国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2017-04-25 06:35

民共両党は、国際的「テロ戦争」に目を向けよ

杉浦 正章  政治評論家
 「草」とは、忍者で敵地に住み込み、敵地の住民と同化して、2代、3代に渡って破壊テロのチャンスを狙う者を指す。その北朝鮮の「草」が、いざ朝鮮動乱ともなれば、新幹線や原発を狙って大がかりなテロを行いかねない時である。ところが民進、共産両党は、これを未然に防止するテロ等準備罪法案の国会審議で、法相ごとき...▶続きはこちら
2017-04-24 11:36

日米関係、「安泰」は早計

鍋嶋 敬三  評論家
 日米関係は「米国第一主義」を掲げ、安全保障と経済の取引(deal)を行動原理とするトランプ米政権の発足で新たな段階を迎えた。安倍晋三首相とドナルド・トランプ大統領との間の親密ぶりを印象付けた首脳会談(2月10日)に続く麻生太郎副総理兼財務相とマイク・ペンス副大統領との日米経済対話(4月18日)で具...▶続きはこちら
2017-04-21 06:03

米、北へのサイバー攻撃実施の可能生

杉浦 正章  政治評論家
 サイバー攻撃などは宇宙戦艦ヤマトの専売特許かと思っていたが、なかなかどうして米軍では実戦に配備されているかのようだ。とりわけ4月16日の湿った花火のような北朝鮮のミサイル発射実験失敗は怪しい。発射後数秒で爆発している。ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙によるとやはりサイバー攻撃の可能性が高いようだ...▶続きはこちら
2017-04-20 07:56

(連載2)北朝鮮はどこに向かうか:その「瀬戸際外交」

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 同様のことは、シリアについてもいえます。今回のシリア攻撃は、国際法を逸脱した米軍の行動という意味では、2003年のイラク侵攻と同じです。しかし、この時はフセイン政権の打倒(体制の転換)のための「実際の戦闘」を目的にしたものでした。それに対して、シリアの場合、米軍の攻撃目的はあくまで化学兵器使用に対...▶続きはこちら
2017-04-19 12:32

(連載1)北朝鮮はどこに向かうか:その「瀬戸際外交」

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 4月8日、米国政府は原子力空母カール・ビンソンを朝鮮半島近海へ派遣すると発表。その前日7日、米軍は突如シリアに59発の巡航ミサイルを撃ち込み、シリア軍の軍事施設を破壊していました。9日に出演したTV番組で、ティラーソン国務長官は「他国への脅威となるなら対抗措置をとる」と強調。「アサド政権が化学兵器...▶続きはこちら
2017-04-19 06:40

日米会談、謎の35分は霧の中

杉浦 正章  政治評論家
 安倍・ペンス会談を一言で形容すれば、中国の北朝鮮への働きかけを当分見守るというところにあるのだろう。従って米国が当面軍事行動に出ることはまずあり得ない。会談からは、軍事行動が迫っているような雰囲気は感じ取れなかった。しかし、禁止用語を避ければ「クレージーマンに刃物」を持たせたような金正恩が、突如核...▶続きはこちら
2017-04-18 06:25

米中結託で北朝鮮説得に動く

杉浦 正章  政治評論家
 まるで北朝鮮をめぐって米中結託の様相である。トランプは「習近平主席を気に入った。尊敬する。素晴らしい人だ。どうなるかを見ていよう。努力をしてくれると思う」と臆面もなく秋波を送った。脅したうえで、なだめすかすトランプ流の「手口」が垣間見える。これに対して中国は「対話による平和的解決」(外務省報道官)...▶続きはこちら
2017-04-17 18:02

我が国は「技術立国」の長期戦略を持て

四方 立夫  エコノミスト
 トランプが今度は習近平を賞賛し始めた。中国4,000年の歴史を背景にした習近平にとって、ずぶの素人であるトランプを籠絡することはいとも容易いことであろう。習近平は秋の党大会で自身の権力基盤を固めるまでは何としても米国を宥めるべく、美辞麗句を並べ続けるものと推察する。米中の間で“Deal”が成立し、...▶続きはこちら
2017-04-17 06:56

米中ロのシーソーゲームと日本

松井 啓  時事評論家、元大使
 良くも悪くもアメリカの民主主義制度により選出されたトランプ氏は、想定外の事態が起こらない限り、今後4年間は大統領としての任にあたることとなった。同氏の選挙キャンペーン中の「アメリカ第一主義」をはじめとするスピーチやツイッターは物議をかもしたが、一代で不動産王として財を成し「金目」からの取引感覚に優...▶続きはこちら
2017-04-13 06:40

中国、北への原油供給制限を検討か

杉浦 正章  政治評論家
 韓国が「朝鮮戦争以来最大の危機」(中央日報)と焦燥感を強めている中で、中米、日米の外交的接触が活発化している。中国は習近平が4月2日のトランプとの電話会談で「平和的解決を」と抑制的対応を求めれば、日本は米国に対して「攻撃する場合には事前協議を」するよう要求した。こうした中でトランプが北への攻撃に踏...▶続きはこちら
2017-04-12 06:32

