国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2014-10-23 06:43

消費増税「自民党大激論」が幕開け

杉浦 正章  政治評論家
 世の中には道理の分かる者もいるが、分からない者もいることを「目明き千人、盲(めくら)千人」というが、自民党内の消費税を巡る論議は、とりあえず目明き42人対盲70人であった。もともと10月23日に会合を予定していたのは消費増税延期派だが、これに対して悪知恵のはたらく税調会長・野田毅が若手議員を動員し...▶続きはこちら
2014-10-22 12:26

(連載1)再生エネルギーの固定価格買取制度は極めて厳しい

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)をめぐり、太陽光による電力の急増により送電設備の容量を上回ったり、周波数の乱れが生じたりして、大規模停電などの怖れがあるとして、大手電力10社のうち、中部、北陸、中国以外の7社が、受け入れを中断あるいは制限する事態となっている。これを受け経産省は、制度...▶続きはこちら
2014-10-20 05:49

小渕辞任は老舗政治家令嬢の業

杉浦 正章  政治評論家
 小渕優子の経産相辞任は本来ならよくある一過性辞任劇で幕引きとなるところだが、法相・松島みどりへのドミノ倒しが懸念され、首相・安倍晋三は政権600日余にして大きな難問を抱えるに到った。1番よい解決は松島が一身上の都合で「自発的」に辞任して、後任を早く決め、一週間で決着することだが、松島はそう簡単には...▶続きはこちら
2014-10-19 13:53

火山列島に対する備えを早急に整備すべき

船田  元  元経済企画庁長官
 去る9月27日、突然木曽の御嶽山が噴火した。紅葉シーズンで多くの登山者が集まる正午頃だったため、噴石の直撃によって、犠牲者が増えてしまった。雲仙普賢岳の火砕流災害による犠牲者数を抜いて、戦後最悪の数字になってしまった。犠牲者の方々や負傷者の方々に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げたい。

 ...▶続きはこちら
2014-10-16 09:59

(連載2)日本は常任理事国入りよりも国連安保理改革を重視せよ

河村  洋  外交評論家
 よって日本は、自国の虚栄心を満たすためのロビー活動を行うよりも、意思決定も行動もできない現在の国連安保理に何か根本的な変化を促すような提案をすべきである。私は別に常任理事国であることの利益を完全に否定するわけではない。先のスコットランド住民投票を前に、イギリスのジョン・メージャー元首相は「スコット...▶続きはこちら
2014-10-15 14:27

(連載1)日本は常任理事国入りよりも国連安保理改革を重視せよ

河村  洋  外交評論家
 小泉政権期に盛り上がった国連安全保障理事会の常任理事国入りの運動は失敗に終わったが、日本はその希望をまだ捨てていない。安倍晋三首相は9月26日の国連総会での演説で、日本は常任理事国入りを追求し続けると明言した。そうした「ネバー・ギブアップ」の姿勢は称賛するが、それが日本にとって価値のあるものなのだ...▶続きはこちら
2014-10-15 09:54

(連載2)日米防衛協力指針の中間報告について

角田 勝彦  団体役員、元大使
 集団的自衛権に関しては「日本と密接な関係にある国に対する武力攻撃が発生し、日本の武力行使が許容される場合」の日米間の協力について、7月の閣議決定の内容を「適切に反映」させると明記し、行使は可能との立場を鮮明にした。具体的な協力内容には触れず、「最終報告で詳しく説明する」と記すにとどめているが、例え...▶続きはこちら
2014-10-15 06:33

日中首脳会談は関係改善だけで大成功

杉浦 正章  政治評論家
 自民党副総裁・高村正彦が日中首脳会談について「機は熟しつつある。後は首脳の決断」と発言している。これから読み解けば、11月10、11日の北京におけるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を機会に、首相・安倍晋三と中国国家主席・習近平の会談は実現する方向だが、その内容は習の決断にかかっていると...▶続きはこちら
2014-10-14 23:13

日本は世界の成熟国家の見本を作れ

松井  啓  大学講師、元大使
 冷戦構造が崩壊した際には世界はグローバル化により安定と繁栄に向かうと期待されたが、国家間の格差、国内的には中間層の縮小、貧富の格差の拡大、若年層の失業の増大により既存政権への不満が噴出している。米、欧、中国、アジアや南米新興諸国の経済成長に陰りが見え始めている。欧米基準の民主主義と市場経済は開発途...▶続きはこちら
2014-10-14 10:30

(連載1)日米防衛協力指針の中間報告について

角田 勝彦  団体役員、元大使
 集団的自衛権の限定的行使容認を認めた7月1日の閣議決定から3ヶ月経った10月8日、日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の再改定に向けた中間報告が発表された。具体的協力内容は「最終報告で詳しく説明する」等曖昧になっており、関連法律の成立無しに協力実現ができない以上、これはむしろ当然であるが、方針...▶続きはこちら
2014-10-10 09:45

