国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2009-10-10 13:42

(連載)鳩山「友愛外交」の本質はなにか?(3)

藤井 厳喜  ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
 敵を利する外交を「友愛外交」とでも云うのであろうか?更に付け加えるならば、鳩山一郎は日本の大手水産会社から大量の政治資金を受け取っていた。つまり、北方領土交渉を棚上げしても、北方領土における漁業権だけ確保すればよい、という水産会社からの要求を、鳩山は受入れ、ソ連との安易な妥協に走ったのである。
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2009-10-09 10:03

(連載)首相はリオ五輪への支援を表明せよ(2)

角田 勝彦  団体役員
 すなわち「目に見えない政治的な動きがある」などと発言したのを、裏取引があったことを示唆したとみたブラジル側が、「IOCに正式に提訴する。発言は非常に不適切で、謝罪を求める」と強く反発したのである。これは、その後猪谷IOC副会長が、ロゲIOC会長始めリオの招致委員会会長を務めたIOCのヌズマン委員や...▶続きはこちら
2009-10-09 09:56

(連載)鳩山「友愛外交」の本質はなにか?(2)

藤井 厳喜  ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
 日米安保条約により、アメリカ軍は日本各地に基地を持ち、駐留しており、これらの状況を直接探りたいというのも、ソ連にとっての焦りを生んでいた大きな原因であろう。極東の軍事情勢をより正確に把握する為には、日本に大使館を開く事はソ連にとっても焦眉の急であった。また、日本における親ソ反米分子を焚きつけ、これ...▶続きはこちら
2009-10-09 07:43

危険!小沢の違憲まっしぐら路線

杉浦正章  政治評論家
 言論人としてチェックしておかねばならぬ問題が台頭している。民主党幹事長・小沢一郎の政治姿勢だ。議員立法の禁止、官僚答弁禁止など明らかに憲法違反の疑いがある問題を矢継ぎ早に提起し、臨時国会での法改正を進めようとしている。まさに「小沢強権政治」の本性を現しつつあるのだ。その独断的言動には“異常性”すら...▶続きはこちら
2009-10-08 15:35

(連載)首相はリオ五輪への支援を表明せよ(1)

角田 勝彦  団体役員
 10月2日、2016年夏季オリンピックの開催地としてリオが選出された。ルラ大統領は「ブラジルは二等国から一等国になった」と涙ながらに強い喜びを表明し、数十万の市民がリオを始め全国で踊り狂った。1968年にメキシコ五輪はあったが、南米では初めてのリオ五輪を支持してきた南米・アフリカ諸国からの祝意表明...▶続きはこちら
2009-10-08 15:16

(連載)鳩山「友愛外交」の本質はなにか?(1)

藤井 厳喜  ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
 鳩山由紀夫首相の祖父、鳩山一郎首相が外交で大失敗をした歴史上の事実を紹介したいと思う。鳩山首相の愚かさのゆえに、日本は北方領土を取り戻す絶好のチャンスを失ったのである。大東亜戦争敗戦直後、首相の座を目前にしていた鳩山一郎は、占領軍に公職追放され、首相の座を吉田茂に譲った。吉田は外交官としての経験を...▶続きはこちら
2009-10-08 13:13

(連載)FーX選定問題に見る防衛政策の問題点(2)

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 F-XにF35が最適かどうかは措くとして、一般論として、武器輸出三原則を緩和しなければ、我が国が武器の多国間共同開発に参加することが妨げられることになる。これからの世界的潮流は、武器の開発は多国間がメインとなる。そのようにするのが経済的で、効率的だからである。それに日本が参加できないとなれば、武器...▶続きはこちら
2009-10-07 10:13

(連載)FーX選定問題に見る防衛政策の問題点(1)

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 迷走を続けていた航空自衛隊の次期主力戦闘機(F-X)選定問題では、日本側が強く希望していた最新鋭ステルス機F22の導入は選択肢から脱落し、開発中のマルチロール(多機能)機F35を導入する方向が固まったようである。今回のF-X選定問題が我が国の防衛政策に与える教訓について、以下に私見をいくつか述べて...▶続きはこちら
2009-10-06 07:39

公明「自民離れ」なら、自民政権復帰絶望的

杉浦正章  政治評論家
 自民党がいま一番恐れなければならないことがあるのに、総裁・谷垣禎一以下まだ気づいていない。それは公明党の自民党離れだ。既に公明党は25日投開票の参院神奈川、静岡両補欠選挙で自民党候補への推薦を見送る方針を固めた。どっちみち勝てそうもない両補選はいい。しかしこれが、9か月後の参院選の協力にまで及ぶと...▶続きはこちら
2009-10-05 12:33

鳩山内閣の補正予算見直しは、これでよいのか?

