国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2017-09-13 13:26

地球温暖化からの警鐘

船田 元  衆議院議員(自由民主党)
 アメリカ合衆国ではこの夏、過去最大級のハリケーン・ハービーがテキサス州東部に上陸した。その後停滞したこともあり、総雨量は1000ミリにも達し、63人が犠牲となる被害が出た。100年に一度の惨事とも言われている。
さらに今週末には、大西洋史上最強と言われるハリケーン・イルマがやってくると大騒ぎであ...▶続きはこちら
2017-09-13 05:51

「北への石油」の陰に中露の極東戦略

杉浦 正章  政治評論家
 国連の対北制裁決議を分析すればするほど、極東における“準冷戦”構図の厳しさに帰着する。「日米韓対中露」対峙の構図だ。その中心に位置する北朝鮮の“ばか大将”ならぬ“核大将”金正恩が両者の力関係を見据えるかのように核とミサイルの実験を繰り返す。そのたびに国連もむなしい決議を繰り返す。2006年10月9...▶続きはこちら
2017-09-12 11:26

制御不能の核拡散の悪夢

鍋嶋 敬三  評論家
 北朝鮮による第6回核実験を受けて国連安全保障理事会が12日朝(日本時間)、新たな制裁決議を全会一致で採択した。米国の原案にあった原油供給の全面禁止などは中国やロシアの強い反対で盛り込まれず、骨抜きになった。中露の拒否権を回避するための妥協の結果だが、北朝鮮にとって決定的な打撃にはほど遠い。原油の禁...▶続きはこちら
2017-09-08 12:20

(連載2)チキンゲームの果ての「水爆」実験

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 ただし、その一方で、今回の水爆実験により、北朝鮮自身も「自分で自分の首を絞める」状況になっているといえます。第一に、国際的な孤立です。トランプ政権とのチキンゲームが激化するにつれ、特に伝統的な友好国である中ロとの関係は悪化。6月には中国最大のエネルギー系国有企業である中国石油集団(CNPC)が北朝...▶続きはこちら
2017-09-08 06:32

“北朝鮮効果”で政局は安倍有利の展開

杉浦 正章  政治評論家
 局面が一か月でがらりと変わった。北朝鮮効果だ。北朝鮮問題を国内政局から見れば、「森友と加計」の空虚な疑惑から首相・安倍晋三を解き放った。支持率は上昇基調をたどっており、逆に前原民進党は支持率低迷状態に「山尾不倫疑惑」 が追い打ちをかけ、踏んだり蹴ったりの状況だ。年内結成を目指すという小池新党も、髭...▶続きはこちら
2017-09-07 22:16

(連載1)チキンゲームの果ての「水爆」実験

六辻 彰二  横浜市立大学講師
 9月3日、北朝鮮は6回目の核実験を行い、「ICBM搭載可能な水爆の開発に完全に成功した」と発表。これに対して、日米韓は国連安保理で新たな制裁決議の採択に着手。軍事的な選択に関してトランプ大統領は「そのうち分かる」と含みをもたせています。北朝鮮の核・ミサイルによる挑発と、それに対する封じ込めの応酬に...▶続きはこちら
2017-09-07 15:38

成人年齢引き下げにともなう今後の課題

船田 元  衆議院議員(自由民主党)
 今秋の臨時国会では、いよいよ民法改正案が提出される運びとなった。今回の改正は、主に成年年齢を満20歳から満18歳に引き下げることである。これに関連して、いくつかの法律でも年齢制限を見直すこととなる。大人の年齢を引き下げるきっかけは、平成19年に憲法改正国民投票法を制定する際、諸外国の例にならって投...▶続きはこちら
2017-09-06 06:31

中国の本格的な北制裁は不可能

杉浦 正章  政治評論家
 ドキリとさせられた。このような時に国会で冗談でも「包丁一本さらしに巻いて」 と歌って訪朝する神経のばかさ加減を疑うが、アントニオ猪木なら包丁を使わなくても金正恩を殺害できる。しかし、もう殺害しか手段はないとこまで行くかもしれない。事実韓国は国防相宋永武が4日、今年12月1日付で暗殺を目指した「斬首...▶続きはこちら
2017-09-04 05:32

金の“パラノイア治療”を実行の時だ

杉浦 正章  政治評論家
 とどのつまりは虚勢を張り続ける北朝鮮のパラノイア(偏執病)患者を如何に治療するかということだ。金正恩がパラノイアだという説は今に始まったことではない。近年ミサイル実権や核実権を繰り返すたびに指摘されてきた。米国連大使ヘイリーは金について「パラノイア状態(in a state of paranoia...▶続きはこちら
2017-08-31 18:05

(連載2)マクロン大統領と西側同盟内でのフランスの地位

河村 洋  外交評論家
 マクロン氏が官僚、実業界、そしてオランド政権の経済相という経歴を積み重ねたことを考えれば経済重視は予期されたことであり、彼の内政および外交政策の全体像を理解する必要がある。パリ政治学院(シアンスポ)のザキ・ライディ教授は「マクロン氏の外交政策にはまだ明確な目標はないが、外交での成功の鍵は国内経済に...▶続きはこちら
2017-08-31 06:27

