国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2017-03-01 23:59

「アメリカ第一主義」という危険思想

河村 洋  外交評論家
 先の選挙運動を通じて、ドナルド・トランプ大統領は外交政策のキーワードとして「アメリカ第一主義」を強調してきたが、それはアメリカの同盟国の間で懸念を呼んだ一方で、ロシアや中国は西側優位の世界秩序の転覆を積極的に模索するようになり、イランや北朝鮮はワシントンの新政権を試している。国民国家が自国民と自国...▶続きはこちら
2017-03-01 06:50

“米中連携”のカギは米国が握る

杉浦 正章  政治評論家
 韓国民全員を殺傷してもあまりある化学兵器を保有する北朝鮮が、これを金正男暗殺に使ったことが、金正恩の大誤算になりつつある。事件がピストルや刃物であったら、衝撃はより少なかったであろうが、原爆に匹敵する殺傷力を持つVX兵器をあえて暗殺に使ったことは、金正恩が、禁断の領域に踏み込んだことを意味している...▶続きはこちら
2017-02-28 06:58

トランプは記者魂の根幹に触れている

杉浦 正章  政治評論家
 「これがメディアへの弾圧の始まりかどうかの判断は急がなくてもいい」と、ホワイトハウス記者会会長のジェフ・メイソンは落ち着いている。同記者会の一部に台頭している報道官の記者会見ボイコット論にはくみしないという。ということはどういう状況かと言えば、トランプ政権対メディアの戦いが早くも佳境に入っている、...▶続きはこちら
2017-02-27 10:43

北朝鮮「テロ支援国家」に再指定を

鍋嶋 敬三  評論家
 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が2月13日、マレーシアで猛毒VXによって暗殺された事件は、北朝鮮の関与がマレーシア警察の捜査で濃厚になった。トランプ米政権は「テロリズム支援国家」に北朝鮮を再指定すべきである。北朝鮮が自ら実行を認めた日本人拉致事件もテロ行為である。再指定による制裁...▶続きはこちら
2017-02-25 09:16

ブレミアム・フライデーへの疑問

肥後 小太郎  団体役員
 2月24日金曜日、政府主導で消費拡大を主眼とする「ミレミアム・フライデー」の運用が開された。短時間労働が政治の美談とされている。しかし、極端な労働時間短縮が国内消費の拡大に直結するとは思えない。単なるデスク・プランであり、言葉を言い換えれば「バーチャルの政策」と映る。

 その根拠だが、午後3...▶続きはこちら
2017-02-24 13:06

フィリピン沖海賊の政治学

山崎 正晴  危機管理コンサルタント
 2月に入っても、フィリピンのスールー諸島周辺海域での海上誘拐行為(マリタイム・キドナップ)に沈静化の兆しは見られない。2017年2月19日18時頃、インドネシアからフィリピンに向けセメントを満載して航行中のベトナム船籍の貨物船「GIANG HAI」(2,875総トン)が、フィリピン南部タウィタウィ...▶続きはこちら
2017-02-24 11:12

トランプ大統領の中東政策の危うさ

船田 元  衆議院議員(自由民主党)
 先日はイスラエルのネタニヤフ首相とトランプ米大統領が、ホワイトハウスで会談した。伝えられるところによると、トランプ大統領はこれまでアメリカがパレスチナ問題でとってきた態度を大きく変える見解を示したという。これまでの常識は、イスラエルとパレスチナ自治区が共に存在することを目指す「国家共存」だったが、...▶続きはこちら
2017-02-23 11:09

「共謀罪反対」は時代遅れ

赤峰 和彦  自営業
 「組織犯罪処罰法改正案」の審議が始まりました。この法案に民進党や共産党などの野党が猛反発をしています。社会の秩序を脅かすテロとその準備行為を取り締まるのは当然ですが、反対する人たちは、「治安維持法の繰り返し」「監視社会になる」などとして、この法案が成立すると人権が侵害され、自由のない社会になると主...▶続きはこちら
2017-02-23 05:21

「君側の奸」バノンを潰すか、トランプ政権が潰れるか

杉浦 正章  政治評論家
 古くは孝謙天皇の寵愛を受けた弓削道鏡か、それともロシア帝国崩壊の一因をつくった怪僧ラスプーチンか。どうもトランプの懐深く入り込んだスティーブン・バノンの有様を観察すると、その種の陰謀請負人のような感じがする。とりわけトランプがホワイトハウスになかった首席戦略官の地位を与えた上に、国家安全保障会議(...▶続きはこちら
2017-02-21 06:50

安倍は敵基地攻撃能力保持を決断する時だ

杉浦 正章  政治評論家
 「疾きこと風の如く」は、今金正恩のお家芸だ。ミサイルと核兵器の開発で孫子の兵法を実践しつつある。叔父殺しに次いで異母兄を殺りくして、狂気の独裁者の本性を現し、ミサイルと原爆小型化は佳境に入った。これに対して日本の防御態勢は整いつつあるものの、同時多発の飽和攻撃に耐えられるのか。一発でも撃ち漏らせば...▶続きはこちら
2017-02-20 19:10

