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2007-01-09 15:35
「核全面廃絶」は日本の「初夢」でしかない
岡本幸治
大阪国際大学名誉教授
世の中にはきれい事に過ぎて実現不可能な夢がいろいろある。無税国家や無犯罪国家の実現はその類である。社会主義国家では人間性も抜本的に改善される、ジコチュウ人間はいなくなり、すべての人が豊かな社会性を身につけ、やがて共産社会という地上の天国が実現する、と学生時代に教えられたものだが、これがいかにウブな...
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2007-01-09 09:48
連載投稿(3)イラクの将来
松元洋
NPO日本救援行動センター(JARC)代表
9・11事件に対するアメリカ人の苛立つた気持ちはわかるとしても、ブッシュ政権が戦後処理のことを充分検討することなくしてサダムを倒したのも失敗であった。そのつけは秋の米議会の中間選挙での大敗となり、米兵の死者は今や3000人、そして出口の見えない内戦の泥沼である。ベトナム戦争で米国は惨憺たる敗北を喫...
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2007-01-08 14:10
憲法第9条改正是非の国民的論議を
角田勝彦
団体役員・元大使
安倍内閣発足から100日が過ぎた。小泉前総理の遺産である衆議院で与党が3分の2を超えた多数議席に支えられての、教育基本法改正、防衛庁の省昇格、地方分権改革推進法成立、国債発行大幅減を含む予算作成などの成果に拘わらず、内閣支持率は、当初の70%強から、中韓電撃訪問に続く一時期を除き減少を続け、最近で...
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2007-01-08 10:25
連載投稿(2)アメリカの過ち
松元洋
NPO日本救援行動センター(JARC)代表
ではなぜこのような恐怖政治が23年と長期につづいたのであろか。答えは、サダムが油田を一切押さえ、石油の上がりだけで軍隊、公務員に高いサラリーを支払い優遇し、また社会福祉政策をとおし一般国民にも余裕をもたせていたからである。多数の中流以上の家庭では、エジプト、シリアなどからのアラブ人、またインドネシ...
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2007-01-07 11:26
連載投稿(1)サダム・フセインの恐怖政治
松元洋
NPO日本救援行動センター(JARC)代表
1979年以来23年の長期にわたり独裁者としてイラクに君臨したサダム・フセィンは、去る12月30日の未明処刑された。1991年の湾岸戦争の直後から3年間国連職員としてバクダッドに在勤したことのある者として、これでイラク国民は名実ともにサダムの恐怖政治の呪縛から解放されたと感じ入った。
バク...
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2007-01-06 19:57
核保有の是非、大いに議論すべし
藤原 宣夫
日本国際問題研究所評議員ほか団体役員
私事で恐縮ですが、冒頭にまず自己紹介いたします。昭和20年8月6日、東広島市八本松の山奥から優秀な子供達は広島の中学校、女学校に通学し、爆心地で家屋倒壊の勤労動員に従事していました。このために同級生は一人残らず即死しました。同級生達の霊への追悼として、世界的に核全面廃絶論者として著名な早稲田大学教...
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2007-01-06 15:45
日本の核武装はゴルディアスの結び目
四条秀雄
不動産業
私は、基本的に核武装を積極的には望みませんが、核武装はかならずしもデメリットばかりではなく、左派系の人々は中国などの意向に沿って日本の核武装論を封じようとしていますが、一時的マイナスを考慮しても、やってみる価値はあると思います。
この場合、前提条件として、つぎの3つの条件を予め満たす必要が...
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2007-01-05 13:23
フセイン処刑の問題点――死刑廃止は世界の潮流
吉田康彦
大阪経済大学院客員教授
イラクのサダム・フセイン元大統領に対する死刑が、12月30日、判決確定からわずか4日で執行された。罪状も148人のシーア派イスラム教徒の殺害を命じたという容疑だけで、国内治安を早急に回復したいというブッシュ米政権の意向が強く働き、イラク政府が全くの傀儡政権であることを改めて露呈した。マリキ首相とし...
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2007-01-03 12:07
「核議論」、今が好機
小松一也
会社員
日本にとって目下最大の安全保障上の懸念である北朝鮮の核兵器開発問題だが、新しい年に入り、どのような展開を見せるのだろうか。北朝鮮の核実験を契機として一躍脚光を浴びた「日本核武装論」だが、この「百花斉放」でもさまざまなご意見を読ませていただいた。その中で、「『核議論』というのは、タブー視せずに、一度...
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2007-01-02 01:01
科学記事にわかり易さと正確さを
今井隆吉
世界平和研究所研究顧問
日本の新聞社に科学部が出来て政治部や社会部と並び立つようになるには、東海村に原子力研究所が出来て、ウラン235にちなんで235億円の原子力予算がつく迄、15年かかっている。原子爆弾による広島、長崎の被害は当時は軍事機密扱いで、詳しい話は報道されなかった。むしろその当時は核爆発の話は出来るだけ伏せて...