中国、朝鮮半島沈静化に動く

杉浦 正章  政治評論家
 読売が4月12日付社説で、北朝鮮の核・ミサイルによる挑発行為について「中国の実質的関与を促したい」と間の抜けた主張をしている。なぜ間が抜けているかと言えば、中国が、北朝鮮の非核化に向けて本格的に動き始めたのを見逃しているからである。中国外務省の朝鮮半島問題特別代表武大偉が10日訪韓して外務省韓半島...▶続きはこちら
2017-04-11 11:49

考えうる最悪の事態に備えよ

四方 立夫  エコノミスト
 トランプがアサド政権の空軍基地にミサイル攻撃を実施した。今後米国はアサド政権にどう対峙していくのか?シリア問題にはどう関与していくのか?ロシアとのIS撲滅共同作戦はどうするのか?以上の様な根本的な問題に対する長期戦略無しに唐突な軍事行動に訴え、その後トランプは「シリア政府軍が使用した化学兵器による...▶続きはこちら
2017-04-10 11:20

米中関係は、新秩序への試金石

鍋嶋 敬三  評論家
 政権交代後の外国指導者の首脳会談はその後の二国間、多国間関係を決定づける重要な出会いである。ドナルド・トランプ米大統領と習近平中国国家主席の会談(4月6、7日)は今後の米中関係の基調を占い、新たな国際関係の形成に大きな影響を与えるものとして世界が注目した。結果を見れば期待先行で、首脳間の理解は進ん...▶続きはこちら
2017-04-09 06:32

韓国への核配備に本気のトランプ

杉浦 正章  政治評論家
 日本の報道では何やら歯切れが悪く、米中首脳会談は平行線をたどったように見えるが、トランプと習近平の間では北朝鮮の核ミサイル対策でかなり激しいやりとりがあったようである。より深刻な対応を迫られている韓国の報道を見れば、トランプは戦域高高度防衛ミサイル(THAAD)配備について「韓国に対して報復措置を...▶続きはこちら
2017-04-08 06:57

米のシリア空爆で度肝を抜かれた習近平、プーチン、金正恩

杉浦 正章  政治評論家
 一挙に米国のリーダーシップを回復させ、四方八方に目配りしたこの見事な世界戦略は、トランプの立案とは思えない。おそらく国家安全保障担当大統領補佐官マクマスターが国家安全保障会議(NSC)をリードして成し遂げたに違いない。解任されたマイケル・フリンの後を継いだマクマスターは政権のダークベイダー・スティ...▶続きはこちら
2017-04-07 19:22

「六本木の赤ひげ」アクショーノフ院長を偲ぶ

飯島 一孝  ジャーナリスト
 「六本木の赤ひげ」と呼ばれ在日ロシア人らに信頼されていた白系ロシア人医師エフゲーニー・アクショーノフさんが院長を務めていた、インタナショナル・クリニックがとうとう解体された。東京・港区の飯倉片町交差点角地に半世紀以上も開業し、ロシア人だけでなく、海外からの賓客や観光客の診察も行ってきたが、2014...▶続きはこちら
2017-04-06 11:44

自動運転について

船田 元  衆議院議員(自由民主党)
 私たちが想像している以上に、車の自動運転の技術は進化を続けているようだ。日本でもトヨタ、日産、ホンダをはじめ各社が先を争って過熱気味でもある。Googleやyahoo!といったITソフト会社なども、車メーカーとは違った手法で積極的に開発を進めている。もちろん現在は、自動ブレーキや車間距離を保つシス...▶続きはこちら
2017-04-03 11:52

辺野古埋立「承認撤回」と翁長知事の損害賠償責任

加藤 成一  元弁護士
 沖縄県の翁長知事は、3月25日米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する集会で、「撤回を必ずやる」と述べ、辺野古の埋め立て承認撤回の方針を初めて表明した。これに対し3月27日菅官房長官は、対抗措置として、実際に承認撤回がされた場合には、知事権限乱用で翁長知事に損害賠償を請求する可能性を示した。「公有水...▶続きはこちら
2017-04-02 11:03

(連載2)主権意識の欠如が対北危機を招いた

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 02年9月17日の小泉訪朝時の平壌宣言では、「双方は、朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守することを確認した。また双方は、核問題及びミサイル問題を含む安全保障上の諸問題に関し、関係諸国間の対話を促進し、問題解決を図ることの必要性を確認した」と、今から見ると失笑する...▶続きはこちら
2017-04-01 12:15

(連載1)主権意識の欠如が対北危機を招いた

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 最近の日本の政界やメディアを見ていて、異様に感じることがある。それは、国会でもメディアでも、専ら国政の本質ではない目先の政争問題が大々的に扱われ、例えば北朝鮮の核・ミサイル問題などわが国の安全や主権の重大な危機が、一過性の出来事のように軽く扱われていることだ。そのような対応の結果が、今の北朝鮮絡み...▶続きはこちら
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