国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2009-10-08 15:16

(連載)鳩山「友愛外交」の本質はなにか?(1)

藤井 厳喜  ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
 鳩山由紀夫首相の祖父、鳩山一郎首相が外交で大失敗をした歴史上の事実を紹介したいと思う。鳩山首相の愚かさのゆえに、日本は北方領土を取り戻す絶好のチャンスを失ったのである。大東亜戦争敗戦直後、首相の座を目前にしていた鳩山一郎は、占領軍に公職追放され、首相の座を吉田茂に譲った。吉田は外交官としての経験を...▶続きはこちら
2009-10-08 13:13

(連載)FーX選定問題に見る防衛政策の問題点(2)

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 F-XにF35が最適かどうかは措くとして、一般論として、武器輸出三原則を緩和しなければ、我が国が武器の多国間共同開発に参加することが妨げられることになる。これからの世界的潮流は、武器の開発は多国間がメインとなる。そのようにするのが経済的で、効率的だからである。それに日本が参加できないとなれば、武器...▶続きはこちら
2009-10-07 10:13

(連載)FーX選定問題に見る防衛政策の問題点(1)

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 迷走を続けていた航空自衛隊の次期主力戦闘機(F-X)選定問題では、日本側が強く希望していた最新鋭ステルス機F22の導入は選択肢から脱落し、開発中のマルチロール(多機能)機F35を導入する方向が固まったようである。今回のF-X選定問題が我が国の防衛政策に与える教訓について、以下に私見をいくつか述べて...▶続きはこちら
2009-10-06 07:39

公明「自民離れ」なら、自民政権復帰絶望的

杉浦正章  政治評論家
 自民党がいま一番恐れなければならないことがあるのに、総裁・谷垣禎一以下まだ気づいていない。それは公明党の自民党離れだ。既に公明党は25日投開票の参院神奈川、静岡両補欠選挙で自民党候補への推薦を見送る方針を固めた。どっちみち勝てそうもない両補選はいい。しかしこれが、9か月後の参院選の協力にまで及ぶと...▶続きはこちら
2009-10-05 12:33

鳩山内閣の補正予算見直しは、これでよいのか?

大藏 雄之助  評論家
 2009年度の補正予算見直しについて、鳩山内閣はマニフェスト実現の財源を捻出するために、10月15日までに3兆円の削減目標を立てているが、各省の執行停止事業の積み上げでは2兆円程度に留まっており、難航している。基本的には民主党のばらまき公約の誤りであり、その矛盾は来年度予算の編成でのっぴきならぬ事...▶続きはこちら
2009-10-01 07:51

参院選挙で賭に出た“天才?”小沢

杉浦 正章  政治評論家
 「天才は考えることが違う」と民主党幹事長・小沢一郎の参院選向け選挙戦術に、党内で賞賛の声が上がっているそうだ。改選数2以上の複数区に候補者を2人立てるという構想だ。時世時節で小沢も「天才」と言われるようになったかということだが、この発想は小沢オリジナルではない。田中角栄のものだ。田中は衆参両院の選...▶続きはこちら
2009-09-30 09:29

(連載)鳩山外交と「核の傘」(3)

角田 勝彦  団体役員
 より現実的なのは、「核の傘」といわゆる「核持ち込み密約」に関連する問題である。 核武装しない日本は、日米安全保障条約に基づき、米国が保有する核兵器によって日本に対する第三国からの核攻撃を抑止する。それが「核の傘」だ。なお米国は、同様の仕組みを持つ北大西洋条約機構(NATO)諸国とは、有事の際の核兵...▶続きはこちら
2009-09-29 09:28

(連載)鳩山外交と「核の傘」(2)

角田 勝彦  団体役員
 24日、オバマ自身が議長を務めた核不拡散・核軍縮に関する安保理首脳会合は「核兵器なき世界」の条件作りを目指す決議1887を全会一致で採択した。決議には核拡散防止条約(NPT)体制強化とすべての国の加盟、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効、北朝鮮やイランのルール違反への厳しい制裁が盛り込まれ...▶続きはこちら
2009-09-28 16:41

(連載)鳩山外交と「核の傘」(1)

角田 勝彦  団体役員
 鳩山首相は、米国での国際デビューを無事果たし、9月26日、笑顔で帰国した。5日間と短期間ではあったが、同首相が、国連総会、国連気候変動首脳会合(気候変動サミット)、核不拡散・核軍縮に関する安保理首脳会合、G20首脳会議(金融サミット)及び米中露を始めとする多くの各国首脳との会談などの濃密な日程を(...▶続きはこちら
2009-09-28 07:33

自民新体制苦渋のスタート

杉浦 正章  政治評論家
 「今日はどこまで行ったやら」と全く関心の持たれていなかった自民党の総裁選挙が、今日28日に行われ、ほぼ間違いなく谷垣禎一を選出する。谷垣を形容すれば“でも・しか総裁”だ。「谷垣デモしょうがない」「谷垣シカいないから・・」である。まあ自民党としては麻生太郎にこりて知性派を選ぶのだろうが、臨機応変の知...▶続きはこちら
2009-09-28 00:05