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2007-01-01 11:33
新年明けましておめでとうございます
伊藤 憲一
日本国際フォーラム理事長
2007年を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。21世紀も7年目を迎えたわけですが、この7年の変化を思うとき、世界が急速に変化しつつあることを痛感します。曇りのない目で見てゆかないと、その変化の本質を見落とすことになりかねません。そもそも人類の歴史的時間の加速度的進行という事実があります。それ...
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2007-01-01 01:51
国費で教員を養成する大学を創設せよ
大藏雄之助
評論家
明治の開国が成功したのは、喫緊の課題である安全保障を確保し、将来に備えて諸外国に先んじて、実に革命的な構想によって、出身階層と男女の別なく義務教育を確立したことであった。安倍総理が教育改革を最大の目標としているのには大賛成であるが、その具体策を討議する教育再生会議は構成員の人選にも問題があると思う...
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2006-12-29 11:47
麻生外相の「北方領土」発言について
林田裕章
日本国際フォーラム参与・主任研究員
麻生外相は12月13日の衆議院外務委員会で、民主党の前原議員の質問に答え、北方領土を面積で半分ずつに分けるとした場合に言及、「択捉島の25%を残り3島にくっつけると、ちょうど50、50ぐらいの比率になる。大体そういう感じだと思う」と述べた。また、「いつまでも『4島だ、2島だ、ゼロだ』と言い合ってい...
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2006-12-27 19:29
日本独自の経済文化を考え、育てよう
森下智文
大学生
1990年代、私が幼少の頃、私は日本を欧米諸国、とりわけ米国と「同質」の国として捉えていた。そのため、政治的にも経済的にも日本は米国と同じ政策を行っていると思っていた。しかし、大学で日本やその他の国々の文化を学ぶにつれて、日本の資本主義が米国のそれと全く異なっていることに気付いた。即ち、米国の資本...
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2006-12-26 22:43
新しい海洋立国へ「海洋基本法」を制定せよ
秋山昌廣
海洋政策研究財団会長
日本は海洋国だの海洋大国などと言われるが、はっきりとした国家戦略として、海洋で国(身)を立てようという動きはこれまでなかったように思う。第2次大戦終了後、吉田茂首相が海洋立国を意識し、大陸国ではなく海洋国たる米英との関係を重視したが、これは、両海洋国が国家の基盤として重視した自由、民主主義、貿易、...
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2006-12-25 10:57
北朝鮮問題を考えるー今こそ腰を据えてかかれ
角田勝彦
団体役員・元大使
今年もクリスマスになったが、「地には平和」の願いはいっこう達成されそうにない。日本にとって軍事的脅威になるともっとも多くの国民が見ている北朝鮮(読売・ギャラップ共同世論調査。12月16日付読売新聞)に関する6か国協議も、北京で12月18日、1年1ヶ月ぶりに再開されたものの、次回日程も決まらず休会に...
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2006-12-23 08:35
注目されるブッシュ政権の対「北」政策転換
吉田康彦
大阪経済法科大学客員教授
1年1カ月ぶりに再開された北京の6カ国協議が核問題の討議に入れず、何の進展もないまま休会入りしたことに失望感が広がっている。しかし、これは事前に十分予測されたことだ。むしろブッシュ政権が米朝直接協議に応じた点で希望を抱かせる展開となったことを歓迎すべきだ。
10月の北朝鮮の核実験と11月の...
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2006-12-21 02:05
直近未来の需給ギャップ拡大への危機管理的対応が必要では
小倉 正
アルバイト
十市さま、専門家の方みずからお答えいただきありがとうございます。確認済み埋蔵量については、シェル社の保有埋蔵量の水増し告白が2004年にあり、2005年にはマシュー・シモンズの本「Twilight in the Desert」によりサウジのガワール油田の減耗の状態が明らかにされ、今年に入ってクウェ...
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2006-12-20 15:05
嫌われるアメリカの根源をただせ
内田忠男
名古屋外国語大学教授
2006年の年の瀬にあたって、国際情勢で一番気になることは、反米・嫌米の空気が至る所に広がっていることである。本稿では、その状況を詳述するのでなく、根源について辿ってみたい。
1980年代、レーガン政権が唱えた「強いアメリカの再生」が公約通りの実を挙げ、東西の冷戦が終結して、かつてのライバ...
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2006-12-19 17:39
「東アジア共同体」論:日本はどこまで本気なのか
矢野卓也
オーバードクター
昨今「東アジア共同体」に関する議論がさかんである。「共同体」成立をめぐっては、その積極論、消極論ともに重要な論点を提示している。EUやNAFTAに代表されるような、世界規模での地域統合への動きが見られるなか、東アジア地域においては、いまだ諸般の事由から各国の足並みが揃っていないのが現状である。した...
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