米有力紙WSJが日本の核武装に言及

杉浦 正章  政治評論家
 筆者は昨日北の核ミサイル保持で敵基地攻撃能力の必要を書いたが、今度は米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が30日、「日本の核武装に道を開く北朝鮮の核容認」と題する社説を掲載した。米政権が「北の核を容認すれば遙かに危険な世界を容認することになる」と警告を発している。WSJは長年にわたりアメリ...▶続きはこちら
2017-08-30 23:44

(連載1)マクロン大統領と西側同盟内でのフランスの地位

河村 洋  外交評論家
 エマニュエル・マクロン大統領はヨーロッパと国際舞台でフランスの地位を高めるうえで、外交能力の高さを示した。何かと物議を醸すドナルド・トランプ米大統領を革命記念式典に招待しての首脳会談を成功裡に終わらせながら、アメリカがNATO諸国に出しているGDP2%の国防支出の要求は拒否して、経済を優先すること...▶続きはこちら
2017-08-30 06:30

敵基地攻撃能力が不可欠となった

杉浦 正章  政治評論家
 自己完結型の存在価値をレゾンデートルというが、今ほど日本が国家としての有り様(よう)が問われているケースはない。北のミサイルの報に、12の道と県が右往左往してなすすべがない。恐らくその様を見て西欧など世界の国々は唖然としているのではないか。国の安全保障を他国に委ねている結果がそうさせているのだ。北...▶続きはこちら
2017-08-29 05:41

解散するなら臨時国会冒頭がよい

杉浦正章  政治評論家
 夏休みボケなのか、茨城知事選の自公勝利に対するマスコミの反応が鈍い。「衆院3補選に弾み」などとやっているが、視野狭窄(きょうさく)的反応だ。ここは「早期解散に弾み」と打つべき時だろう。解散戦略の選択肢は大きく広がったのだ。それも臨時国会冒頭が解散のチャンスだ。7月2日の都議選で負け、同月23日の仙...▶続きはこちら
2017-08-28 11:15

「米中戦争」回避の大戦略は可能か

鍋嶋 敬三  評論家
 世界の最大の課題はアジアでは「習の中国」、欧州では「プーチンのロシア」とどう付き合うかである。中ロとも全体主義的な強権政権で、第二次世界大戦後の国際関係を律してきた自由と民主主義、法に基づいたリベラルな国際体制とは真逆の行動が世界に緊張を与えている。これを裏で支えているのが米国の国力の衰えであり、...▶続きはこちら
2017-08-25 10:16

第三次安倍再々改造内閣に思う

船田 元  衆議院議員(自由民主党)
 同じ総理大臣が衆議院総選挙を経る度に、内閣の名称は一次、二次となる。選挙と選挙の間で内閣を変えると、改造、再改造、再々改造となる。表題の物々しい内閣の名前は、如何に安倍政権が長くなってきたかを、如実に示しているとも言える。政権が長く安定していることは、国民にとって悪いことではないが、それは政権が国...▶続きはこちら
2017-08-21 17:17

日本はいまだに「ひよわな花」

四方 立夫  エコノミスト
 今年もまた終戦の日が訪れた。人々は戦没者の霊に頭を垂れ平和を希求する。然しながら平和は祈るだけでは維持することはできない。先日他界したブレジンスキーは1972年”The Fragile Blossom:Crisis and Change in Japan”を上梓したが、 安全保障に関しては日本は相...▶続きはこちら
2017-08-21 10:29

日米「2+2」、中国抑え込み明確に

鍋嶋 敬三  評論家
 トランプ米政権下で初めて8月17日にワシントンで開かれた外務、防衛閣僚による日米安全保障協議委員会(2+2)が示したのは、(1)米国の拡大抑止の関与の再確認、(2)海洋安全保障への日米の継続的な関与、(3)宇宙、サイバー空間分野の協力である。一見、新しくは見えない。だが、アジアの軍事的脅威(北朝鮮...▶続きはこちら
2017-08-20 06:42

トランプ、「バノン切り」で穏健現実路線へ

杉浦 正章  政治評論家
 2月23日の解説の段階で「バノンをを潰すか、トランプ政権が潰れるか」と、「バノン切り」を予言したが、けりがついた。背景には「陰の大統領」バノンが選挙公約と現実政治のけじめを理解出来ず、公約に固執し続けた結果、自らを窮地に追い込んだことがある。トランプは自説に固執する理念重視型のバノンと対立していた...▶続きはこちら
2017-08-19 18:11

世界テロへの唯一の対策:自国への愛国心

肥後 小太郎  団体役員
バロセルナでテロ事件が発生した。モロッコ人、スペイン人の若者たちが犯行グループだと言う。ヨーロッパは今やテロが続発する危険地域と化した。ヨーロッパはこれまで人権擁護優越国家の掲げる新しい人類文化として無制限の移民受け入れを提唱し、拡大してきた。今日の事態は、その隠れた課題が自然発火したともいうべき事...▶続きはこちら
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