国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2009-09-25 09:37

確認された米国と鳩山連立政権のズレ

鍋嶋 敬三  評論家
 鳩山由紀夫首相はオバマ米大統領との初会談(9月22日)で「信頼関係のきずなができた」と胸を張った。日米同盟の強化では一致したものの、3党連立政権合意の米軍再編・在日米軍基地見直し、地位協定改定の提起など安全保障上の課題には触れず先送りした。政権公約(マニフェスト)に「対等な日米同盟関係」「主体的な...▶続きはこちら
2009-09-24 20:10

(連載)民主党よ、国の約束は政党の約束に優越する(1)

藤井 厳喜  ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
 民主党は、国の内外への約束を破りつつある。外においては、アメリカとの沖縄の基地交渉の約束を破りつつあり、国内においては、八ツ場(やんば)ダムの約束を破りつつある。民主党政権により、日本政府への信頼は、急速に失われつつある。民主党がカン違いしているのは、国家として約束した事と、政党として約束した事の...▶続きはこちら
2009-09-21 12:31

日本も北極海利用に積極的に関与せよ

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 地球温暖化によって北極海の海氷が大幅に解け、北極海を経由して欧州とアジアを連絡する新しい航路(北極海航路)の実用化が、近年急速に注目を集めている。北極海航路には二つのルートがあり、一つはロシアのシベリア北岸を通う「北東航路」、もう一つはカナダの北岸を経由する「北西航路」である。現在のところ、北極海...▶続きはこちら
2009-09-21 01:25

ロシアの危険なカルト・ナショナリズム

河村 洋  ニュー・グローバル・アメリカ代表
 ロシアでナショナリズムが高まるにつれ、国民は強力な指導者を待望するようになっている。2008年12月13日のアル・ジャジーラは、ロシアの歴史で最も偉大な人物の投票結果について、報道している。その投票によると、1位はアレクサンドル・ネフスキーであった。13世紀にノブゴロド大公とウラジーミル大公であっ...▶続きはこちら
2009-09-19 23:37

「自立」と「自律」が世界の問題を解決する

宮崎 厚  ベンチャー企業顧問
 2年ほど前の当フォーラムの「設立20周年」記念講演で、当時の麻生外相がユーラシア大陸に「自由と繁栄の弧を築く」と述べたのは、印象的でした。その実現策に関して自分なりに思いをめぐらせて来ました。この度、日本には民主党政権が誕生し、鳩山首相の「友愛」外交に関して皆様が色々意見を書かれておられます。「友...▶続きはこちら
2009-09-18 09:28

(連載)「友愛」外交と国際協調(3)

角田 勝彦  団体役員
 実は、外交面ではさしたる変革はないかも知れない。緊密な日米関係維持については両国間に異論はない。鳩山代表はオバマとの電話会談などで新政権発足後は日米同盟を基軸としていくことを明確に伝えた。普遍的価値を共有する点でも、国民感情からしても、その方針は正しい。米国の衰退とG2時代の到来を説く者もいるが、...▶続きはこちら
2009-09-18 07:52

小沢院政と民主党の「自民党化」

杉浦正章  政治評論家
 1968年父親・左重喜亡き後、母親・みちから「どうせ政治家商売やるなら角さんのところにわらじを脱ぎなさい」と言われて、田中角栄に挨拶に来たときから、小沢一郎を知っている。容貌を見て瞬時に「こいつはものになる」と見抜いた田中の言った言葉は、「親の七光りをあてにするな。戸別訪問3万軒、辻説法5万回やり...▶続きはこちら
2009-09-17 17:46

日米地位協定への環境条項明記の要求は緊急の課題か?

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 民主・社民・国民新党の新しい連立与党は、3党連立政権合意文書に「日米地位協定の改定を提起する」と既に明記していたが、その具体的内容として、まず日米地位協定への環境条項の明記を要求する方針のようである。環境条項は、在日米軍基地内で環境汚染が起きた場合に回復義務を負わせるというものである。現行の地位協...▶続きはこちら
2009-09-17 09:47

(連載)「友愛」外交と国際協調(2)

角田 勝彦  団体役員
 さらに国連総会演説、各種サミット演説、オバマ始め各国首脳との会談などの機会に、鳩山首相がオバマの国際協調の理念を支持し、友愛の理念を敷衍することは、抽象的美辞麗句と言われても、我が国の変化を認識させ、その存在感を高めるのに役立とう。とくに、核不拡散については、我が国には「核の傘」弱体化を懸念する声...▶続きはこちら
2009-09-16 17:55

(連載)「友愛」外交と国際協調(1)

角田 勝彦  団体役員
 鳩山政権がいよいよ発足した。国民は大きな期待とともに若干ならぬ不安をもって新政権の行方を見守っている。筆者は、内政について、9月10日付寄稿「まず景気回復と雇用確保の政策継続を」で私見を表明したが、「国の大事」である外交(安全保障を含む)については、鳩山首相の9月下旬訪米など重要な国際デビューをを...▶続きはこちら
2009-09-16 07:49

