国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2007-09-26 19:48

違憲の疑いある裁判員制度

苦瀬雅仁  大学教授
 9月24日付け本欄への大藏雄之助氏の投稿「裁判員制度批判」に賛成である。ここでは、大蔵氏の触れなかった別の観点から、裁判員制度の問題点を指摘してみたい。それは、この制度には違憲の疑いがあるという観点である。

 日本国憲法は、第37条第1項で「すべて刑事事件においては、被告人は、公平な裁判所の...▶続きはこちら
2007-09-26 12:08

マスコミの安倍政権批判は公正であったか

玉木享  大学教授
 本9月26日に福田新政権が誕生した。この機会に安倍政権の政策や実績がマスコミでどのように取り上げられたか、それは公正なものであったか、について考えてみたい。安倍前総理は、「美しい国」「戦後レジームからの脱却」をスローガンに掲げた。これは、日本の国内にあっては、戦後占領体制の中で損なわれたもののまだ...▶続きはこちら
2007-09-24 00:53

裁判員制度批判

大藏雄之助  評論家
 裁判員制度が実施されるまで2年を切って、啓蒙活動が盛んになっている。私は、最高裁判所と日本弁護士会が共同で制作したPRのビデオを見る機会があった。なかなかよくできていたが、あのようにうまくいくかどうかについては疑問がある。第一に、裁判員が関わるのは、殺人などの重大な刑事事件に限られることになってい...▶続きはこちら
2007-09-21 01:00

日印原子力協力の重要性

井上和洋  大学院生
 この度発表された日本国際フォーラムの第29政策提言「インドの躍進と日本の対応」を大変興味深く拝見いたしました。「民間レベルの経済交流が何よりも重要であることを理解し、具体的な取り組みを推進せよ」など経済関係の政策提言が中心となっていますが、そのひとつひとつに同感です。中でも最近の国際情勢の観点から...▶続きはこちら
2007-09-20 14:25

『新・戦争論』--本書は戦争史の壮大なオデッセイである

猫田 信二  団体役員
 伊藤憲一氏の『新・戦争論』(新潮新書)が発刊されたことを知り、早速一読したが、予想もしなかった大きな知的衝撃を受けている。今後、本書は言論空間のターニング・ポイントになると確信するが、その理由は、以下のとおりである。

 われわれは戦争を人類のDNAがもたらした避けることのできない災害であると...▶続きはこちら
2007-09-20 10:54

『新・戦争論』を読んで思ったこと

北田徹矢  公務員
 伊藤憲一先生がさる9月14日付けのこの政策掲示板でご紹介されている『新・戦争論』を早速書店で買い求め、一読しました。伊藤先生が青山学院大学で教鞭を取っておられたとは、初めて知りました。ご本を購入するにあたり書店でいささか心理的な障壁を感じました。というのは、『戦争論』という本の題名がものものしいか...▶続きはこちら
2007-09-19 23:48

入門書を兼ねた専門書:『新・戦争論』

谷口 美智子  公務員
 9月14日付け本欄で、伊藤憲一先生の『新・戦争論』(新潮新書)の刊行を知り、この週末に入手して、拝読しました。まるで講義を受けているような印象で、とても読みやすい本でした。「なるほど、そういうことなのかーー」と合点がいく箇所が多く、一気に読み終えてしまいました。

 一万年前の戦争の起源から、...▶続きはこちら
2007-09-19 10:13

資金援助の恩恵受ける米国の大学

鍋嶋敬三  評論家
 米国で高等教育立て直しのための動きがめまぐるしい。資金難による大学の質の低下、低所得のために進学の機会が失われる若者のいることが米国全体の国際競争力の低下につながるという危機感が強まったためだ。米議会が大学生への資金援助を大幅に増額し、209億ドル(2兆4000億円)を支出する法案を可決した。過去...▶続きはこちら
2007-09-17 19:41

日印友好ムードの向上とその活用法

岡本幸治  大阪国際大学名誉教授
 9月初めから10日余りインドに滞在した。元気印一杯のインドについていろいろ報告しておきたいことはあるが、とりあえず安倍首相の訪印関連に限って報告と提案を少々したい。安倍首相の訪印そしてインド国会における演説の反応は、非常に良かったということだ。「2つの海の交わり」と題した政策演説(太平洋とインド洋...▶続きはこちら
2007-09-17 10:43

テロ特措法ー新たな国連安保理決議による打開を

角田勝彦  団体役員・元大使
 政治の世界では「一寸先は闇」と言われるが、9月12日の安倍総理退陣表明はまさにそれを裏付けるものだった。後智慧で言えば、外面は強気だが実はひよわで、とにかく未熟な名門の御曹司が同じような取り巻き連におだてられて突進し、逆境においこまれて体力とともに気力が尽き、逃げ出したということで、そう珍しくない...▶続きはこちら
2007-09-14 18:07

脱石油文明の「New 江戸時代」を始動させよ !

