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2016-09-16 11:28
アメリカがアジアを失う日
鍋嶋 敬三
評論家
東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の議長声明(9月7日)は南シナ海における中国の主権主張を全面的に否定したハーグの常設仲裁裁判所の決定(7月12日)に触れなかった。米国の呼びかけにも応じない東南アジア諸国への中国の影響力の拡大を見せつけたものだ。フィリピンのドゥテルテ大統領の登場は地域の地政...
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2016-09-16 06:16
蓮舫が破蓮(やれはす)にならないことを祈る
杉浦 正章
政治評論家
俳句で秋の季語に破蓮がある。蓮池や蓮田一面を覆った大きな葉が晩秋、風などで吹き破られた景は無残である。プロの句にもその無残さを詠んだものと、けなげにも立派な葉を維持しているさまを詠んだ句がある。
敗荷(やれはす)の中の全き一葉かな 清崎敏郎
破蓮となりて水面に立ち上...
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2016-09-15 06:47
「北の核」が米大統領選テレビ党論の焦点に
杉浦 正章
政治評論家
佳境に入ってきた米大統領選の論戦テーマに急浮上してきたのが、北朝鮮の核実験に端を発した極東の安全保障問題だ。クリントン、トランプ両候補はいよいよ9月26日から3回行われるテレビ党論で雌雄を決するが、このテレビ党論はニューヨークタイムズが「76%で優勢」と報じたクリントンが、劣勢のトランプにとどめを...
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2016-09-14 10:53
(連載2)「敵基地攻撃能力」の限界
角田 勝彦
団体役員、元大使
韓国では与党セヌリ党の一部が、核兵器の保有を公然と訴えている。彼らは、そうすれば北朝鮮からの攻撃を抑止できるとともに、中国が北朝鮮に対して兵器計画の後退を迫る圧力を強めると考えているらしい。もし核開発に乗り出せば米国との関係が悪化することも覚悟の上らしい。核武装は問題外として、我が国でも自民党内で...
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2016-09-13 11:37
(連載1)「敵基地攻撃能力」の限界
角田 勝彦
団体役員、元大使
本欄における最近の杉浦正章氏の多方面にわたる論評を興味を持って拝読している。8月25/26日付拙稿「核兵器の『先制不使用宣言』について」に関連し、今回は氏の9月8日付「もはや専守防衛だけでは対応できない北のミサイル危機」についてコメントしたい。
杉浦氏も指摘されたように、オバマ米大統領は...
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2016-09-13 11:16
(連載2)米国の影響力低下と日本の対応
四方 立夫
エコノミスト
第一に、中国が海警局を設立以来、急速に大型の巡視船を増強していること鑑み、日本もその海上保安庁を強化し、質量共に対抗しうる巡視船を尖閣周辺海域に常時派遣する。
第二に、実質20兆円とも言われる中国の巨大な軍事費を睨み、早急に我が国の防衛費をNATOが加盟国に求めているGDP比2%に引き上...
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2016-09-13 05:52
米韓に対北軍事強硬論が台頭
杉浦 正章
政治評論家
金正恩はもう戻れないルビコンを渡った。5回目の核実験が意味するものは、核弾頭搭載ミサイル製造のめどが立ったことである。レッドラインを超えたのだ。今後1年以内に実戦配備となる可能性が高い。従って、焦点はもう無意味な国連制裁にはない。米韓が軍事行動に出て核配備を食い止めるかどうかにある。米国内では「サ...
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2016-09-12 19:42
(連載1)米国の影響力低下と日本の対応
四方 立夫
エコノミスト
今回のG20サミット並びに一連のASEAN会合は終始中国のペースで行われ、米国の影響力低下を印象付けるものとなった。中でも仲裁裁判の勝者であるフィリピンが南シナ海問題で終始消極的な姿勢を見せ、ドゥテルテ大統領とオバマ大統領の首脳会談のキャンセル、並びにドゥテルテ大統領の米国とASEANとの会議の欠...
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2016-09-09 06:25
安倍がドゥテルテ対策で米の失策をフォロー
杉浦 正章
政治評論家
取材記者らは専ら、中国の領有権を否定した常設仲裁裁判所の判決が東アジア首脳会議(EAS)の共同声明に具体的に文字として盛り込まれるかどうか、が焦点のように報じ続けたが、大局を見ていない。浅薄すぎる。とりわけ朝日は9月9日「南シナ海仲裁判決焦点にならず閉幕」と相変わらずの中国が大喜びしそうな報道ぶり...
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2016-09-08 17:30
今後激しさを増す日露の北方領土交渉
飯島 一孝
ジャーナリスト
安倍晋三首相とプーチン大統領の9月2日の首脳会談で、プーチン大統領の12月訪日が正式に決まり、北方領土をめぐる本格交渉がいよいよ開始されることになった。大統領は今後の交渉について「(領土の)交換でも売買でもない。日露双方が損をしたと思わないような解決策を探ることが肝心だ」と述べているが、ロシア紙は...
