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2023-06-10 11:20
中国国内ではすでに「戦争準備」が進んでいる
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
中国は、今までは「一党独裁」として共産党の上層部の合議制によって物事が決まっていた。そのことは、常務委員会で物事が決済され、その常務委員会の派閥などが様々な意味で重要視されれいた。しかし、本年の全人代で人事が変わってから、基本的には、常務委員会も中央政治局の局員も、つまり共産党の意思決定機関のすべ...
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2023-06-07 09:58
広島サミットが残した課題、ウクライナ戦争を第二次世界大戦と比べてみる
舛添 要一
国際政治学者
広島サミットが閉幕した。被爆地広島で開かれたことで、核兵器の廃絶というテーマにも取り組むことになったG7の首脳宣言は、核兵器のない世界の実現に取り組むとし、核軍縮に関する首脳声明「広島ビジョン」を発表した。広島サミットの最大の目玉は、ウクライナのゼレンスキー大統領が広島に到来し、対面で会議に参加し...
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2023-06-06 21:40
中国に迫りくる食糧危機
赤峰 和彦
自営業
何もかも毛沢東を真似しようとしている習近平氏。1950年代に毛沢東がやろうとして失敗したある改革にとうとう手をつけました。それが中国の農村改革です。毛沢東の大躍進政策は当時3000万〜5000万人に上る餓死者を出し失敗に終わりましたが、習近平版はどうなるのでしょうか?専門家と意見交換した内容につい...
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2023-06-01 16:28
『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の呪縛
船田 元
衆議院議員
先日とある会合で、福川伸次さんの講演を聞く機会があった。元通産省の事務次官経験者で、現在は東洋大学総長を務めている。事務次官当時は日本が世界の中で輝いていた時代であり、エズラ・ボーゲル博士の『ジャパン・アズ・ナンバーワン』が記録的ベストセラーとなり、日本全体が有頂天になっていた時期でもあった。ボー...
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2023-05-31 08:48
「日本の株高」を手放しに喜んでいいのか?
赤峰 和彦
自営業
日経平均株価が19日、バブル経済崩壊後の高値を更新しました。株高の背景にあるのは、円安に再び弾みがつき、輸出企業の業績を押し上げるとの期待が高まったことにあるとされ、原材料価格の高騰を製品価格に転嫁しきれない「悪い円安」への警戒感が和らぎ、円安・株高の好循環の復活を後押ししているとの見方がでていま...
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2023-05-30 08:36
リアリズムで分析するウクライナ戦争開戦1周年
古村 治彦
愛知大学国際問題研究所客員研究員
「人間は完璧ではない、間違う」ということが国際政治の大前提である。国際関係論という学問分野の一大学派、潮流であるリアリズムはそのように考える。これを前提にして、国際関係、世界政治を分析する。リアリズムを信奉する学者がどのようにウクライナ戦争を分析しているのか。リアリズムの大家スティーヴン・M・ウ...
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2023-05-29 15:22
気候安全保障-気候変動の地政学リスク
関山 健
京都大学大学院准教授
G7広島サミットで「エネルギー安全保障、気候危機、地政学リスクを一体的に捉える」必要性が共有された。
2022年12月に改定された『国家安全保障戦略』においても、「気候変動は、人類の存在そのものに関わる安全保障上の問題」との認識が示されている。
こうした気候変動の地政学リスク...
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2023-05-26 17:13
中国の主権概念は中露枢軸の分断をもたらし得る
河村 洋
外交評論家
中国は現行の国際ルールと規範を遠慮仮借なく批判しているが、それは今日のルールに基づく世界秩序が欧米の価値観に基づいていると見做しているからである。そうした観点から、中国の政策形成者達は国家主権と国際法について特異な概念を主張し、それによって近隣諸国とは領土紛争、国際社会とは哲学論争を頻繁に抱えるこ...
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2023-05-23 12:32
日本の第3の自己変革のとき
松川 るい
参議院議員
日本は自己の生存のため何度か自己変革をしてきた。663年の白村江の戦いで唐・新羅連合軍に大敗した後、律令制と防人を置き、中央集権化と国防に取り組んだ。第二は、1868年の明治維新であり、植民地化の波に対抗すべく、鎖国政策を大転換して開国、近代化を進めた。そして、今、日本は「第三の自己変革」をすべき...
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2023-05-23 11:44
AIと付き合うにはAI以上の知性が必須
伊藤 洋
山梨大学名誉教授
「(Chat GPTに)『AIで世論操作は可能ですか?』と尋ねると、『はい、可能です』と即答してきた。『しかし、それは不正確であったり、倫理的に問題がある場合があります。AIの使用には慎重な検討が必要であり、適切な監視と規制が必要です』とも答えた。問われているのはむしろ人間の方かも知れない」(20...