(連載)鳩山・メドベージェフ首脳会談―幻想を抱くな(2)

袴田 茂樹  青山学院大学教授
 鳩山新政権もマスコミも、領土問題の早急な進展に幻想を抱くべきではない。これは、鳩山政権で最も懸念されることでもある。というのは、鳩山首相は、領土問題に半年から1年で解決の道筋を付けると、およそ現実を無視した言葉を述べているからだ。読売の「論点」で私が指摘しているように、ロシア国内の情勢を客観的に見...▶続きはこちら
2009-09-27 00:14

(連載)鳩山・メドベージェフ首脳会談―幻想を抱くな(1)

袴田 茂樹  青山学院大学教授
 9月24日の各紙夕刊は、ニューヨークでの23日の鳩山首相とメドベージェフ大統領の首脳会談について、第1面で大きく報じた。タイトルは北方領土に関して、「現世代で解決」とか「交渉を加速」というものだ。首相が述べたことで特に重要なことは、「政治、経済を含む諸問題を『車の両輪』のように進めていく」ことを強...▶続きはこちら
2009-09-26 18:16

(連載)漂流させてはならない日米同盟関係(2)

矢野 義昭  元自衛隊幹部
 米軍が徐々に本土に撤退し上記の政策がとられれば、日米関係は防衛関係、外交面でしだいに疎遠になっていくであろう。在日米軍、特に地上部隊である沖縄の海兵隊は日本有事における米軍来援を担保するためのキーとなる存在であるが、その引き揚げが加速されれば、米国の日本有事来援に対する信頼性が低下していくことにな...▶続きはこちら
2009-09-25 19:00

(連載)漂流させてはならない日米同盟関係(1)

矢野 義昭  元自衛隊幹部
 国民の圧倒的支持を受けて民主党政権が誕生した。しかし、民主党政権はこれまで、日米同盟関係の基礎となってきた数々の日米合意の見直しにつながるような主張を展開し、マニフェストにも掲げている。米国は当然ながら、民主党政権の安保・外交政策の成り行きに注目しているであろう。日米同盟関係は今、大きな岐路に立っ...▶続きはこちら
2009-09-25 16:37

(連載)民主党よ、国の約束は政党の約束に優越する(2)

藤井 厳喜  ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
 明治政府は、徳川幕府が締結したところの不平等条約を、それが極めて不平等なものであると知りつつ、遵守し続ける事を決意した。その誠実な姿勢自体が、後の「不平等条約改定」の基礎を成したものと考える事が出来る。つまり、如何に不利な国際環境下においても、その約束を守り続けると明言した政府が、そのドラスティッ...▶続きはこちら
2009-09-25 09:37

確認された米国と鳩山連立政権のズレ

鍋嶋 敬三  評論家
 鳩山由紀夫首相はオバマ米大統領との初会談(9月22日)で「信頼関係のきずなができた」と胸を張った。日米同盟の強化では一致したものの、3党連立政権合意の米軍再編・在日米軍基地見直し、地位協定改定の提起など安全保障上の課題には触れず先送りした。政権公約(マニフェスト)に「対等な日米同盟関係」「主体的な...▶続きはこちら
2009-09-24 20:10

(連載)民主党よ、国の約束は政党の約束に優越する(1)

藤井 厳喜  ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
 民主党は、国の内外への約束を破りつつある。外においては、アメリカとの沖縄の基地交渉の約束を破りつつあり、国内においては、八ツ場(やんば)ダムの約束を破りつつある。民主党政権により、日本政府への信頼は、急速に失われつつある。民主党がカン違いしているのは、国家として約束した事と、政党として約束した事の...▶続きはこちら
2009-09-21 12:31

日本も北極海利用に積極的に関与せよ

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 地球温暖化によって北極海の海氷が大幅に解け、北極海を経由して欧州とアジアを連絡する新しい航路(北極海航路)の実用化が、近年急速に注目を集めている。北極海航路には二つのルートがあり、一つはロシアのシベリア北岸を通う「北東航路」、もう一つはカナダの北岸を経由する「北西航路」である。現在のところ、北極海...▶続きはこちら
2009-09-21 01:25

ロシアの危険なカルト・ナショナリズム

河村 洋  ニュー・グローバル・アメリカ代表
 ロシアでナショナリズムが高まるにつれ、国民は強力な指導者を待望するようになっている。2008年12月13日のアル・ジャジーラは、ロシアの歴史で最も偉大な人物の投票結果について、報道している。その投票によると、1位はアレクサンドル・ネフスキーであった。13世紀にノブゴロド大公とウラジーミル大公であっ...▶続きはこちら
2009-09-19 23:37

「自立」と「自律」が世界の問題を解決する

宮崎 厚  ベンチャー企業顧問
 2年ほど前の当フォーラムの「設立20周年」記念講演で、当時の麻生外相がユーラシア大陸に「自由と繁栄の弧を築く」と述べたのは、印象的でした。その実現策に関して自分なりに思いをめぐらせて来ました。この度、日本には民主党政権が誕生し、鳩山首相の「友愛」外交に関して皆様が色々意見を書かれておられます。「友...▶続きはこちら
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