地雷原を行く主要閣僚たち

杉浦正章  政治評論家
 テレビでお馴染みの“役者”がよくそろった。まるでオールスターキャストでポピュリズムの極致の様相だ。9月16日に発足する3党連立政権の顔ぶれを見れば、右から左まで、また親小沢から反小沢まで、すべてをそろえた挙党体制に、鳩山由紀夫が腐心したことが分かる。しかし主要閣僚のまさに“革命的”な信条や発言と、...▶続きはこちら
2009-09-16 07:00

マニフェストは守るのが大原則・・・だが

玉木洋  大学教授
 昨日の拙稿「マニフェストにこだわらずより良い政策を」に、若干の補足をさせていただく。いうまでもなく、マニフェストはこれを守って約束通り実行することが大原則である。それでなければ政策をマニフェストとして掲げて選挙の洗礼を受ける意味がない、というのが基本である。それは私もそう思う。「政策変更しなければ...▶続きはこちら
2009-09-15 17:10

マニフェストと君子豹変

伊藤 英成  元衆議院議員
 先の衆議院選挙は民主党の圧勝に終わった。明日には鳩山政権が発足する。
 今回の選挙では各党がマニフェスト(政権公約)を発表し、新聞各紙、テレビ、雑誌もマニフェストを極めて重視し、その解説やマニフェストの各党比較を報じた。マニフェスト選挙でもあった。

 選挙後、新聞論調やテレビでのニュースキ...▶続きはこちら
2009-09-15 10:41

マニフェストにこだわらずより良い政策を

玉木洋  大学教授
 子育て問題にせよ、経済問題にせよ、環境問題にせよ、財政問題にせよ、安保外交問題にせよ、現在の日本は非常に重要な時期を迎えている。この時期に政権交代を勝ち取った民主党の責任は非常に重い。日本の行く道を誤らぬよう、正しい政策を的確に選択し、実施していかなければならないが、その際に気になるのは、民主党の...▶続きはこちら
2009-09-14 07:35

赤字国債か増税しか出口のない鳩山「新首相」

杉浦正章  政治評論家
 早くも方向転換して赤字国債を増発するか、消費税の早期導入に踏み切るか、それともマニフェストを反故にするか。今週発足する鳩山由紀夫政権は、“売り”の内政で直ちに“祭のツケ”に直面する。経済・財政状況を分析すれば、民主党政権がいかに厳しい現実に直面しているかが分かる。これまで追い風に乗りにのって「あれ...▶続きはこちら
2009-09-14 00:54

「理系内閣出現」の報道は、皮相・浅薄な分析

吉田 康彦  大阪経済法科大学客員教授
 鳩山次期首相が東大工学部卒業後、スタンフォード大学工学部に留学するなど理科系出身、副総理で入閣予定の菅直人代表代行も東工大卒、官房長官就任予定の平野博文氏も中央大学理工学部卒、というわけで、戦後初の「本格的理系内閣の出現に注目」という記事が新聞各紙を賑わしているが、いかにも学歴社会らしい皮相的で、...▶続きはこちら
2009-09-11 07:52

(連載)この国の来し方行末(5)

野田 英二郎  元駐インド大使
 特に中韓両国の国民から、わが国は未だに充分の信頼を得ていないとすれば、日本があれほど大規模に長期間にわたって、これら両国及び東南アジア諸国に、加害者として行動したことにつき、われわれ日本国民が乏しい認識しか持っていないことの背景を考えなければならない。先ず、前記のとおり、「神国日本」が「聖戦」を遂...▶続きはこちら
2009-09-10 15:50

まず景気回復と雇用確保の政策継続を

角田 勝彦  団体役員
 鳩山民主党代表は、首相に選出された後の訪米で、国連総会及び世界20か国・地域(G20)金融サミットに出席し、米中露など列国首脳と会談する旨報じられている。中心となるテーマの一つは、難航している世界景気回復のための国際協調である。ロンドンで開かれたG20財務省・中央銀行総裁会議も、金融緩和や財政出動...▶続きはこちら
2009-09-10 10:11

(連載)この国の来し方行末(4)

野田 英二郎  元駐インド大使
 しかし、他面において、米国を頭とする連合国としては、占領行政を円滑に進める上で、日本国民の天皇崇拝の気持を無視することはできず、天皇制廃止が中国及び豪州等より、かなり強く主張されていたにも拘わらず、結論として天皇制を存続することを認めることとなり(昭和天皇の退位も求めず)、新憲法において「国民統合...▶続きはこちら
2009-09-09 09:52

(連載)この国の来し方行末(3)

野田 英二郎  元駐インド大使
 わが国が、明治年間に、日清・日露の両戦争で勝利し、更に第一次大戦での勝者となり、世界の一等国の仲間入りをしたという急速な地位の向上によって、わが国の政府及び軍は、国際的孤立も意に介しない自信過剰に陥ったのである。戦前戦中の日本の国の機構は、文字通り神格化された天皇を頂点とした組織であった。これは、...▶続きはこちら
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