国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百花斉放」
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2022-03-19 21:05

(連載2)ウクライナ侵略の教訓・抑止力なき国は侵略される

加藤 成一 外交評論家(元弁護士)
 核不拡散条約第10条は異常な事態が発生し自国の存立が危機に陥った場合の「脱退」を認めている。今後、日本がいかなる安全保障環境のもとにおいても、国是とされる「非核三原則」を何が何でも順守して肝心の国が滅びれば、本末転倒である。 
  
 今回のロシアによるウクライナ侵略に関して、共産党・志位委員...▶続きはこちら
2022-03-18 14:03

(連載1)ウクライナ侵略の教訓・抑止力なき国は侵略される

加藤 成一 外交評論家(元弁護士)
 プーチン大統領による「核恫喝」(3月1日付e-論壇「百花斉放」掲載拙稿『ロシアの「核恫喝」を許してはならぬ」参照)が功を奏し、米国のバイデン大統領やNATO諸国は、「第三次世界大戦」を恐れ、ウクライナに対する軍事介入や軍事支援を躊躇している。米国は1994年の「ブタペスト覚書」でウクライナの核放棄...▶続きはこちら
2022-03-17 20:12

(連載3)プーチンに対峙するにあたって

松川 るい 参議院議員
 大国は自国の隣接する場所に敵対勢力を置きたくないというのは地政学的な要請で不変だと思う。したがって、このロシアの懸念を解消できない限り常に紛争の種を残すことになる。"democracy fights in anger"に沿えば、相手(ロシア)を徹底的に罰そうという衝動から、「合意」を拒みたくなるか...▶続きはこちら
2022-03-16 20:09

(連載2)プーチンに対峙するにあたって

松川 るい 参議院議員
 まさかウクライナ侵攻はしないだろう、という予想は外れた。ウクライナのNATO加盟を当面阻止するために軍事侵略は必要なかったが2月24日にあっさり国境を越えて侵攻した(すでに国境を取り囲んだ時点でNATO加盟の見込みはなかった。加入させた途端にロシアと紛争になる国をほいほい入れるほどNATOはお人よ...▶続きはこちら
2022-03-15 21:00

(連載1)プーチンに対峙するにあたって

松川 るい 参議院議員
 「”Democracy fights in anger”(民主主義国は怒りに駆られて戦う) by ジョージ・ケナン」。ウクライナの戦いに呼応して、日本含め「自由民主主義陣営」の国々が日々結束を強める変化にここ数日ずっと、あの米ソ冷戦の封じ込め作戦の立案者であるジョージ・ケナンの有名なフレーズが頭の...▶続きはこちら
2022-03-15 14:45

非道な力の信奉者にどう対抗するか

角田 英明 鐘紡株式会社元社員、日本国際政治学会会員
 プーチン大統領は、独善的で歪んだ歴史観に基づく野望を抱く、迷妄に取り憑かれた極悪非道な力の信奉者に成り果ててしまった。プーチンには、もはや外交、国際政治における合理的思考が通用しないことは言うまでもなく、また仮にプーチンの違法行為につき国際司法裁判所、国際刑事裁判所の判決を得られたにしても、中国同...▶続きはこちら
2022-03-12 21:11

ロシアの対ウクライナ侵略戦争に関する基本的課題

橋本 宏 元駐シンガポール大使
 国際政治・経済・社会・安全保障問題の学者・研究者は、ロシアの対ウクライナ侵略戦争を巡る基本的な以下の二つの基本的課題について、認識を共有すべきです。 
 
 第1に、今後の国際新秩序のあり方については、どのように多くの欠陥があろうとも、現国連体制を離れた議論には現実性がないことです。これから、...▶続きはこちら
2022-03-10 13:12

プーチン大統領の目論見

古閑 比斗志 医師
 CIA長官が米国議会で述べていたが、プーチン大統領の意志はかたい。ウクライナ侵攻を止める気はないであろう。なぜ、彼がこれほどにまで強硬な姿勢でウクライナを侵略し続けるのかについては専門家の間でも諸説あり、様々な分析が行われているようだ。多数説は、その動機付けを彼の偏ったロシア史・近現代史観に求めて...▶続きはこちら
2022-03-09 11:51

(連載2)中国の台湾侵攻の可能性はむしろ下がった

加藤 成一 外交評論家(元弁護士)
 中国は、台湾統一を悲願としており、今回のロシアによるウクライナ侵攻を注意深く見ている。ロシア軍の作戦の巧拙、国際社会の反応、経済制裁の効果、ロシア国内の世論の動向などを慎重に分析しているに違いない。現代において、これほどの重武装国同士の本格的な軍事衝突は例がなく、ロシア軍が戦線を広げすぎ補給等の問...▶続きはこちら
2022-03-08 22:14

(連載1)中国の台湾侵攻の可能性はむしろ下がった

加藤 成一 外交評論家(元弁護士)
 2月24日に侵攻を開始したロシアによる「ウクライナ戦争」は、ウクライナ側の予想外の抵抗により、ロシア側の作戦遂行は必ずしも順調ではないようである。3月8日現在、ウクライナの首都キエフはウクライナ軍及び市民の抵抗によりロシア軍の攻撃から死守されている。 
  
