国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
ホーム  新規投稿 
検索 
お問合わせ 
2017-05-30 10:13

教育の無償化について

船田 元  衆議院議員(自由民主党)
 憲法第26条の教育を受ける権利では「全て国民は、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける」権利があると規定している。自民党においても「国は、教育が国の未来を切り拓く上で欠くことのできないものであることに鑑み、教育環境の整備に務めなければならない」とする考え方を、従来から有してきたところだ。
 
...▶続きはこちら
2017-05-29 11:04

パラダイム・シフトに揺れる世界

鍋嶋 敬三  評論家
 イタリアでの主要国(G7)首脳会議(5月26、27日)が示したものは自由貿易、地球温暖化など世界的な課題に責任を負うG7の手詰まり感である。首脳宣言では「保護主義と闘う」ことがかろうじて明記されたが、気候変動問題では米欧の溝がはっきりした。第二次大戦後のリベラルな国際秩序のパラダイム・シフト(枠組...▶続きはこちら
2017-05-28 07:19

G7、対北「国際包囲網」へ前進

杉浦 正章  政治評論家
 タオルミナ・サミットは、北朝鮮問題や保護主義とパリ協定の是非などをめぐって、首相・安倍晋三が日本の首相としてかつてない存在感を示した。安倍は北のミサイルを「新たな段階の脅威」と位置づけ、その脅威は極東にとどまらず「伝染病のように全世界に広がる」と訴え、共同宣言に「国際社会における最重要課題」と表現...▶続きはこちら
2017-05-25 06:07

トランプ、隠ぺいと捜査妨害で自縄自縛

杉浦 正章  政治評論家
 「やっちゃだめを全部やっちゃうトランプ大統領」と、ニューズウイーク日本版にお笑い芸人パックンが書いているが、まさに至言だ。川柳で言えば「トランプは今日はどこまで掘ったやら」で、毎日自分の墓穴を掘っている。それもウオーターゲート事件を手本とするような隠ぺい工作と司法妨害の連続だ。本人は「アメリカ史上...▶続きはこちら
2017-05-24 06:07

TPPはベトナム・マレーシアの説得がカギ

杉浦 正章  政治評論家
 菊池寛の「父帰る」は、かつて家族を顧みずに家出した父が、落ちぶれ果てた姿で戻って来たことをテーマに据えた戯曲だが、まるで環太平洋経済連携協定(TPP)のアメリカの姿を見るようである。やがて帰らざるを得ないと見る。捨てられそうになった家族である11か国は、長兄日本の努力で漂流気味の状態から離脱して、...▶続きはこちら
2017-05-23 06:09

G7は「北朝鮮集中討議」が不可欠

杉浦 正章  政治評論家
 朝鮮半島を米空母艦隊が取り囲むというサミット史上にない異常事態でのシチリア・サミットである。首相・安倍晋三はとかく中東、ウクライナ情勢に集中しがちなサミット参加国首脳の目を朝鮮半島に向ける大演説を展開すべきである。G7は一定時間を朝鮮半島情勢に割いて集中討議をする必要があるのではないか。もちろんか...▶続きはこちら
2017-05-22 11:40

(連載2)トランプはオバマより決然としているか?

河村 洋  外交評論家
 個別の問題に関する詳細はさておき、トランプ外交の根本的な問題を見てゆかねばならない。シリアと北朝鮮の双方とも、ロシアと中国との関係が事態を大きく左右する。シリアでのミサイル攻撃は、トランプ氏が親露的な政策を転換させたということではない。もっとも顕著なことは、プーチン大統領の友好的な関係は終わったと...▶続きはこちら
2017-05-22 10:38

日本の対ロ外交を憂う:日本国際フォーラムへの遺言

澤 英武  外交評論家
 長い間日本国際フォーラムの会員として勉強させていただきました。米寿を迎え、老兵の身となったいま、感謝あるのみです。唯一の心残りは、肺炎で入院したため、昨年11月14日開催の「日ロ関係に関する拡大政策委員会」(安倍対ロ外交をめぐる意見交換会)に参加できなかったことです。私見では、東郷和彦氏が主導して...▶続きはこちら
2017-05-21 09:50

(連載1)トランプはオバマより決然としているか?

河村 洋  外交評論家
 ドナルド・トランプ大統領がシリアのアサド政権による化学兵器の使用を受けて突然の攻撃に踏み切ったことが国際世論を驚愕させたのは、彼がシリアへの介入には消極的だったからである。さらに驚くべきことに、トランプ氏はシリアで化学兵器攻撃を受けた被害者に同情の意を示す人道主義に満ちた演説を行なって、自らが発し...▶続きはこちら
2017-05-18 06:29

石破は「安倍改憲」の岩盤を崩せない

杉浦 正章  政治評論家
 どうやら元自民党幹事長・石破茂は、改憲論議を軸に来年9月の自民党総裁選を戦う決意を固めたようだ。最近の石破発言から見る限り、総裁・安倍晋三の改憲構想を、2012年に作成した自民党草案を盾にとって論破しようという姿勢がありありと見えてくる。たしかに9条3項に自衛隊に関する条項を追加すべしとする安倍構...▶続きはこちら
2017-05-17 13:11