近藤 哲次  公務員
 原油価格 (WTI) がついに1バレル80ドルの大台にのりました。この高騰についてはさまざまな要因が言及されていますが、上昇傾向はここ数年、堅く、着実です。政治的な思惑から減産したオイルショックの2例を除き、石油生産はこれまで常に世界の需要を満たしてきましたが、今我々の目の前で展開している緩やかな...▶続きはこちら
2007-09-14 13:09

ポスト安倍の緊急課題は解散総選挙だ

吉田康彦  大阪経済法科大学客員教授
 12日の安倍首相の辞任表明はまさに唐突で説得力を欠くものだったが、真相は健康問題にあったようだ。首相は慢性胃腸障害という持病をかかえており、過去2週間おかゆと点滴だけで過ごし、その間体重が5キロも減ったというのだから尋常ではない。それならそれで、首相臨時代理をおいてしばらく治療に専念するとか、病状...▶続きはこちら
2007-09-14 12:20

拙著『新・戦争論』の刊行に当たって

伊藤 憲一  日本国際フォーラム理事長
 安倍首相の突然の辞任で世情騒然としているが、その最中の本日(9月14日)、私の新著『新・戦争論』が全国書店で一斉に発売されることとなった。じつは、この1年余だれにも言わずに一人静かに筆を進めてきた著述である。その構想は、私の外交官生活18年、大学教授兼シンクタンク理事長生活30年をつうじて発酵し、...▶続きはこちら
2007-09-14 01:15

Powerdown 戦略のみが長期的にみてより有効な戦略

小倉 正  アルバイト
 近藤哲次氏にはお分かりのことかと思いますが、表題をつけたのは私ではなく、この掲示板の編集者です。表題の編集が少し論争的にすぎるように思いますが、私のおおむねの論旨は近藤氏に同意するものです。ちなみに、私の「投稿履歴」にありますように、私はこの掲示板では昨年6月10日の第62号に始まって、12月の第...▶続きはこちら
2007-09-13 17:38

アメリカ対日協議会(ACJ)が果たした役割

奈須田敬  並木書房取締役会長・月刊「ざっくばらん」編集長
 前回投稿(本欄8月23日付け投稿383号拙稿)で取り上げた「アメリカ対日協議会(ACJ)」の概略を筆者が知ったのは、そう古いことではない。それも、「グルー元駐日大使らアメリカ各界の知日派、親日派ともいうべき有識者の対日支援活動を、「逆コース」であると批判し、否定的評価の立場で一貫し、あげくのはてに...▶続きはこちら
2007-09-13 14:31

石油争奪戦争状態に入っている世界の現実を直視せよ

近藤 哲次  公務員
 私の投稿「今やピークアウトした石油生産」に対する、9月13日付けの小倉正氏の「避けるべきは思考停止」を拝読しました。

 小倉氏は「石油増進回収はストックの限界に対する緩和策」であり、「どんどん進められて不思議はない対策」としています。しかし(1)石油増進回収は生産ピークを後期にシフトさせます...▶続きはこちら
2007-09-13 02:38

避けるべきは思考停止

小倉 正  アルバイト
 9月12日付けの近藤哲次氏の本欄に対する投稿「今やピークアウトした石油生産」を興味深く拝読しました。早期ピークオイル説に基づいた論旨で、このような論旨は初めて拝見しました。おおむね趣旨には賛成なのですが、石油増進回収の意義についてはちょっと異論がありますし、議論の終わり方にも不満があります。

...▶続きはこちら
2007-09-12 16:40

今やピークアウトした石油生産

近藤 哲次  公務員
 原油価格が着実に高騰する中、OPEC 総会で 50万バレル/日の増産が決定されました。しかしそれは OPEC 内でわずか2% 足らずの上乗せに過ぎず、全世界では文字通り、焼け石に水です。それを受けた石油価格(WTI)の終値も、その直後に最高値を更新しました。唯一生産余力のあるサウジアラビアが、米国...▶続きはこちら
2007-09-12 14:53

北朝鮮政策をめぐる米中日

坂本正弘  日本戦略研究フォーラム副理事長
 ドン・オーバードーファー米韓研究所理事長は8月23日、日本国際問題研究所主催の講演会で、北朝鮮の核実験を巡る米中日の状況を述べたが、今後の日本外交を考える上で、極めて重要な状況の指摘があった。同氏は北朝鮮の核実験は外交の終焉かと思ったが、外交の始まりだったとした。すなわち、ブッシュ政権は06年末、...▶続きはこちら
2007-09-10 10:48

法治国と社会的制裁

大藏雄之助  評論家
 前九州厚生局長が在職中に、妻どうしが従姉妹という関係の福祉事業者から高級中古車三台と多額の現金をもらい受けたほか、1千万円以上の借金をしたまま返済していないという事実が判明した。すでに退官しており、公務員倫理法に問うことはできないが、舛添厚労相は、退職金を返済させるなどの措置をとりたい、と言明した...▶続きはこちら
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