

動き出す電力自由化

船田  元  衆議院議員
 3年前から自民党の委員長として取り組んできた電力システム改革が、いよいよ最終段階を迎えた。第一弾の広域系統運用、第二弾の電気の小売自由化、そして今回の第三弾、発電と送配電の法的分離を段階的に進め、2020年には完成させる段取りだ。広域運用とは、これまでの10電力会社の垣根を越えて、東日本の50Hz...▶続きはこちら
2015-03-05 07:04

シャーマン発言は朴の外交姿勢を直撃している

杉浦 正章  政治評論家
 慰安婦像を米国内にいくら建てようと、米外交までは左右できないというのが、米国務次官シャーマン発言によって証明された。韓国政府やマスコミに大きな衝撃を与えている発言は、中央日報が「米国の公式な立場と断定するには無理がある」と期待感を込めた分析をしているが、筆者の判断ではシャーマンの発言は韓国で言う「...▶続きはこちら
2015-03-02 10:36

武力行使に腰引けたオバマ「国家安保戦略」

鍋嶋 敬三  評論家
 オバマ米大統領が5年ぶりに発表(2月6日)した「国家安全保障戦略」(NSS)は国際的なテロリズムとの戦いに焦点を当てるものになった。しかし、ここで注目されるべきは、(1)オバマ政権が武力行使にはっきりと消極的な姿勢を打ち出したこと、(2)国際秩序の認識について政権外の識者とのギャップが目立つことで...▶続きはこちら
2015-03-01 00:49

(連載2)ISISとイランの二重脅威にどう対処するか

河村  洋  外交評論家
 そのように複雑な方程式をどのように解けばよいのだろうか?ISISと戦うというだけの理由でクルド人とシーア派の民兵を呉越同舟させることはきわめて危険である。実際に民族宗派間の紛争も伝えられているからである。イラク南部の現地シーア派に加えて、イランはシリアでもシーア派代理勢力を支援してアサド政権を守っ...▶続きはこちら
2015-02-28 19:56

(連載1)ISISとイランの二重脅威にどう対処するか

河村  洋  外交評論家
 安倍晋三首相が中東訪問で「2億ドルの人道支援によってこの地域でのテロに立ち向かう」と表明したことは、ISISがインターネットで日本人人質2人の殺害を全世界に流したために、野党と一部のオピニオン・リーダー達からの批判の嵐となった。2月9日のJNNの世論調査によると国民の55%が「安倍氏の中東訪問は不...▶続きはこちら
2015-02-27 06:47

日本をおとしめた河野洋平の2大失政

杉浦 正章  政治評論家
 慰安婦強制連行の朝日大誤報のほとぼりが冷めたと思ったのか、血が騒ぐのか、元衆院議長・河野洋平が78歳にして意気軒昂だ。その発言も安倍を「右翼政治」よばわりして、はばからない。人間年を取って気を付けねばならぬことは「短絡」である。深く思考する余裕がなくなるのか、右か左かと、とかく断定したがる傾向が出...▶続きはこちら
2015-02-25 17:44

日本の政治を動かす人たちの言動の軽さよ

中村  仁  元全国紙記者
 西川農相が政治献金問題で辞任し、安倍首相は「任命責任はわたしにあり、国民におわびしたい」と語りました。西川氏に説明責任を求める声もしきりです。多くの国民は「またか」と思っています。閣僚辞任が「またか」ではありません。任命責任とか説明責任という空疎な言葉を聞かされるのが「またか」という思いなのです。...▶続きはこちら
2015-02-24 10:17

(連載2)予想される国際テロの激化に備えよ

角田 勝彦  団体役員、元大使
 資金源断絶については、IS支配下の油田空爆、原油購入規制、人質身代金支払い拒否(2013年アイルランドのロックアーン・サミット宣言)に加え、2015年2月10日イスタンブールで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、テロ組織の資金遮断へ結束するとの共同声明を採択した。国連安保理...▶続きはこちら
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