憲法9条解釈論における「正義」への無関心について

篠田 英朗  東京外国語大学大学院教授
 過去70年間、日本人は、憲法9条の平和主義を語り続けてきた。しかし、憲法の目指す平和が「正義と秩序を基調とする国際平和」であることには、だれも十分な注意を払ってこなかった。「平和」、「平和」、「平和」と繰り返すだけで、「正義」や「国際」に注意を払おうという試みは、70年間をつうじて殆ど行われてこな...▶続きはこちら
2017-05-17 06:30

トランプの「露への機密」が政権直撃

杉浦 正章  政治評論家
 トランプ疑惑のキーマンであるFBI長官ジェームズ・コミーの解任は、ワシントンのパンドラの箱を開けた。筆者が「第二のディープスロートが出てきて必ずリークが始まる」と5月12日にウオーターゲート事件との酷似を予言したとおり、早くもリーク第一弾の幕開けとなった。それも数多くのトランプ弾劾理由のトップに躍...▶続きはこちら
2017-05-16 10:38

ヨーロッパの憂鬱と国民投票

船田 元  衆議院議員(自由民主党)
 先週は海外で大きな選挙が2つ行われた。フランス大統領選挙の決選投票では、マクロン候補が当選し、お隣の韓国大統領選挙では、「共に民主党」のムン・ジェイン(文在寅)候補が当選した。ムン新大統領の外交も含めた基本的スタンスがまだはっきりしていないこともあり、今回は論評を避けたい。フランスでは下馬評通り、...▶続きはこちら
2017-05-16 06:21

金正恩は抑制的な暴発だろう

杉浦 正章  政治評論家
 偏執病・パラノイアとは不安や恐怖の影響を強く受けて、他人が常に自分を批判しているという妄想を抱く傾向を指すが、驚くことにこれにトランプと金正恩がかかっていると言う見方が出ている。事実だとすれば、極東情勢への影響が懸念される。先に偏執病と指摘されたのはトランプ。米国の35人の精神科医などが連名で2月...▶続きはこちら
2017-05-12 10:19

(連載2)最悪の時に行われた日露首脳会談

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 北方4島での共同経済活動に関して、この5月に現地調査団が送られる。ロシア側は、共同経済活動は「あくまでロシアの法の下で」との態度を崩しておらず、日本側が言う「特別の制度」を認めていない。肝心のこの問題について、今回の首脳会談でも合意は出来ていない。ロシアの日本問題専門家の中には、「まず、共同経済開...▶続きはこちら
2017-05-12 06:26

「トランプ政局」は「ニクソン政局』と酷似

杉浦 正章  政治評論家
 ホワイトハウス記者団は若いから仕方がないが、気付くのが遅い。今頃になってウオーターゲート事件とそっくりだと騒ぎ始めたが、筆者が「『トランプ政局』は『ニクソン政局』と酷似」と指摘したのは2月1日だ。威張るわけだが「どんなもんだい」と言いたい。確かに我が青春時代に書きつづった懐かしい言葉が次々に登場し...▶続きはこちら
2017-05-11 11:22

(連載1)最悪の時に行われた日露首脳会談

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 4月27日、28日のモスクワでの日露首脳会談は、シリア問題、北朝鮮問題などで欧米、特に米国とロシアの対立が最も先鋭化しているという最悪の時に行われた。しかも「首脳会談ありき」で、機が熟していないのに「格好をつける」ためにバタバタと無理な準備が行われた。欧米とロシアの関係が最悪の時の日露首脳会談は、...▶続きはこちら
2017-05-11 06:57

安倍、改憲で民進分断も狙う

杉浦 正章  政治評論家
 一見荒っぽいように見えるが、政界勢力地図をにらんだ緻密な仕掛けと言うしかない。首相・安倍晋三が大胆にも提唱した9条に切り込んだ「加憲」による憲法改正案である。マスコミは自民公明両党と日本維新の会との連携で改正に必要な3分の2を確保することを目指したものとしているが、加えて民進党分断も狙っていること...▶続きはこちら
2017-05-10 06:05

日米韓による北包囲網は弱体化

杉浦 正章  政治評論家
 自らの国を「地獄」と呼び、「恋愛」「結婚」「出産」「マイホーム」「人間関係」「夢」「就職」の7つを諦めざるを得ない「 ヘル朝鮮七放世代」の投票行動が、革新系文在寅の当選に大きく影響した。これらの青年層は反朴槿恵闘争の中心になった世代であり、朴を退陣に追い込んだ余勢をそのまま駆って、文を圧勝、政権交...▶続きはこちら
2017-05-09 17:56

安倍総理の憲法改正発言について

船田 元  衆議院議員(自由民主党)
 5月3日の憲法記念日には、憲法施行70年という大きな節目を迎えた。改憲、護憲のそれぞれの立場から、例年の如く様々な集会が開かれたが、いつもと違っていたのは、ある団体が主催するイベントに安倍総理が改憲に踏み込んだビデオメッセージを寄せたことである。その内容は、まず第9条の改正を正面から捉えたことだ。...▶続きはこちら
  • «最初
  • «前
  • 86
  • 87
  • 88
  • 89
  • 90
  • 次»
  • 最後»
総論稿数:5662本
公益財団法人日本国際フォーラム