今回の日米首脳会談を高く評価する

赤峰 和彦  自営業
 安倍総理はトランプ大統領から異例の歓待を受け、日米の強固な関係が再確認されました。多くの国民の「安倍さんに頑張ってほしい」という期待に応えた訪米となったようです。また、野党議員や一部のメディアの評価とは裏腹に、国民の支持はNHKの最新の世論調査でもポイントを上げています。

 トランプ大統領に...▶続きはこちら
2017-02-18 16:27

長寿社会での高齢者の身の処し方

熊谷 直  軍事評論家
 ダボス会議の議論をTVで見ていたところ、西暦2000年ごろに生まれた私の孫の日本人世代は100歳以上の長命者が普通になるとのこと。そうなると、今のような年金生活ができるものは85歳以上ということになる。しかし、社会が変わり年金の仕組みそのものが大きく変わると予想されるので、孫たちにはその心得を十分...▶続きはこちら
2017-02-17 06:08

金正恩の「狂人理論」政治が佳境に入った

杉浦 正章  政治評論家
 カインの末裔(まつえい)とは、旧約聖書に登場する兄弟殺しという人間の罪深さを諭すものである。アダムとイヴの息子の兄カインが、弟アベルを殺害した神話だ。有島武郎が同名の小説を書いている。日本の古事記にも海幸彦と山幸彦の骨肉の争いがあるが、最終的には兄と弟は仲直りした。しかし、兄源頼朝が弟義経を殺害し...▶続きはこちら
2017-02-15 06:17

安倍は朝日に「勝った」、トランプはNYTに負けた

杉浦 正章  政治評論家
 首相・安倍晋三とトランプの会談を評して、前原誠司が「猛獣に従うチキン」と評すれば、脇から後藤祐一が「ポチだ!」と野次る。前原は続いて「近づきすぎるとリスクがある」と指摘した。民主党は誰が見ても成功裏に終わった日米首脳会談をこの程度にしかとらえられない政党であったか。猛獣にチキンは従わない。逃げる。...▶続きはこちら
2017-02-14 10:38

(連載2)トランプ政権によって人権問題の劣等生となったアメリカ

河村 洋  外交評論家
 さらにトランプ氏の人権に対する問題意識の低さは、拷問がテロ容疑者からの情報収集に効果的だといった不用意な発言に端的に表れている。しかしトランプ氏がジェームズ・マティス退役海兵隊大将に国防長官主任を要請した際には自らの主張を撤回し、信頼と報酬が容疑者を協力的にするのだというマティス氏の主張を受け入れ...▶続きはこちら
2017-02-13 13:43

(連載1)トランプ政権によって人権問題の劣等生となったアメリカ

河村 洋  外交評論家
アメリカは自らを「世界に自由と民主主義と自由の普及」を担う不可欠な国だと見なしてきた。アメリカの価値観は自らの世界戦略とも互いに深く絡み合っているので、人権外交でのアメリカの真意を疑う者はほとんどいなかった。しかし、ヒューマン・ライツ・ウォッチが新年に当たって刊行した報告書では、トランプ政権のアメリ...▶続きはこちら
2017-02-13 10:49

歴史的な転機を迎えた日米同盟関係

鍋嶋 敬三  評論家
 安倍晋三首相とドナルド・トランプ米大統領の首脳会談(2月10日)は戦後70年の日米関係史の上でも画期的な出来事として記録されるだろう。それはアジアを中心に国際秩序が大きく変動し始めたこの時期に、安全保障、経済・貿易政策を巡る日米同盟関係の強化が、21世紀の国際秩序のベースになる可能性を示唆している...▶続きはこちら
2017-02-12 06:27

日米会談は安倍優勢勝ちの様相

杉浦 正章  政治評論家
 たった30数分の首脳会談が物語るものは、首相・安倍晋三もトランプも事務当局の作った文書を確認しただけということだろう。従って、アジア太平洋の安全保障では満額回答。貿易経済に関してはトランプがあえて持ち出さず。新たに作る「財務相麻生・副大統領ペンスらの枠組み」への先送りで、激突は回避。欧州、メキシコ...▶続きはこちら
2017-02-09 07:25

悩ましい隣国間の課題

肥後 小太郎  団体役員
安倍首相が今夜、トランプ大統領との日米首脳会議のため訪米する。我が国は、先のマティス国防長官の訪日で良好な日米同盟のきずなを確認したばかりである。しかし、日本を取り囲むアジア近隣諸国の動向は、暗雲を告げている。日本は韓国から大使を帰国させたが、いまだに帰任の兆しはなく、問題は長期化している。国家間で...▶続きはこちら
2017-02-09 06:33

日米首脳会談の“陰の主役”は中国

杉浦 正章  政治評論家
 2月10日の日米首脳会談の“陰の主役”はどう見ても中国だ。トランプ側近らの対中強硬発言はただ事ではない。対中戦争を公然と口にしてはばからない。来日した国防長官ジェームス・マティスは“狂犬”と呼ばれる紳士だが、ホワイトハウス側は“極右の火炎放射器”スティーブン・バノンを始め“対中主戦論者”が占めてい...▶続きはこちら
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