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2007-03-03 00:41
連載投稿(2)目玉は重油獲得の「取引き」に非ず
吉田康彦
大阪経済法科大学客員教授
日本のメディアは、6カ国協議の合意が寧辺の核施設放棄のための稼動停止と封印の見返りに重油5万トン、さらにすべての核計画の申告とすべての既存の核施設の無能力化の見返りに95万トン、総量100万トンを提供するという「取引き」にばかり注目しているが、ピント外れも甚だしい。重油提供の量はむしろ少ないのだ。...
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2007-03-02 10:08
連載投稿(1)言論戦争で負けている北朝鮮
吉田康彦
大阪経済法科大学客員教授
2月21日付の読売新聞世論調査によると、北京の6カ国協議「合意」で北朝鮮の核問題解決を「期待できる」と答えた日本人は18%、「期待できない」とする日本人は79%に達した。国のイメージはメディアの報道と解説で形成される。日本では「北朝鮮は信用できない国」という評価が定着しているわけだ。
他方...
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2007-03-01 09:50
日米安保50周年の盛大な祝典を準備すべし
奈須田敬
並木書房取締役会長・月刊「ざっくばらん」編集長
まずもって冒頭に提案したい。3年後の2010年(平成22)6月23日は、現行日米安全保障条約締結50周年に当たる。日本政府は、早くとも遅くともない今の時機に、米国政府と協議し、盛大かつ真剣・前向きな祝典の準備に一歩踏み出すべきである。日本国際フォーラムはそのための行事企画のペースメーカー的役割を果...
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2007-02-26 11:49
核を巡る冷戦からエネルギーを巡る冷戦へ
小柴啓祐
大学院生
現在、NATO(北大西洋条約機構)が中央アジア諸国に対して安全保障のみならずエネルギーの面でも保障を提供する構想が進展している。この構想は2006年11月のリガにおけるNATOサミットにおいて発表された共同宣言を敷衍したものである。リガにおけるNATO共同宣言の最後段では、同盟の安全保障に重大な影...
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2007-02-23 17:41
存続が危ぶまれた国連軍縮局
堂之脇光朗
日本紛争予防センター理事長
国連の潘基文新事務務総長は事務局改組の一環として「軍縮局」を予算、人員はそのままで「軍縮部」に格下げした上で、当初は政務局に編入することを、後には事務総長の直轄下に置くことを提案していたが、2月16日の国連総会での協議の結果、事務総長の直轄下には置かれるが「部」に格下げはしないことになったようであ...
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2007-02-21 19:22
納税の季節に思うこと
大藏雄之助
評論家
ちょうど去年の収入について納税額の自己申告が行われているが、課税方針は国によって、また時代によってさまざまであり、誰もが満足、あるいは納得するような、最適の税制というものは存在しない。けれども、国家財政と個人所得の間で、私が考えていることは、できるだけ多くの方に知っておいていただきたいと思うので、...
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2007-02-20 17:40
安全保障問題としての少子化を考える
秋元 一峰
海洋問題研究者、元海将補
少子化は、国の社会構造のみならず、防衛体制や国際安全保障構造にも変動をもたらす大きな問題である。少子化に関する柳沢厚生労働大臣の発言に対して、野党やマスコミが過剰とも思える反応を示した。しかし、言葉尻をつかまえて大騒ぎしている場合ではない。柳沢大臣の「産む機械」発言については、確かに失言だったとは...
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2007-02-20 14:52
連載投稿(2)2段階方式での決定を提案する
角田勝彦
団体役員
しかし、G4案は多少修正しても採択されそうにない。アフリカが新常任理事国への拒否権付与を主張したのを別にしても、自国が含まれないことを不満とする国やG4のいずれかを好まない国がこぞって反対する結果を招いたのである。さらに米国は安保理が大きくなりすぎると反対している。我が国は、昨年1月に独、ブラジル...
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2007-02-19 17:42
連載投稿(1)再始動した国連常任理事国入りの動き
角田勝彦
団体役員・元大使
一昨年秋の国連総会で日、独、ブラジル、インドのいわゆるG4案が審議未了の廃案となって以来、ほとんど動かなかった国連安全保障理事会の改革論議が、2月上旬、約1年半ぶりに再始動した。休会同然だった作業部会が総会議長の呼びかけで再開され、安保理の規模や常任・非常任などメンバー国の分類方法、拒否権の扱いな...
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2007-02-17 07:58
朝日新聞の「編集権」とはいったい何なのか
四条秀雄
不動産業
カレル ヴァン・ウォルフレン氏は、まだ生存していて毀誉褒貶の多い人なので、歴史的評価を与えるのはまだまだとても早いのですが、日本にアカウンタビリティー(説明責任)という概念を持ち込んだ点で後世に名前が残る人になるでしょう。公文書を残したり、回顧録を書いたりというのは、後世の分析と解釈のためにテキス...