ロシアの圧力に苦しむウクライナ

小沢 一彦  桜美林大学教授
 今夏の末に、日本から南周りで、「戦時下」のウクライナ・キエフを訪ねました。ドバイ・キエフ間は、ウクライナ国際航空を利用致しましたが、やはり機中でマレーシア航空機撃墜の記憶が消えることはありませんでした。まずはキエフの街の様子ですが、中世以来、多くの民族が移動・居住する中で、地理的中心に位置しますキ...▶続きはこちら
2014-10-09 06:48

カジノの日本人利用先送りは、姑息

杉浦 正章  政治評論家
 10月8日の参院予算委審議を聞いていて、この国の政権の法解釈はどうなっているのかと首を傾げた。首相・安倍晋三が先頭に立ってカジノ導入の旗振りだ。昔の政治家はその点一本筋が通っていた。「倫理観」という筋である。後藤田正晴は法相時代「賭け麻雀自体はよくない」とごく初歩の賭け事にもクレームをつけた。それ...▶続きはこちら
2014-10-08 14:04

香港危機で貴重な機会を逸した日本

高峰 康修  岡崎研究所特別研究員
 香港の行政長官の選挙制度を、2017年から、実質的に中国政府が認めた者の立候補しか認めないように変更することに対する、学生を中心とする抗議運動「雨傘革命」の帰趨は、予断を許さない。中国政府は、ソーシャル・メディアにも工作員を侵入させる、抗議運動を孤立化させることに成功しつつあるようにも見える。そう...▶続きはこちら
2014-10-07 14:56

プーチン大統領の訪日は「日本次第」とロシア側が強調

飯島 一孝  ジャーナリスト
 今秋に予定されているプーチン露大統領の訪日は困難との見方が広がっているが、ロシア外交関係者は「年内の訪日が実現するかどうかは日本側次第だ」との見方を示した。さらに、首脳会談の前提とされる日露外相会談について「外相会談を凍結しているのは事実上日本側だ。日本が会談を提案すればロシアはすぐ行う」と述べ、...▶続きはこちら
2014-10-06 06:55

仁川大会は紛れもなく韓国の国威を下げた

杉浦 正章  政治評論家
  開催国が国威を発揚するのがスポーツの国際大会だが、仁川でのアジア大会は明らかに韓国の国威を下げた。アジア大会史に残るあまりにもずさんな運営、スポーツの戦いにふさわしくないアンフェアな判定。バドミントンで生じた「風」が象徴する疑惑の行為。まるで勝つために手段を選ばぬ手法は、韓国内にまん延する「国風...▶続きはこちら
2014-10-03 10:39

米国から外交指導力を奪う国内政治の分極化

鍋嶋 敬三  評論家
 米国の中間選挙(11月4日)が1ヶ月後に迫った。上院(定数100)の3分の1、下院の全435議席、38知事のほか市や郡、教育委員会なども含めた全土に及ぶ総選挙である。オバマ政権に対する民意が総体として示される選挙であり、中間選挙を受けて2016年大統領選挙が走り出す。政権Ⅱ期目の折り返し点に立つオ...▶続きはこちら
2014-10-03 10:20

(連載2)ウクライナを巡る森喜朗元首相のモスクワ発言に強い懸念

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 しかし、森氏は日本にはウクライナ問題に関わる資格、つまりウクライナ問題でロシアを批判する資格はないと言う。ウクライナが独立した主権国家である以上、ロシアによる力による主権侵害は、国際法上も到底許容できない。国連総会で世界の100カ国が、ロシアのクリミア併合を批判したのも、これを批判しなければ、国際...▶続きはこちら
2014-10-02 15:04

(連載1)ウクライナを巡る森喜朗元首相のモスクワ発言に強い懸念

袴田 茂樹  日本国際フォーラム評議員
 この投稿では、モスクワを訪問した森喜朗元首相のウクライナ問題に関する発言(9月9日のEU批判のスピーチ)について、私の強い懸念を述べたい。安倍首相のプーチン宛て親書を携えて訪露した森喜朗元首相がモスクワで行ったスピーチには、にわかには信じ難い内容が含まれている。9月9日、森氏はナルイシキン下院議長...▶続きはこちら
2014-10-01 06:57

解散のかの字もなく臨時国会開幕

杉浦 正章  政治評論家
案の定冒頭の代表質問は解散のかの字も出なかった。従って安倍は答弁する必要すら無かった。さすがの民主党代表・海江田万里も、維新の党共同代表・江田憲司も恥ずかしくてピント外れの解散質問などできなかったのだろう。産経などが一時は本気で今秋解散を報道したのは、そのレベルの判断能力と見れば済むことだ。テレビ評...▶続きはこちら
2014-10-01 00:03

(連載2)本腰が入るテロとの戦い

角田 勝彦  団体役員、元大使
 他方、G7(EU含む)の外相は9月25日、ニューヨークの会合後の共同声明で、「イスラム国は致命的な脅威で、壊滅させるための長期的取り組みを支持する」とするとともに、イスラム国の拠点に対する米軍などの空爆について、「イスラム国に安住の地を与えないための重要な貢献」と評価し、外国人戦闘員の流入を防ぐ対...▶続きはこちら
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