大藏 雄之助  評論家
 2009年度の補正予算見直しについて、鳩山内閣はマニフェスト実現の財源を捻出するために、10月15日までに3兆円の削減目標を立てているが、各省の執行停止事業の積み上げでは2兆円程度に留まっており、難航している。基本的には民主党のばらまき公約の誤りであり、その矛盾は来年度予算の編成でのっぴきならぬ事...▶続きはこちら
2009-10-01 07:51

参院選挙で賭に出た“天才?”小沢

杉浦 正章  政治評論家
 「天才は考えることが違う」と民主党幹事長・小沢一郎の参院選向け選挙戦術に、党内で賞賛の声が上がっているそうだ。改選数2以上の複数区に候補者を2人立てるという構想だ。時世時節で小沢も「天才」と言われるようになったかということだが、この発想は小沢オリジナルではない。田中角栄のものだ。田中は衆参両院の選...▶続きはこちら
2009-09-30 09:29

(連載)鳩山外交と「核の傘」(3)

角田 勝彦  団体役員
 より現実的なのは、「核の傘」といわゆる「核持ち込み密約」に関連する問題である。 核武装しない日本は、日米安全保障条約に基づき、米国が保有する核兵器によって日本に対する第三国からの核攻撃を抑止する。それが「核の傘」だ。なお米国は、同様の仕組みを持つ北大西洋条約機構(NATO)諸国とは、有事の際の核兵...▶続きはこちら
2009-09-29 09:28

(連載)鳩山外交と「核の傘」(2)

角田 勝彦  団体役員
 24日、オバマ自身が議長を務めた核不拡散・核軍縮に関する安保理首脳会合は「核兵器なき世界」の条件作りを目指す決議1887を全会一致で採択した。決議には核拡散防止条約(NPT)体制強化とすべての国の加盟、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効、北朝鮮やイランのルール違反への厳しい制裁が盛り込まれ...▶続きはこちら
2009-09-28 16:41

(連載)鳩山外交と「核の傘」(1)

角田 勝彦  団体役員
 鳩山首相は、米国での国際デビューを無事果たし、9月26日、笑顔で帰国した。5日間と短期間ではあったが、同首相が、国連総会、国連気候変動首脳会合(気候変動サミット)、核不拡散・核軍縮に関する安保理首脳会合、G20首脳会議(金融サミット)及び米中露を始めとする多くの各国首脳との会談などの濃密な日程を(...▶続きはこちら
2009-09-28 07:33

自民新体制苦渋のスタート

杉浦 正章  政治評論家
 「今日はどこまで行ったやら」と全く関心の持たれていなかった自民党の総裁選挙が、今日28日に行われ、ほぼ間違いなく谷垣禎一を選出する。谷垣を形容すれば“でも・しか総裁”だ。「谷垣デモしょうがない」「谷垣シカいないから・・」である。まあ自民党としては麻生太郎にこりて知性派を選ぶのだろうが、臨機応変の知...▶続きはこちら
2009-09-28 00:05

(連載)鳩山・メドベージェフ首脳会談―幻想を抱くな(2)

袴田 茂樹  青山学院大学教授
 鳩山新政権もマスコミも、領土問題の早急な進展に幻想を抱くべきではない。これは、鳩山政権で最も懸念されることでもある。というのは、鳩山首相は、領土問題に半年から1年で解決の道筋を付けると、およそ現実を無視した言葉を述べているからだ。読売の「論点」で私が指摘しているように、ロシア国内の情勢を客観的に見...▶続きはこちら
2009-09-27 00:14

(連載)鳩山・メドベージェフ首脳会談―幻想を抱くな(1)

袴田 茂樹  青山学院大学教授
 9月24日の各紙夕刊は、ニューヨークでの23日の鳩山首相とメドベージェフ大統領の首脳会談について、第1面で大きく報じた。タイトルは北方領土に関して、「現世代で解決」とか「交渉を加速」というものだ。首相が述べたことで特に重要なことは、「政治、経済を含む諸問題を『車の両輪』のように進めていく」ことを強...▶続きはこちら
2009-09-26 18:16

(連載)漂流させてはならない日米同盟関係(2)

矢野 義昭  元自衛隊幹部
 米軍が徐々に本土に撤退し上記の政策がとられれば、日米関係は防衛関係、外交面でしだいに疎遠になっていくであろう。在日米軍、特に地上部隊である沖縄の海兵隊は日本有事における米軍来援を担保するためのキーとなる存在であるが、その引き揚げが加速されれば、米国の日本有事来援に対する信頼性が低下していくことにな...▶続きはこちら
2009-09-25 19:00

(連載)漂流させてはならない日米同盟関係(1)

矢野 義昭  元自衛隊幹部
 国民の圧倒的支持を受けて民主党政権が誕生した。しかし、民主党政権はこれまで、日米同盟関係の基礎となってきた数々の日米合意の見直しにつながるような主張を展開し、マニフェストにも掲げている。米国は当然ながら、民主党政権の安保・外交政策の成り行きに注目しているであろう。日米同盟関係は今、大きな岐路に立っ...▶続きはこちら
2009-09-25 16:37

(連載)民主党よ、国の約束は政党の約束に優越する(2)

藤井 厳喜  ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役
 明治政府は、徳川幕府が締結したところの不平等条約を、それが極めて不平等なものであると知りつつ、遵守し続ける事を決意した。その誠実な姿勢自体が、後の「不平等条約改定」の基礎を成したものと考える事が出来る。つまり、如何に不利な国際環境下においても、その約束を守り続けると明言した政府が、そのドラスティッ...▶続きはこちら
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