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2007-02-16 00:52
拉致問題の「解決」とは何か
吉田康彦
大阪経済法科大学客員教授
北京の6カ国協議で合意が成立し、朝鮮半島非核化に向けてのロードマップが出来上がった。非核化のプロセスで、5カ国側は総量100万トンの重油を北朝鮮に提供することになったが、日本政府は「拉致問題の解決なくして支援せず」の方針を打ち出し、各国もこれを理解しているという。しかし韓国の千英宇・外交通商次官補...
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2007-02-14 10:34
6カ国協議と日本の対応
坂本正弘
日本戦略研究フォーラム副理事長
6カ国協議は2月13日、第一段階で北朝鮮が、ニョンベン核施設の停止とIAEAの査察を受け入れ、これに対し重油5万トンを米、中、露、韓の4カ国が供給し、第二段階として、北朝鮮がすべての核施設を「無能力化」すれば、日本を含む5カ国がさらに95万トンの重油を援助するとの内容で合意した。また、並行して、米...
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2007-02-13 12:00
安倍総理は「呆守」か
角田 勝彦
団体役員・元大使
筆者の「解釈変更による集団的自衛権行使は無理」論が、昨年9月に続き、今回も「百花斉放」欄での激しい反論を呼んだことは、本欄のため喜ばしいと思う。本テーマでの再投稿に、筆者の「議論活発化」への底意が感じられると言われても甘受する。
しかし、岡本幸治氏の「(筆者に)集団的自衛権を何とか認め...
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2007-02-13 11:26
日本企業は中国における人材確保と共同研究を考えよ
伊東道夫
会社員
中国のGDP(国内総生産)は、2002年に9.1%を達成すると、その後2003年10%、2004年10.1%、2005年10.2%を達成し、2006年度には10.7%台をキープするであろうと予測されている。2008年には北京オリンピックが開催され、2010年には上海万博が開催される予定で、更なる経...
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2007-02-12 11:34
入学試験には効用がある
大藏雄之助
評論家
スタート時点でよい職業につけるかどうかで一生の運命が決まる……だから一流の大学を出なければならない……それには偏差値の高い高校に入るのが早道で……そのためには中学校から……小学校から……ということで「お受験」現象が現れた。その反省から「ゆとり教育」が実現した。しかし、それは受験競争を緩和することに...
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2007-02-09 16:09
忘れてはいけない「久間発言」
田久保忠衛
杏林大学客員教授
柳沢伯夫厚生労働相が「女性は(子供を)産む機械」と発言したことをとらえ国会では延々と与野党間の攻防戦が続いている。柳沢発言に比べて相当に質の悪い久間章生防衛相の「暴言」はいつの間にやら忘れられてしまった。奇怪と言うほかない。
昨年12月から1月末にかけて久間氏は何と4回にわたり、米国のイラ...
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2007-02-07 17:42
外交を内政の梃子入れに使うこと勿れ
太田正利
元駐南アフリカ大使
昨今の報道によると、野党の女性議員が柳沢大臣の失言につき、そろって世界に訴える由。心は「世界に騒いでもらい」、政府・自民党政権に打撃を与えようというものだろう。しかしながら、かかる手法は対外政策に「愚なる愚」を加えるものだ。
そもそも、外交を内政の梃子入れに使うのは、どの国にとっても最低の...
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2007-02-07 10:50
集団的自衛権等を巡る「呆守」の克服が「保守」の課題だ
岡本幸治
大阪国際大学名誉教授
憲法のどこを見ても集団的自衛権を否定する文言はないのに、これを違憲とする行政官僚の解釈がまかり通ってきた。顧みれば占領初期には、自衛権そのものも憲法上放棄しているという解釈だった。ところが朝鮮戦争勃発によって米国の対日占領策が非軍事化から再軍備指令へと変化を遂げた。主権なしの日本政府もそれに調子を...
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2007-02-05 15:30
「主張する安倍外交」と集団的自衛権
角田勝彦
団体役員・元大使
麻生太郎外相は、2月3日、京都での講演で、米国のイラク政策を「(軍事)占領した後のオペレーション(作戦)として非常に幼稚なもの」と批判した。1月下旬の久間章生防衛相の米大統領によるイラク開戦判断批判を含む一連の対米発言に続くもので、模索されている3月以降の日米安全保障協議委員会(2プラス2)開催へ...
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2007-02-04 21:40
日韓の経済学とマクロ計量モデルの普及
池尾愛子
早稲田大学教授
四条秀雄さんが1月18日の投稿で「日本の高度成長は、マルクス主義の影響を受けた日米の官僚・学者が産業連関表などのツールを駆使して経済的資源をかなり計画的に動員した一面がありますが、結局今に至っても政府の市場への介入癖は直りません。韓国の高度成長は日本に倣ったものでしたが、やはり軍政から民政への移行...
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