 当初、ロシアのプーチン大統領は、...▶続きはこちら
2022-03-08 20:31

バイデンの総花的な一般教書演説で語られなかったこと

古村 治彦 愛知大学国際問題研究所客員研究員
 2022年3月1日にジョー・バイデン大統領が一般教書演説を行った。1年間の成果を誇る演説であったが、全体的に総花的で空元気の演説だった。議場にいる連邦議員たち、特に民主党所属の議員たちは何でもかんでも立ち上がって、やけのやんぱちで拍手をするものだから、バイデンとの呼吸が合わずに、バイデンはとてもや...▶続きはこちら
2022-03-05 18:13

(連載2)ウクライナ戦争に伴う民主主義の「全般的危機」

葛飾 西山 元教員・フリーライター
 かつてイラクのフセインが1990年8月にクウェートに侵攻・占領した際、アメリカが多国籍軍を組織したのは1991年1月で、約半年後のことであった。日中戦争は第二次世界大戦にリンクするまでは5年かかった。フランス領インドシナを日本が占領してもイギリス・アメリカとの戦端は開かれなかった。今回も、最短でも...▶続きはこちら
2022-03-04 13:41

(連載1)ウクライナ戦争に伴う民主主義の「全般的危機」

葛飾 西山 元教員・フリーライター
 連日の猛攻を受け、ウクライナの南部の都市ヘルソンが陥落との情報だ出始めている。攻撃に際してはロシア軍は社会インフラへの攻撃も本格化しており、軍民見境なく抵抗する者は殺戮する構えの模様だ。民間施設やマンションにミサイルが着弾する映像を目にすると絶望感にさいなまれる。CNN情報では武装勢力が新たな市政...▶続きはこちら
2022-03-03 12:26

ウクライナの今後の戦術的展開と欧米諸国の支援

葛飾 西山 元教員・フリーライター
 ウクライナの首都=キエフがロシアの攻撃にさらされている状況の中で、ロシアを経済的に後援している中国の抗日戦争の歴史がウクライナの今後の戦術の参考になるかもしれないのは、あまりにも皮肉だ。だが悠長なことは言っていられない。 
  
 まずロシアがキエフを占領した場合、占領を維持し続けなければなら...▶続きはこちら
2022-03-02 14:30

(連載2)ロシアの「核恫喝」を許してはならぬ

加藤 成一 外交評論家(元弁護士)
 米国およびNATOがこのようなリスクを取った決意と覚悟を示さなければ、プーチン大統領の「核恫喝」をやめさせることはできない。しかし、自由・民主主義陣営のリーダーである米国には「強い指導者」がいるとは言い難い。バイデン大統領の外交手腕は米国の本来の強さを損なっているとも取れるものだ。 
  
 ...▶続きはこちら
2022-03-01 20:03

(連載1)ロシアの「核恫喝」を許してはならぬ

加藤 成一 外交評論家(元弁護士)
 ロシア・プーチン大統領の指令により、ロシア軍は2月24日、ウクライナ全土に対して国際法違反の軍事侵攻を開始した。しかし、その後、ウクライナ軍の抵抗が予想以上に強く、ロシア側の被害が拡大し、進軍の速度が当初の計画よりも遅れているとの海外情報も流れている。現に、2月27日ウクライナ国防省高官は、ロシア...▶続きはこちら
2022-02-25 12:15

ウクライナ戦争が「民主主義」国家・日本に突き付ける刃

葛飾 西山 元教員・フリーライター
 1938年、ドイツのヒトラー総統はチェコスロバキアの虐げられたドイツ系住民を保護するためにズデーテン地方を併合した。このときイギリスのチェンバレン首相は戦争回避の方針からミュンヘン会議でこれを容認した。1939年、さらにドイツがチェコスロバキアを併合した際、非難声明は出したがこれを「最後のプレゼン...▶続きはこちら
2022-02-24 10:55

(連載2)核を放棄したウクライナの悲劇

加藤 成一 外交評論家(元弁護士)
 今後、ウクライナがロシアの侵略から主権と領土と国民を守るために、筆者は二つの対応策を考えている。第一は、永世中立国スイスのような、ウクライナの「永世中立化」である。これはロシアにとっても安全保障上有益であろう。国連が関与し、米英ロ独仏中を含む関係諸国が、ウクライナの永世中立を保障し承認する「永世中...▶続きはこちら
2022-02-23 23:48

(連載1)核を放棄したウクライナの悲劇

加藤 成一 外交評論家(元弁護士)
 ロシアのプーチン大統領は、2月21日旧ソ連領であったウクライナの東部の一部を実効支配する親ロシア派武装勢力「ドネック人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を一方的に国家承認する大統領令に署名した。プーチン氏は両「共和国」からの要請という形で、ロシア軍を「平和維持部隊」の名目で親ロシア派支配地...▶続きはこちら
2022-02-22 22:42

ワクチン推進政策とそのハレーション

宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト
 コロナウイルス禍になって2020年からすでに3年目に入っている。日本に「ダイヤモンドプリンセス号」を通じて日本にコロナウイルスの問題が(ウイルスではない)入ってきてちょうど2年くらいたったということになる。この間、初めのうちは「人流を断つ」つまり、人と人の接触を極力少なくするという対策に出た。今か...▶続きはこちら
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総論稿数:5190本
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