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2023-05-22 16:35
G7 結束固め新興国へ関与強化
鍋嶋 敬三
評論家
先進7ヶ国(G7)首脳会議(広島サミット)は23年5月21日閉幕、その成果は国際秩序を揺るがす中国、ロシアの挑戦に対抗して自由・民主主義国陣営のG7 が結束を固め、「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国への関与を強めたことだ。日本は「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境」(国家安全保障戦略)に直面...
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2023-05-17 13:21
ヨーロッパ諸国のエネルギー政策
舛添 要一
国際政治学者
4月15日、ドイツは全ての原発を停止した。2011年3月の福島第一原発事故を受けて、当時のメルケル政権は、その時点で稼働していた17基の原発のうち、古い原発7基と事故停止中の1基を稼働停止にし、残り9基も2022年末までに段階的に廃炉にする方針を決めた。今のショルツ政権には、原発廃止をうたってきた...
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2023-05-16 17:11
岸田総理の顔とタイトル
冨田 巖
団体役員
岸田総理の顔写真で飾られた「タイム」誌。表題が「平和主義から軍事大国へ」とは、戦争を知らない戦後生まれの御党の単なる勇み足で右傾化を示す政治家への適時性の富んだ教材である。真の平和主義を貫く国家ビジョンをこのタイム誌に預かり世界の人類を代表する国造りに国政の指針とすべきタイムリーなヒットである。 ...
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2023-05-16 13:03
「グローバル・サウス」主要国ブラジルの重要性はフランスなど蹴散らしてしまう
古村 治彦
愛知大学国際問題研究所客員研究員
最近の中国をめぐる動きとして重要なのは、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の訪中とブラジルのルイス・イグナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ大統領の訪中が続けて実施されたことだ。日本のメディアではフランスのマクロン大統領訪中が大きく取り上げられたが、より重要なのはブラジルのルラ大統領の訪中だ。フランスの...
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2023-05-16 11:24
北朝鮮への「人道」支援は可能なのか
荒木 和博
特定失踪者問題調査会代表
救う会・家族会・拉致議連の代表が、さる5月はじめの訪米の日程を終え帰国しました。それぞれ忙しい中誠にご苦労様でした。さてしかし、今回米国側に理解を求めたという「親世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の一括帰国が実現するなら、我が国が北朝鮮に人道支援を行うことに反対しない」という救う会・家族会の運動...
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2023-05-01 17:12
高く評価されるユン韓国大統領の事実上の「核共有」戦略
加藤 成一
外交評論家 (元弁護士)
ユン韓国大統領とバイデン米大統領は4月26日ホワイトハウスで会談し、北朝鮮の核攻撃に対し「米国の核兵器を含め、米韓で迅速かつ断固とした対応をとる」ことで合意した。
米韓両首脳は、韓国を北朝鮮の核攻撃から守るため、拡大核抑止の強化を具体化した共同文書「ワシントン宣言」を発表した。バイデン大統領は、...
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2023-04-21 08:50
岸田文雄首相に対する爆発物を投げつける行為は決して許されない迷惑行為
猪野 亨
弁護士
岸田総理が遊説中、爆発物を投げつけられるという事件がありました。和歌山1区という激戦という中で起きた事件であり、選挙妨害そのものです。容疑者は今なお黙秘を続けているようであり、その動機は不明です。暴力行為自体が許されないのは当然ですが、選挙妨害が動機であるならばなおさら許されない行為です。
...
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2023-04-18 16:16
バイデン大統領キーウ訪問後のアメリカのウクライナ政策
河村 洋
外交評論家
ジョセフ・バイデン米大統領は2月20日に遂にキーウ訪問を敢行し、アメリカが確固としてロシアの侵略からウクライナを支援することを示した。続くワルシャワ訪問でバイデン氏は「ウクライナでロシアの勝利は決してなく、旧帝国復活の夢は頓挫する運命にある」と重ねて強調した。バイデン政権は既にアントニー・ブリンケン...
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2023-04-17 23:10
黒田日銀総裁は不都合な事実は無視して退任
中村 仁
元全国紙記者
黒田日銀総裁の退任は異例づくめになりました。先進国最長の異次元金融緩和、10年という在任期間の長さ、実質経済成長率の先進国最下位転落、他国に例をみない桁違いの国債保有残高、出口政策に背を向けた去り際といい、これほど議論を呼んだ総裁は日銀初でしょう。花束を手に日銀本店を去る映像を拝見していますと、手...
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2023-04-07 05:02
世界トップクラスの日本国海上自衛隊の実力
加藤 成一
外交評論家 (元弁護士)
長期化する核保有国ロシアによる帝国主義的な国際法違反のウクライナ侵略、アジア太平洋地域の覇権を米国から奪おうと目論む核保有国中国による南シナ海、東シナ海、西太平洋への際限なき海洋進出、日本に照準を合わせる核保有国北朝鮮による潜水艦等発射型核ミサイル開発など、日本をめぐる安全保障環境は悪化の一途であ...
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