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2016-09-08 06:38
もはや専守防衛だけでは対応できない北のミサイル危機
杉浦 正章
政治評論家
空しく響くばかりだ。またも国連の北朝鮮非難声明である。非難声明を出す度に無力な国連の姿をさらけ出している。一方で日本攻撃用弾道ミサイル・ノドン3発を同時発射させた金正恩は、醜い高笑いを繰り返している。最貧国指導者の危険な火遊びと、狂気の高笑いである。ロシアが止めても、中国が止めるふりをしても、全く...
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2016-09-07 06:52
プーチンが北方領土で国内世論誘導を始めた
杉浦 正章
政治評論家
ウラジオストクでの安倍とプーチンの2人だけの会談で一体何が話し合われたのかが焦点だが、こればかりは最高機密で漏洩がない。しかしテレビに出る学者や評論家は、やれ「ブレークスルーだ」やれ「突破口だ」と早くもやんやの喝采をしている。中身を知らないままである。9月2日の首脳会談の時間は3時間10分であった...
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2016-09-06 05:59
日中“緊張緩和”は「砂上の楼閣」
杉浦 正章
政治評論家
あのブロードウエーも顔負けの、けばけばしい「白鳥の湖」はどうだ。習近平はまるで悪趣味の田舎芝居の座頭(ざがしら)の様であった。G20の場を真摯な国際外交の場から、政治ショーの場へと変質させ、国内向けのプロパガンダを張ったが、13億の中国国民の目を奪っても、世界のメディアからはそっぽを向かれた。逆に...
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2016-09-05 19:00
今こそ「二百十日」の教えを生かせ
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
今年前半は台風の発生数が珍しくゼロだったが、7月に入ると一転して、台風ラッシュとなった。自然が帳尻を合わせているのかも知れないが、人間世界にとっては極めて迷惑な話である。8月には台風9号、11号、10号が相次いで関東、東北、北海道に上陸するという異常事態、特に10号は岩手と北海道に大きな被害をもた...
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2016-09-02 13:54
「リオ・オリンピック」から見えてきた小池都知事
赤峰 和彦
自営業
少し前の話ですが、リオのオリンピックが閉幕し、五輪旗が小池百合子都知事に引き継がれました。閉会式のセレモニーでは、小池氏と東京の存在が世界中に大きくクローズアップされました。オリンピック閉会式は世界中のメディアが報道したため、小池知事は瞬時に国際的に認知されました。国際的知名度は小池氏のスケールと...
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2016-09-01 05:28
安倍は毅然として東・南シナ海問題を提起せよ
杉浦 正章
政治評論家
最近あっけにとられた発言は、9月4日からの中国・杭州におけるG20首脳会議に関して中国外相・王毅が「客はホストの意向に沿ってその務めを果たせ」と発言したことである。首相・安倍晋三に対して大昔の朝貢外交のように「皇帝・習近平にひざまずけ」と言っているのだ。しかし、他国はともかく日本はそう簡単ではあり...
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2016-08-31 05:12
稲田は民主政権の時限爆弾に近寄るな
杉浦 正章
政治評論家
親しい自衛隊元幹部が筆者に「我が国防衛のための戦死ならともかく、地の果てのアフリカまで行って戦死では隊員は浮かばれませんよ」と漏らした。いま自衛隊が防衛相・稲田朋美の命令により駆けつけ警護と宿営地の共同警護などを前提にした新任務の訓練を始めている。内戦状態になっている南スーダンで新任務を遂行すれば...
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2016-08-30 05:50
自民は国益の大局から「安倍3選」を目指せ
杉浦 正章
政治評論家
失礼にも自民党幹部が飲み会で「今のところ太っちょと痩せぎすと青二才と女が反対している」と漏らし、爆笑を買った。総裁任期の延長問題である。察するところ太っちょは石破茂、痩せぎすは外相・岸田文男、青二才は小泉進次郞、女は野田聖子の皆様のことらしい。筆者はちゃんと「様」付けした。なぜ反対するかの理由を考...
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2016-08-26 10:40
(連載2)核兵器の「先制不使用宣言」について
角田 勝彦
団体役員、元大使
8月15日付ワシントンポスト紙は、安倍首相が米太平洋軍のハリー・ハリス司令官に対し、オバマ政権が検討している核兵器の先制不使用宣言について「北朝鮮などに対する抑止力が弱体化し、紛争の危険が増大する」として、反対の意向を直接伝えたと報じた。これに関し記者団の質問を受けた安倍首相は、8月20日リオ・オ...
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2016-08-25 10:56
(連載1)核兵器の「先制不使用宣言」について
角田 勝彦
団体役員、元大使
平和の祭典リオ・オリンピックが終わったばかりの8月24日朝、北朝鮮は日本海で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射した。8月22日から実施されている定例の米韓合同軍事演習への反発らしく、米韓軍が国境を侵犯したら、核ミサイルの先制攻撃を行うと警告している。.抑止力のつもりだろう。米オバマ大統領が検...
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